Yosuke Tsuchida Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/yosuke-tsuchida/ Sat, 14 Jan 2023 06:17:42 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.2 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png Yosuke Tsuchida Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/yosuke-tsuchida/ 32 32 DYGL・秋山信樹  × アーティスト・Yosuke Tsuchida ——対談後編 2人が考える音楽カルチャーと日本の社会 https://tokion.jp/2023/01/14/dygl-nobuki-akiyama-x-yosuke-tsuchida-vol2/ Sat, 14 Jan 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=164185 DYGL・秋山信樹とアーティスト・Yosuke Tsuchidaによる対談。後編では、新作『Thirst』収録曲についてや音楽活動を通じて社会をどう変えていきたいか、を語る。

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アーティスト・Yosuke Tsuchida(左)とDYGL・秋山信樹(右)

DYGL(デイグロー)
秋山信樹(Gt./Vo.)、加地洋太朗(Ba.)、下中洋介 (Gt.) 、嘉本康平 (Dr./ Gt.) の4人組。2012年に大学のサークルで結成され、アメリカやイギリスに長期滞在しながら活動を続ける全編英詩のギターロックバンド。アルバート・ハモンドJr.(The Strokes)がプロデュースした1stアルバム『Say Goodbye to Memory Den』(2017) は、期待のインディーロックバンドとして国内外問わず多くのメディアの注目を集めた。2019年に2ndアルバム『Songs of Innocence & Experience』をリリース。約6ヵ月に及ぶ全世界 53 都市を巡るアルバムツアーを遂行し、日本のみならず北京・上海・ニューヨーク公演がチケット完売となった。2021年に3rdアルバム『A DAZE IN A HAZE』を、2022年12月に4thアルバム『Thirst』をリリース。2023年1月20日の東京公演を皮切りに12公演の日本ツアーを敢行。また、3月にはアメリカでのツアーを開催する。
https://dayglotheband.com
Twitter:@dayglotheband
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YouTube:@DYGL

YOSUKE TSUCHIDA (YOKKE)
京都府生まれ。DYGL、NOT WONK、ミツメなどのCDジャケット・デザイン / アート・ディレクションを中心に、アパレルブランドのグラフィック、ロゴ、WEBデザインなど多数手がける。並行して Faron Square、White Wear などの名義にて音楽活動も行い、10年代初頭はインディ・レーベル Cuz Me Pain を主宰の1人として運営する。USのインディー・レーベル Captured Tracks からリリースした Jesse Ruins のメンバーとして活動ののち、ロックバンド WOOMAN を結成し Kilikilivilla よりアルバム『A NAME』(2019) をリリースするなど現在も精力的に活動中。
http://yosuketsuchida.com
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DYGLのニュー・アルバム『Thirst』のリリースを記念した、バンドのフロントマン、秋山信樹とアートワークを担当したデザイナーにしてバンド・WOOMANを率いるYOKKE(ヨッケ)ことYosuke Tsuchidaとの対談。この後編では、まず『Thirst』収録曲のいくつかを2人に解説してもらった。新作における意欲的な挑戦、新たな音楽性が伝わるものになっている。やがて話は、それぞれの音楽活動を通じて社会をどう変えていきたいかという真摯な話題へと。彼らの地に足が着きながらも、ロマンティシズムをないがしろにしない言葉に耳を傾け、どうか胸を打たれてほしい。

前編はこちら

——新作『Thirst』の中でYOKKEさんが特に好きな曲は?

