Tokyo Wish List ―質にこだわるあなたにすすめたい日本生まれのスウェット3選―

秋から春にかけてずっと着倒せるアイテムといえば、スウェットだろう。今やそのデザインやカラーも豊富で、値段もさまざま。でもせっかくなら質にはこだわりたいところ。そこでTOKION視点で今の季節にぴったりなアイテムをピックアップする「Tokyo Wish List」では、スウェットに着目。どれもしっかりと質にこだわっていて、日本生まれの3ブランドだ。あなたの好みの1着はどれですか?

LOOPWHEELER

LWが追求し続けるスウェットの最高峰

「TOKION」でもインタビュー取材を行った、鈴木諭が手掛ける「ループウィラー(LOOPWHEELER)」。1999年スタートの同ブランドは現在、日本のみならずヨーロッパやアメリカでも高い評価と支持を得ている。それは数々のコラボレーションの実績からも明らかで、その魅力はなんと言っても、超希少な旧式の吊り編み機を使って編まれた生地の着心地とシルエットの美しさ。今回セレクトしたパーカは、定番品番の“LW05”で、厚みがありながらも柔らかに仕上げられた生地が魅力。そしてスウェットは、定番品番の中でもゆったりめに設計された“LW313ちょいBigスウェット”で、ルーズなサイズ感が好きな方におすすめしたい。いずれにせよ、圧倒的な着心地は一度着たら病みつきです。

ループウィラー千駄ヶ谷 03-5414-2350

cantate

日本の高い技術力が落とし込まれた生産背景

「カンタータ(cantate)」は、デザイナーの松島紳が2015年に立ち上げたブランドで、メイド・イン・ジャパンのもの作りでスタンダードな洋服にフォーカスして展開されている。同ブランドは、スウェットはもちろんのこと、デニムパンツやシャツといった、私達の普段着に寄り添ったアイテムも高い評価を集めている。今回フォーカスしたスウェットは、フライトジャケットのディテールを採用した新作で、まるでリメイクされたような仕上がりが魅力的だ。どちらもリバースウィーブを採用し、着心地は文句なし。凝ったデザインだけども、ベーシックなルックスなので、コーディネートは考えずに着られるのも嬉しいところ。

カルネ 03-6407-1847

blurhms ROOTSTOCK

日常生活を豊かにする上質でベーシックな衣服作り

2012年に誕生した「ブラームス(blurhms)」のスタンダードラインを展開する「ブラームスルーツストック(blurhms ROOTSTOCK)」。両ラインとも、日本の職人による縫製、加工を背景に、着心地豊かでシンプルなファッションアイテムを作り続けている。その中で今回「TOKION」が注目したのは、まさにシンプル・イズ・ベストなスウェットとジップパーカ。低伸縮性ながら、着用時に最高の着心地になるように素材と編み上げにこだわっている。また光沢が出るように限界まで度詰めを行った風合いも魅力で、きれいなシルエットとともに支持を得ている。飽きのこないミニマムなデザインなので、ジャケットスタイルのインナーにも使えるはず。

ワンダリズム 03-6805-3086

Photography Erina Takahashi
Styling Takuya Raita

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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