「ハンター」が湖の不要な藻を利用したサンダルを制作 デッドストックナイロンを使ったトートバッグも

「ハンター(HUNTER)」は、新作のフォームサンダルとスライド、ナイロントートバッグを発表した。4色展開のサンダル(ウィメンズのみ)と3色展開のトートバッグは4月21日に、5色展開のスライド(ウィメンズとメンズ)は5月末に発売する。

新作は、「ハンター」の環境に対するポジティブな変化を目指す継続的な活動「ハンター・プロテクト」の一環で、二酸化炭素排出量削減のための活動の1つ。

サンダルとスライドは、BLOOM社との提携により開発した、湖の不要な藻を利用し、浄水プロセスで抽出した藻類バイオマスから作られた、柔軟性に優れた植物由来のフォーム素材を用いた。湖の藻類が過剰に増殖すると、毒素を放出するとともに酸素を消費し、水中植物への日光の遮断により生態系に害を及ぼす。今回の取り組みを通して、自然の水路を浄化しつつ浄水を藻の生息地に戻し、石油由来の代用素材としてCO2の排出を抑える。なお、サンダル1足につき101Lの水を浄化し、64立方メートルの空気から二酸化炭素を削減、スライド1足につき50Lの水と31立方メートルの空気を浄化し、環境負荷を削減する。

トートバッグは、埋め立て廃棄予定だったデッドストックのナイロン、裏地にはリサイクルポリエステルを100%使用している。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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