YOKKE:えーっと……まず思い浮かぶのは「I Wish I Could Feel」かな。デモとスタジオ録音されたもので、だいぶ印象が変わったんです。完成した音源を聴いて、ちゃんと正解が見られたというか「こういうことをやりたかったんだ」とわかった。オートチューン自体は前のアルバムでもイントロダクション的な曲で使われていたけど、今回の「I Wish I Could Feel」ではがっつり取り組みながら、トータルでうまくまとめているところが素晴らしい。このアルバムを象徴している1曲のように思います。

——今回、オートチューンはいくつかの曲で使用されていますよね。「Sandalwood」でも印象に残りました。

YOKKE:「Sandalwood」もすごい不思議なテンションの曲ですよね。ギター・ポップっぽくもあるけど、なんなんだろう? という感じ。この曲は、後半の秋山くんのヴォーカルがめちゃくちゃいいですね。枯れていて寂しげで、本当によくあんな声を出せるなと思います。あと、10曲目の「The Philosophy of the Earth」の、同じフレーズを繰り返しながらグルーヴを作っていく展開も新しいなと感じました。

——トラッド〜ネオアコ的な要素の強い「The Philosophy of the Earth」は名曲だと思います。

YOKKE:最後の「Phosphorescent / Never Wait」もすごく好きでした。2曲が繋がっている構成もおもしろいし、初期のDYGLらしさもあって。

秋山信樹(以下、秋山):この曲は結構ハッキリ僕の中でのエモ欲が出てますね(笑)。DYGLなりの解釈を目指して作りました。ちょうどこのコロナの2年間に、友達の影響でエモを再発見する機会があって。かつその流れでライヴを観に行ったANORAK!というバンドがめちゃくちゃに素晴らしくて、彼らからの影響もあると思います。切なさや寂しさを、ギターをかき鳴らしながら大きな声で歌うっていうのは、自分達が表現したいことの1つでもあるなと。この曲はそうやってたくさんのヒントをもらいながら完成させました。だから、DYGLとしての新しさを出せた曲だという手ごたえもあるし、そういう曲にDYGLらしさが残っていると感じてもらえたのも嬉しいです。

YOKKE:確かにプロミス・リングとか、1990年代後半エモの空気も感じるよね。「Salvation」のイントロもエモっぽい。あの曲(「Phosphorescent / Never Wait」)はライブだとすごいんです。スタジオ音源はある程度抑えた感じに仕上げているけど、ライブだとそれが解放されている感じでめちゃくちゃエモい。ライブで聴いてほしい曲ですね。

「好きなメンバーとおもしろい音楽を作れていることはめっちゃ幸せ」

——今回の作品はこれまで以上に音楽性の面で多彩だと感じました。

秋山:音楽的に冒険したり、創作面で遊べたりするようになったのはデカいです。たぶん俺のこだわり方のせいで、このバンドはなかなか自由に音で遊べない時期が長かったので。前作を経て自分も大きく変われたと思うし、人生的にも音楽的にも余裕ができていろんなことが楽しめるようになった。時々、こんなに穏やかな気持ちで、好きなメンバーとおもしろい音楽を作れていることを、めっちゃ幸せに思います。

YOKKE:ノイズを入れた曲なんかもあるけれど、「入れました!」という感じじゃなく、ちゃんと収まっているのがいいよね。メンバーだけの制作でそれができているのに成長を感じました。だから、バンドとしてすごくガチっとしてきたっていうかね。あと、現代的なサウンドではあるけど、トレンドに寄った感じがしない。DYGLの音楽ってすごく普遍的だと思うんです。僕が彼らのデザインを手掛ける時も、あまり時代性を帯びないものにしたいとは思っていて、特定の年代を意識させないものにしています。50年後の「ディスクユニオン」で見つけても、かっこいいと思えるものにしようって。

秋山:そうですね。「普遍性」や「タイムレス」という言葉は、1stアルバムの頃にすごく意識していたし、インタビューとかでもよく言及していたと思います。それは今も変わっていないんですけど、ただ最近はちょっと違う考え——100年後に忘れられてもいいんじゃないか——というのも思うようになって。実際、今から100年前の音楽ってごく一部しか残ってないと思うんです。しかも、日常的に触れることより、ジョージ・ガーシュインとかくらいすごい人でも100年後の今では実感がないというか、なじみのある人以外からしたら「誰?」て感じだろうし。教科書で学ぶ、みたいな距離感。もちろんビートルズみたいに感動そのままに生き残る音楽になったらそれもいいなとは思うけれど、今生きている自分にとって一番大事なのは、いまここで繋がれている人達との関係や、今どういう生き方をしているのかというスピリットだと思うんです。自分の名前や音楽そのものは残らなくても、精神性は残せるかもしれない。自分やバンドの名前……秋山とかDYGLとかは残らなくても、人と向き合った記憶とかコミュニティーで育まれた感覚とかは、目に見えない形で受け継がれていくのかもしれない。最近はそういうことを考えています。

