ニューヨークを本部とする国際的なアートプロジェクト「トレランス・ポスター展」が、「六本木アートナイト」の先行展示プログラムとして、5月23日から六本木通り沿いのアートボードで公開する。「六本木アートナイト」の会期は5月27〜28日。

同展は、2017年にグラフィックデザイナー・イラストレーターのミルコ・イリッチ(Mirko Ilić)によって設立され、現在までに40カ国 159 回の開催実績を持つ。今回は「アイ・ラブ NY」でも知られるミルトン・グレイザー(Milton Glaser)をはじめ、世界各国で活躍する著名アーティスト200人以上が手掛けたポスターを展示する。より多くのポスターを見ることができるよう、拡大コレクションを六本木交差点側のカフェバー「Common」等で公開する。

初となる日本展は、国内各地で開かれる恒例のイベントにしていきたいという考えの元、ディレクターのアヤ・コンブー(Aya Komboo)、デザイナーのマッシュ・ウォルドマン(Matthew Waldman)、慶應義塾大学メディアデザイン学科の「サムカラデザインラボ(SAMCARA Design Lab.)」によって実現した。国内ではLGBTQ やジェンダーバランスの不均衡が特に注目されているが、同展は人種、国籍、年齢、宗教等のあらゆる多様性が世界中に存在することを鑑賞者に伝える。

