アーティストの渡辺泰子が個展「A MAP THEY COULD ALL UNDERSTAND.」を開催

アーティストの渡辺泰子が個展「A MAP THEY COULD ALL UNDERSTAND.」を新宿の「Yumiko Chiba Associates」で8月6日まで開催している。

同展ではフェルト、紙、写真、映像等、複数のメディアを使って活動する渡辺の作品の中から、折り紙の「だまし舟」をモチーフにしたハンドメイドフェルトによる作品や写真を素材とする作品等を発表。

これまで、渡辺は旅や地図を出発点として、境界や距離、移動や越境といった問題に関心を寄せ、身体的・物理的な次元と空間的・認識論的な次元が交錯する作品を手掛けてきた。極めて単純な作品の現れに複数のスケールが重層・拡張し、距離や方向の感覚がダイナミックに反転する作品群は、それ自体が「旅」の経験を結集させたような、境界や場所の動的な揺らぎと空間的な越境の可能性も感じさせる。

また、同展の開催に合わせて、7月16日に戦後日本美術史研究の神山亮子とのトークイベント「スナーク狩り後日談」も開催する。

■「A MAP THEY COULD ALL UNDERSTAND.」
会期:8月6日まで
会場:Yumiko Chiba Associates
住所:東京都新宿区西新宿4-32-6 パークグレース新宿#206
時間:12:00〜18:00
休日:日曜、月曜、祝日
入場料:無料
公式サイト:ycassociates.co.jp/

■「スナーク狩り後日談」
日付:7月16日
会場:MORETHAN BANQUET / THE KNOT TOKYO Shinjuku
住所:東京都新宿区西新宿4-31-1 THE KNOT TOKYO Shinjuku 2階
時間:16:00〜17:30
入場料:無料
※20名限定で事前予約制

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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