Tokyo Wish List ―さりげなく大胆に。クリスマス気分を盛り上げるアイテム―

今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」。早いもので今年も気が付けばもう12月。年末のムードも相まってか、いくつになっても心が躍ってしまうのがこのシーズンではないだろうか。そこで今回は、間近にせまるクリスマスの気分を味わうことができるアイテムをピックアップ。コンパクトな部屋でも飾ることができるクリスマスツリーや、ホリデーシーズンにぴったりな香りも。特別な気分になってしまう、この時季のムードを五感すべてで楽しんで。

NICK WHITE

ステッカーで飾り付けるクリスマスツリー

東京は南青山のマンションの一角にある、個性的なアートやインテリアをセレクトするショップ「ニックホワイト(NICK WHITE)」。こちらのショップオリジナルで展開されるシーズングリーティングには、スケートボードでトリックを決めるサンタクロースのグラフィックの裏に「WE WISH U A MERRY CHRISTMAS / A HAPPY NEW YEAR」のメッセージカードと一緒に、クリスマスツリーのポスターとオーナメントのステッカーが封入されている。そのクリスマスツリーのポスターには同封されたシルバーのオーナメントのシールを貼ることで、あなただけの2Dクリスマスツリーを作ることができるのだ。しかもこのオーナメントシールは、オーナメントの形通りに剥がれるのではなく、ランダムにカッティングされているので、予想外のひねりが効いているのもユニークな仕掛けだ。甘くなりがちなクリスマスのムードをアートで彩ってみては。

ニックホワイト 03-3407-3110

ROTOTO

ほっこりと温かく、そして美しい

クリスマスといえば、靴下は欠かせない。そんないわゆるプレゼントを入れるようなクリスマスストッキングではないけれど、その情景を連想させてくれる、冬らしい織り柄がすてきなローゲージソックスが登場。
手掛けたのは、ソックスを中心としたニットアイテムをリリースする「ロトト(ROTOTO)」。同ブランドは、江戸時代初期より織物の生産地として栄えた奈良県の広陵町を中心としたエリアで、今もメイド・イン・ジャパンにこだわって靴下を編んでリリースしている。そして、現代のライフスタイルにフィットした、日本のものづくりを続けている。
その「ロトト」が長年作りたかったという総柄のジャガード編みのソックスは、場所によって異なる繊細な柄が複雑に組み合わされているのが特徴。また、内側に糸の端を残すことなく、裏返しても凛としたその美しさを保つ姿は、職人の心意気を感じさせてくれる。あなたの足元に、クリスマスの思い出の温もりを取り入れてみては。

ロトト ショールーム 03-6271-1638

Danlow

暖炉の前で過ごすかのような温もりの時間を

日本の家では、なかなか見かけることのない暖炉。しかし、パチパチと弾ける薪の音を聞きながら、揺らぎ続ける炎を見つめれば、どれだけ時間がたっても飽きることはない冬の至福のひと時になるはず。そんな暖炉から着想を得て作られたウッド芯を用いた「ダンロウ(Danlow)」のキャンドルから、クリスマスシーズンにぴったりな香りをセレクト。
左から、サンダルウッドやカルダモン、サフラン、ホワイトリリーが混ざり合ったスモーキーかつウッディな大胆さを感じさせる、“No.29 GARTON”の香り。“No.21 SHVERPOT”は、クローブやシナモン、ローズ、アンバーが織りなす重厚でスパイシーな香りが特徴的。そして“No.15 BONEVET”は、トンカ、バニラ、ベルガモット、ホワイトフローラルやムスクが溶け合った温かみのあるロマンティックな香り。さらにウッド芯には、火をともすと暖炉の薪のように弾ける音が再現される仕掛けが施されている。火をともし目を閉じるだけで、もう気分はクリスマスムードに早変わり。

ダンロウ 03-6438-9986

Photography Erina Takahashi
Styling Norie Kurakata
Text Eri Imamura

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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