——その通りだと思います。

秋山:あと、トレンドに向き合いまくって、めちゃくちゃ自分勝手に自分の感情というものに向き合った表現、ある種「普遍性」を目指すのとは真逆を行くもののほうが、その瞬間のリアルになるから、ある意味一番普遍的なものとして受け継がれることもあると思う。だから、普遍性については今ももちろん大事にしているんですけど、昔とはアプローチの仕方が変わってきたように思います。

YOKKE:いまの「リアル」という話で言うと、誠実さっていうか、嘘臭くないものにしたいという気持ちはあります。やっぱりストーリーは必要だし、ちゃんと地続きなものになっているかどうかをすごく考えている。そういう点でも、DYGLとは一緒に作っているという感覚で作業できるので、やりやすくて。

秋山:これまでアートワークに関しても音楽と同じぐらい興味を持って接してきたので、DYGLに関わるものはすべて自分達もちゃんと関わりながら作り上げたいんです。YOKKEさんが、そうやって相談しながら進めさせてくださっているのは本当にありがたいですよ。

YOKKE:今回は、考える段階から一緒にやったので、共同ディレクションというクレジットにしているしね。深いところで一緒に作ったという気持ちがあります。

——秋山さんの子供時代からの友人である画家、Tamao Shiraiさんの油絵をアートワークに使った理由は前編でも軽く語ってくれていましたが、Shiraiさんの絵に惹かれたポイントは?

YOKKE:最初に、Thirst=「渇き」というキーワードがあったんだよね。秋山くんとしては、今の時代のムード——コロナがあったり戦争があったりと、みんなが自由でなかったり、何かを我慢してたりする状況を「渇き」とたとえたんだと思う。潤う前の状態、みたいにも言っていたよね?

秋山:渇きという言葉の満ち足りていないというニュアンス自体はネガティブなものだけど、足りないと感じたり、欲しいと願ったりすることは、生きたいという気持ちと同義     でもあると思うんです。ゆえにすごくポジティブな気持ち、諦めていないという意味でもある。本当にもう干乾びるくらい絶望していたら、「渇いている」とさえ考えられないと思うし。『Thirst』というタイトルや各曲にもそうした両義性があるし、それをアートワークで反映したいとなった時、画面いっぱいにいろんな要素があるものがいいなとなったんです。そこで、全員でいろいろとアイデアを出し合っていく中で、僕がジャケットに使った彼女の絵を見つけて。これがいいんじゃないかなって。

YOKKE:最初はShiraiさんに新作を描いてもらおうとも思ったんだけど、今の絵を当てはめてみたら、もうこれしかないなとなったんだよね。この絵は、アルバムの内容ともすごくリンクしていると思う。カラフルでカオティックだけど、人の顔っぽいモティーフもあって人間味も感じるし、ちょっと物悲しさもある。あと少し褪せている感じも「渇き」を表現しているなって。あと、この絵は明るくも暗くもないと思うんです。その感じも『Thirst』にマッチしているなと思う。

東京も変な無駄が許されるようになればいい

——最後に、おふたりそれぞれ活動を通して、音楽カルチャーをどういうふうにしていきたいかを教えてください。

秋山:僕らはいわゆるインディー・ロックと言われる音楽をやっていて、未だにリスナーとしてもそういうサウンドが好きなんですけど、J-PopとかJ-Rockも全く嫌いじゃないんです。だから、メジャーなシーンもなくなってほしくない。いろんな人といろんな音楽が共存していることが一番ヘルシーだと思ってます。でも、日本では普通に生活していて、いろいろなタイプの音楽や表現に出会うきっかけが少ない気がしますね。広告代理店の手の入った、わかりやすいものばかり。東京ですら音楽やアートと出会うキッカケなしに大人になる人って結構いる感じがあって、地方だと余計にそうなんじゃないかな。単純に家の近所にレコード屋さんがなかったり、ライブハウスがなかったりすることで、自分に必要な音楽やアートと出会えなかった人、たくさんいる気がします。だからすべての地域に文化的な場所があったり、コミュニティがあったりってするってまじで大事だと思う。もし何かの機会にインディーロックに 触れていたら誰よりもKing Kruleを好きになっていたような人が、そうならないまま自分の可能性に気づかず人生を過ごす、みたいなことって少なくないように感じていて。

