アートユニット・エキソニモが 世界30都市で開催してきた「インターネットヤミ市」を800ページの書籍として出版

千房けん輔と赤岩やえによるアートユニット、エキソニモ(exonemo)が、10年にわたり、世界30都市で開催してきた「インターネットヤミ市」を1冊にまとめた『A DECADE TO DOWNLOAD – The Internet Yami-Ichi 2012-2021』が4月15日に発売する。800ページで価格は¥40,000。

「インターネットヤミ市」は、インターネットに関するものをリアルに売買するフリマイベントで、2011 年の東日本大震災の後、福岡に移住したエキソニモが結成した「100年前から続くインターネット上の秘密結社 – アイパス(IDPW)」が主催となり、世界30都市で 40回以上開催されてきた。

同書には、東京やベルリン、札幌、ブリュッセル、アムステルダム、台中、ソウル、ニューヨークをはじめ全30都市、200人以上のベンダーが参加しており、各都市により出展物の傾向が異なるため、都市とインターネットの関係を読み取れる。これまで現地、またはオンラインで開催されてきた「インターネットヤミ市」を書籍で開催するというコンセプトのもと、エキソニモにとって初の試みであった印刷物として、インターネット上の要素を紙に落とし込み、ダウンロードする感覚で読み進めることができる。

また、「インターネットヤミ市」の 10 周年を記念し、「same gallery」(東京)、「NowHere」(ニューヨーク)、「Weise7」(ベルリン)、アムステルダムの4都市で出版記念イベントを同時開催する。

■『A DECADE TO DOWNLOAD – The Internet Yami-Ichi 2012-2021』
ページ数:800ページ
価格:¥40,000

■『A DECADE TO DOWNLOAD-The Internet Yami-Ichi 2012-2021』
会期:4月15〜17日
会場:same gallery
住所:東京都品川区荏原4-6-7
時間:19:00〜21:00 ※17:00~19:00 Vip only preview (15日)、12:00〜8:00(16、17日)
入場料:無料
公式サイト:A DECADE TO DOWNLOAD PROJECT

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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