国内外の日本人写真アーティスト7人によるアーティスト・コレクティブのインタヴュー集「Photography? End?」がバイリンガルで出版

アーティスト・コレクティブとして活動してきた薄井一議、大島成己、 オノデラユキ、 北野謙、 鈴木理策、 似鳥水禧、 濱田祐史7人の日本人写真家のインタヴュー集とカラー図版をまとめた日英併記の書籍『Photography? End? 7つのヴィジョンと7つの写真的経験』(magic hour edition)が7月1日に発売する。価格は¥3,300。

インタヴュアーはキュレーターの若山満大が担当し、インタヴューを通じて、それぞれの作家がどのように写真という媒体に出会い、制作活動をしてきたかを浮かびあがらせる。同書では、各作家に共通することや相反することをそのまま交錯させながら、現在の“写真”を考えるきっかけを与えることを目的している。

通常本とは別に限定30部で作家の制作過程で生じたプリントやフィルム、オブジェ等を同封したスペシャルエディションも発売する。価格は¥90,000で、7月1日に恵比寿の「POST」とオンラインで購入予約を受け付ける。

また、同書を記念したスペシャルエディションの展示イベントを7月1〜31日に、若山と作家達とのトークイベントを7月16日にそれぞれ開催する

「Photography? End?」は、2015 年にフランス・ エクサン=プロヴァンスで開催された写真展「Regards Croisés, Phot’ Aix 2015 Aix-en-Provence」展に出品作家として招待された鈴木理策、濱田祐史、北野謙、似鳥水禧、大島成己、薄井一議が出会ったことで、交流がスタート。2019年にモロッコ・マラケシュでの写真祭「Rencontres de la Photographie de Marrakech」において似鳥水禧による企画 「Photography? Why?」にオノデラユキを加えた他7人で参加した。2020年にはコロナ禍によって活動が制限される中、出版プロジェクトが立ち上がり、その関連イベントとしてこれまでの活動を紹介する Youtube 配信イベントを若山満大とともに開催。2021 年に 7 人の活動プロジェクト名を 「Photography? End ?」に変更し出版に至った。

■スペシャルエディション展示
会期:7月1〜31日
会場:POST
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:11:00〜19:00
休日:月曜
公式サイト:post-books.info/news/2022/7/1/exhibition/photography-end

■トークイベント
日付:7月16日
会場:POST
住所:東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
時間:18:00〜19:00(17:30より受付)
入場料:¥1,000 ※現金支払いのみ
※書籍の購入、またはスペシャルエディションの予約で参加費が無料。予約は申込時に申告。購入書籍を受付で提示
※参加は事前予約制(tsunoda@limart.netで受付)

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有