——確かに。僕は家でよく英BBCのラジオを聴いているんですけど、誰も知らないような1980年代にポスト・パンクのスタジオ・ライブの音源が平気で流れたりするんです。そういうものに息を吸うように触れていたら、音楽への感性が自然と磨かれていくよな、そりゃあイギリスからはいつもいい音楽が出てくるよな、と思ったりします。

秋山:こないだ来日していたカナダのクラック・クラウドとかも、日本でもすでに一部の人にはすごく人気が高いと思うけれど、あれだけ素晴らしいクオリティを考えると、出会うことができたら感動する人は実際もっと多いと思う。できることなら、1億人全員に聴かせてみたいです(笑)。僕としては、もちろん自分の音楽活動自体は大切にしつつ、その上で音楽やアートの場所作りについても、考えていきたいですね。 欧米の音楽がすごいっていう話は、バンド1つ1つのすごさだけじゃなく、そういう音楽を輩出し続けられるシステムとか精神性の話でもあるので。学ぶことは本当にたくさんあります。そして今、アジアを見るとそういうエネルギーのあるコミュニティがたくさんある。一緒に何かできたら楽しそうですよね。     

YOKKE:それはずっと言っているよね。僕に関してはやや個人的な話になるのですが、インディのスタンスで音楽を一生続けられるかどうかの実験中といった感じです。昨年40歳になって、一昨年に娘が産まれたんですけど、仕事をしつつ子どもを育てながら音楽活動を続けるのは本当に大変だなと痛感しています。亮太くん(インタビュアー)はわかると思うけど、10年前に周りでやっていた人はもうほぼいないじゃない? それは仕方がないことだと思うけど、やっぱり既存の仕組みだったり、環境だったりもでかいとは思うんですよ。そこでクリエイティブが失われていくってのは本当にあるし、モチベーションが下がって、もしアイデアが浮かんでも別にアウトプットする必要はないかな、となる人はめちゃめちゃ多いと思う。そうならないようにするには、どうすればいいんだろう? とはすごく考えていて。

秋山:上の世代にいいモデルがいるかどうかで、若者の価値観も変わるかもしれませんね。

YOKKE:さらに50代になると、第一線でやられている方はもちろんいるけれど、インディペンデントでバンドを続けているという人はもっと少なくなりますよね。辞めちゃうのは単純に稼げなかったりして、周囲から反対されたりするうちにその活動を無駄だと捉えてしまうからだと思うんです。でも音楽活動があるから仕事を続けるモチベーションが維持できたり、個人の生活が豊かなものになるなら、全く無駄ではないですよね。だから何とかしてやり続けられたらいいのになって。周りに迷惑をかけてはいけない前提ですけど。音楽に限らず何かを始めたり行動したりしようとした時にマネタイズ以外の道も選べるような、もっと気軽に息ができる・表現ができる社会であってほしいなと思いますね。と、ここで言っているだけでは何も始まらないので、まずは周りのミュージシャンやバンドを自身のバンド・レーベルとは別で自分なりの手段で支援できるような、何かしらの動きができないか企画・検討しているところです。

——日本だと多くの人にとって音楽はみずから表現するものではなくて、受け手として受け取るものという意識が強いですよね。でも、バンドやったり曲を作ったりすることはもちろん、聴いたり歌ったり踊ったりすること自体が主体性のある営みなわけで。

