渋谷都市空間とXR空間が交差し拡張する都市型展覧会「AUGMENTED SITUATION D」が3月10日から開催

渋谷区を舞台にしたXR(クロスリアリティ、ARやVRの総称である)技術と従来の彫刻作品や平面作品を組み合わせたハイブリッドな国際都市型展覧会「AUGMENTED SITUATION D」が3月10日から21日まで開催される。

本展は、XR技術を用いた、渋谷区を舞台にした国際的な都市型展覧会として構想された。彫刻作品や平面作品をXR技術と組み合わせ、ヴィジュアルアーティストに留まらず、建築家やファッションデザイン、音楽家を含む9組の多彩なアーティストが参加。展覧会のフィールドを街へと広げ、さらに渋谷のカルチャーシーンを体現する横断的で多様な表現を紹介する本展は、アートとテクノロジーの融合による、ハイブリッドで拡張性のある、芸術文化の都市展開への新たな挑戦でもあります。 

ファッションデザイン領域では、倉田佳子がディレクションを担当し、小山田孝司によるスタイリングを着用したパフォーマー・牟田のどかと石川朝日がAR作品に関連したパフォーマンスを渋谷区街内で会期中に披露する。

本展は渋谷〜原宿を中心に醸成したスナップカルチャーの行為に焦点を当て、XRと紐づけた企画。日本特有のファッションを築き上げた1つの要因でもあるスナップカルチャーは、日常的な風景に刺激的なオブジェクトが現れることで、撮る/ 撮られる行為を繰り返してきた。スピーディーな新陳代謝が起きる都市において、その瞬間的な日々の蓄積は時代性を記録する1つのツールでもある。本展では、渋谷のファッションを紐解いたスタイリングをパフォーマーが着用することで日常に溶け込みつつも、スナップの行為と同じく、AR鑑賞用にカメラを向けた瞬間だけ見えるオブジェクトとしても機能する。

作品の鑑賞方法について
1.パンフレットを受け取る
CCBT会場にて、各作品のQRコードが記載されたパンフレットを受け取る。
住所:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町3-1 渋谷東武ホテル地下2階

2.STYLYアプリをインストールする
お手持ちのスマートフォンまたはタブレットで「STYLY」アプリのインストールする。

3.現地に行ってAR作品を楽しむ
パンフレットに掲載された渋谷区内(約9ヶ所)を訪れ、「STYLY」アプリからQRコードを読み込むと、都市風景にAR作品が出現する。 

<参加者> 
作家
ALTEMY(Tokyo)
ANY(NY)
God Scorpion(Tokyo)
GROUP(Tokyo)
KODAMATACHI(Tokyo)
Markus Selg(Berlin)
Simon Weckert(Berlin)
suzuko yamada architects(Tokyo)

Founder(CCBTアーティストフェロー)
Kazuhiko Asami(Project Direction)
God Scorpion(Artist / Art Direction)
Yoshidayamar(Curation / Art Direction)

Production Team(A to Z)
Chiyang Lin(Global Production Management)
Discont(Technical Direction)
Gaku Inoue(Co-Curation)
Nahoko Okuda(Visual Design)
Ryoya Fudetani(Lighting Design)
Yoshiko Kurata(Co-Curation)
Yuki Matsuoka(Technical Direction)

Body Signage performance  Team
Nodoka Muta(Performer)
Asahi Ishikawa(Perfomer)
Koji Oyamada(Stylist)
Co.2
kotohayokozawa
Munited Kingdomai YUHEI
YUNA SUZUKI
暇午後

■AUGMENTED SITUATION D
会期:2023年3月10〜21日
会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]オープンスペース、shibuya-san(渋谷フクラス1F)、その他渋谷区内点在
鑑賞時間:13:00〜19:00
休日:月曜日
参加費:無料
※AR作品観賞時にスマートフォン/タブレットアプリの「STYLY」を使用。
https://augmented-situation-d.org

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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