フランク・ザッパ初の遺族公認ドキュメンタリー映画が4月22日に公開 

アメリカの作曲家、編曲家、ギタリスト、ロック・ミュージシャン、アーティストでもあったフランク・ザッパの人生に迫る、遺族公認の初のドキュメンタリー映画『ZAPPA』が4月22日に公開する。

ザッパは1960年代以降、土星人サン・ラーやエルヴィス・ プレスリー、ジョニー・キャッシュと並ぶ音楽史上最大規模のディスコグラフィを築き上げ、ビートルズやデヴィッド・ボウイ、トム・ウェイツ等、多くのミュージシャンに影響を与えた。その生涯を、何千時間にもおよぶザッパ本人が遺したアーカイヴを駆使してつづる。

アーカイヴ素材が公となるのは初めての試みで、「音楽業界のほとんどが、<音楽>ではない」「仕事じゃないんだ。ただ音楽をやればいい」等、本編でザッパが語る言葉のように、単なるミュージシャンのドキュメンタリー映画とは一線を画したアカデミックな内容と、ザッパの妥協なき精神を描いた作品になっている。

監督は『ミュータント・フリークス』(1993)を手掛けたアレックス・ウィンター。制作に5 年以上の時間を費やし、膨大な資料からザッパの知られざる人間性と創作・芸術へのアプローチを、丁寧に誠実に浮き彫りにしていく。

また、フランク・ザッパが率いたザ・マザーズが残したライヴ・アルバム『フィルモア・イースト1971年6月』の発売50周年を記念し、同時期のライヴ音源を8枚のCDに収めた 限定ボックス『ザ・マザーズ 1971』の日本盤が3月18日にリリースされる。日本盤の予約に合わせてデジタルの予約も開始。収録曲 「ウィリー・ザ・ピンプ(フィルモア・イースト1971年6月5日:ショー2)」が先行配信された。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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