秋山:海外にも良い面と悪い面いろいろありますが、やっぱりロンドンやLAのすごかったのは街中にアマチュアの音楽が溶け込んでることだった気がします。懐が深いというか。お酒を飲みにパブに入ったら、そこでは組み立てのバンドがライブをやってて、みたいな。 最高ですよね、リラックスしてて。別に楽しいから演奏しているだけのバンドもいれば、野心満々でやってる人もいる。いいバンドだったら何かに引っかかって売れるかもしれないし、そうじゃなくても友達や知らん人が自分の曲で踊ってくれたその一晩があれば、人生が少し豊かになりますよね。そういうランダムさとカジュアルさの中にある夢と浪漫みたいなものが、日常生活の中に確かに存在している環境には憧れます。

でも、それを日本で特に東京で作る難しさも感じていて。東京ってやっぱり地価が高くて人口も多く、「無駄」が許されない街になっている気がするんです。町が消費ベースでデザインされてるから、「用事が終わったら家に帰ってください。」っていう街のスタンスがひしひしと伝わってくる。ホームレスの人の居場所もどんどん減らされてしまってますよね、渋谷とか見てると。用のない人は帰ってください、というのは東京の姿勢だと思う。あと、日本はプロと素人の境目にやたら厳しいのもあるかもですね、海外のパブの話とか考えると。「自称ミュージシャン」を笑う感じとかね。 ロンドンやLAにもクソな部分はたくさんありましたが、大きい街なのに変な無駄があったりするのはよかったですね。昼間っからふらーっとしてる大人も結構いたりとか。あと素人音楽や素人芸術にもちゃんと良さを見出せる価値観の人達がいる。それがその社会のすごさだと思うし、そういう余地や隙間があってこそ、いい文化が生まれやすい気がします。東京には難しさを感じつつ、自分にとって大切な街でもあるので、自分達がやりたいことをここでどう表現できるかは日々考えていますね。

DYGL JAPAN TOUR 2023

JAPAN TOUR 2023
1/20 Fri 東京・O-EAST
1/21 Sat 京都・METRO
1/22 Sun 神戸・Varit
1/24 Tue 高松・TOONICE
1/25 Wed 岡山・EBISU YA PRO
1/27 Fri 広島・セカンドクラッチ
1/28 Sat 熊本・NAVARO
1/29 Sun 福岡・BEATSTATION
2/3 Fri 仙台・RENSA
2/5 Sun 札幌・SPiCE
2/9 Thu 名古屋・Electric Lady Land
2/10 Fri 大阪・CLUB QUATTRO
https://eplus.jp/sf/word/0000064909

DYGL 4thアルバム『Thirst』

■DYGL 4thアルバム『Thirst』
価格:¥2,750
1.Your Life
2.Under My Skin
3.I Wish I Could Feel 
4.Road
5.Sandalwood
6.Loaded Gun
7.Salvation
8.Dazzling
9.Euphoria
10.The Philosophy of the Earth
11.Phosphorescent / Never Wait
https://dygl.lnk.to/ThirstID

Photography Hironori Sakunaga

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「DYGLは4人が自然に集まって鳴る音が一番いい」 DYGL・秋山信樹  × アーティスト・Yosuke Tsuchida——対談前編  https://tokion.jp/2023/01/13/dygl-nobuki-akiyama-x-yosuke-tsuchida-vol1/ Fri, 13 Jan 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=164165 DYGL・秋山信樹とアーティスト・Yosuke Tsuchidaによる対談。前編では、2人の出会いから新作『Thirst』に向かうまでの変化ついて語ってもらう。

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DYGL・秋山信樹(左)とアーティスト・Yosuke Tsuchida(右)

DYGL(デイグロー)
秋山信樹(Gt./Vo.)、加地洋太朗(Ba.)、下中洋介 (Gt.) 、嘉本康平 (Dr./ Gt.) の4人組。2012年に大学のサークルで結成され、アメリカやイギリスに長期滞在しながら活動を続ける全編英詩のギターロックバンド。アルバート・ハモンドJr.(The Strokes)がプロデュースした1stアルバム『Say Goodbye to Memory Den』(2017) は、期待のインディーロックバンドとして国内外問わず多くのメディアの注目を集めた。2019年に2ndアルバム『Songs of Innocence & Experience』をリリース。約6ヵ月に及ぶ全世界 53 都市を巡るアルバムツアーを遂行し、日本のみならず北京・上海・ニューヨーク公演がチケット完売となった。2021年に3rdアルバム『A DAZE IN A HAZE』を、2022年12月に4thアルバム『Thirst』をリリース。2023年1月20日の東京公演を皮切りに12公演の日本ツアーを敢行。また、3月にはアメリカでのツアーを開催する。
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YOSUKE TSUCHIDA (YOKKE)
京都府生まれ。DYGL、NOT WONK、ミツメなどのCDジャケット・デザイン / アート・ディレクションを中心に、アパレルブランドのグラフィック、ロゴ、WEBデザインなど多数手がける。並行して Faron Square、White Wear などの名義にて音楽活動も行い、10年代初頭はインディ・レーベル Cuz Me Pain を主宰の1人として運営する。USのインディー・レーベル Captured Tracks からリリースした Jesse Ruins のメンバーとして活動ののち、ロックバンド WOOMAN を結成し Kilikilivilla よりアルバム『A NAME』(2019) をリリースするなど現在も精力的に活動中。
http://yosuketsuchida.com
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2022年12月、DYGLが4作目となるアルバム『Thirst』をリリースした。バンドにとって初となるセルフ・プロデュースで録音された同作は、アンセミックなメロディー、4ピースによるソリッドなアンサンブルといった持ち前の魅力は変わらずも、オートチューンを使ったヴォーカリゼーション、エモやポスト・ハードコアを下敷きにしたアレンジなど、そのサウンドはこれまで以上に多彩。未だ進化を続けるDYGLの現在地を強く刻んだアルバムになっている。

そんな『Thirst』のアートワークをデザインしたのが、バンドの古くからの理解者であり、これまでも幾度となくDYGLの作品を手掛けてきたYOKKE(ヨッケ)ことYosuke Tsuchida。デザイナーとしてNOT WONKやミツメ、あいみょんといった多くの音楽作品に関わってきた彼は、ミュージシャンとしても高い支持を得ており、2010年代の前半にFaron Square(ファロン・スクエア)やJesse Ruins(ジェシー・ルインズ)のメンバーとして活動。首謀者の1人であったレーベル〈Cuz Me Pain(コズ・ミー・ペイン)〉とともに、チルウェイヴ全盛のインディー・シーンで世界的な評価を得た。現在はバンドWOOMANのフロントマンであり、レーベル〈Herheads〉を主宰。積極的に若いバンドとも絡みながら、インディー・シーンを活性化している。

今回は、DYGLのフロントマン、秋山信樹とYOKKEの対談を実施。2時間を超えた対話を、前後編に分けてお届けする。まず、この前編では2人の出会いから振り返ってもらいつつ、異世代ならではの違い、さらに新作『Thirst』に向かうまでに起きた秋山の変化についてを語ってもらった。

2012年、2人の出会い

——DYGLがYOKKEさんにデザインを依頼したのは、2017年のオンリー・リアルとのツーマンライヴに合わせて制作されたスプリット・カセットからだそうですが、それ以前から両者はお知り合いだったのでしょうか?

YOKKE:知り合ったのは、それよりも前で2012年くらいかな。秋山くんが19歳ぐらいの時だと思います。当時、Rhyming SlangのSuさんとアート・ディレクターのMasatoo Hiranoさんとが一緒に渋谷エッジエンドで「Rewind Tapes」というイべントをやられてたんですね。そこで僕は準レギュラーみたいな感じで、DJをやっていて。Suさんに「バンドをやっている子だよ」と秋山くんを紹介してもらいました。

秋山信樹(以下、秋山):もともと僕らはYkiki Beat(ワイキキ・ビート)というバンドを明治学院大学のサークル内で結成して、活動していたんです。だけど、自分達が好きなインディー・ロックの話をできる友達も少なく、高校生の頃それぞれがやっていたバンドでは箱ブッキングのライブに出ても2万とか3万円ノルマをとられて、何も残らずに終わってたから、そういうのはつまんないよねと。「じゃあ、どうしようか」と話していた時に、加地(洋太朗、ベース)くんが日本にもおもしろい音楽をやっている人いるみたい、と聴かせてくれたのがYOKKEさんのFaron Squareでした。

YOKKE:ありがとうございます(笑)。

秋山:同じタイミングくらいで、僕もDJの夢さんという方がSoundCloudにあげていたミックスを聴いて、こういうサウンドが好きな人、日本にもいるんだ、と思っていたんです。そういう人と繋がったら何か知れるんじゃないかなとTwitterでメッセージを送ったんですよ。そうしたら、夢さんが僕らのライブに来てくれることになり。彼がSuさんとセキヤマユウタさん(のちにYkiki BeatのMVを監督)を連れてきてくれて。バンドのことをすごく褒めてくださって、「よかったら自分達のパーティーにおいでよ」と誘ってくれたんです。それで当時渋谷にあったEchoという場所に遊びに行って紹介してもらったのがYOKKEさんで。話していたらFaron Squareの人だとわかり、「ここも繋がってるんだ!」と驚いた。その日に他にもいろいろと出会いがあって、そこから少しずつ広がり、今に至るという感じです。

YOKKE:「Ykiki Beatってバンドをやってるんです」と言われて、その後SoundCloudで聴いたんです。宅録のザラザラした手触りのデモだったんですけど、その時点で完成されていて、すごいなと思いました。その後、「Rewind Tapes」で秋山くんの弾き語りのライブを観て、新しい世代の若者が出てきたなと感じたのを覚えてます。歌唱力もあるし、英語も上手いし、すごい人が出てきたなって思ったのが最初の印象でしたね。

——秋山さんはFaron Squareのライブを観たことがありますか?

YOKKE:いや、知り合ったくらいにFaron Squareは活動停止したので。そのあとに僕はJesse RuinsとThe Beauty(ザ・ビューティー)に参加したんですけど。

秋山:The Beautyはライブを観れなかったんですけど、Jesse Ruinsは何回かライブに行きました。知り合ってからは仲良くしていただいてましたよね。Jesse RuinsのSakumaさんやYOKKEさんとか、かっこいいバンドをやってる先輩と話せて楽しいなと思っていました。

YOKKE:俺らは俺らで「すごい後輩が出てきたな」と。Sakumaと「〈Cuz Me Pain〉にあぐらをかいてたらあかん、がんばろ」と話していました(笑)。そして、2014~2015年くらいに、〈CONDOMINIMUM〉というレーベル・コレクティヴが出てくるんですけど、そこにDYGLやBatman Winks 、Cairophenomenons、Yüksen Buyers Houseが集まっていて。

海外を意識した活動

——YOKKEさんは、〈Cuz Me Pain〉の面々と〈CONDOMINIMUM〉のバンドに世代ならではの違いを見ていましたか?

YOKKE:僕らは海外からのリリースにこだわっていて、本当にもうコンペっていうか、わかりやすくたとえるなら賞レースで勝つこと以外目指していない芸人みたいな(笑)。当時はそういうスタンスじゃないと周りからも認められない空気だった。だから、僕らの周辺は1つ突き抜けたことをしないとダメだと考えていたかな。でも、〈CONDOMINIMUM〉の子らはもっと音楽を純粋に楽しんでるし、みんなでおもしろいことをやろうとしている気がしました。

秋山:僕らも海外に憧れる気持ちはあったけれど、〈Cuz Me Pain〉の空気は僕らから見てもちょっと周りの日本の音楽シーンとはずいぶん異なっている印象でした。〈Cuz Me Pain〉のアーティストは宅録とエレクトロニック・ミュージック寄りというのはあるので、そのあたりから違うとは思うんですけど。

YOKKE:大きなポイントとして、もともと僕らはめちゃくちゃレコードを買っていてDJをやってたんですよ。まずDJがあり、その延長で音楽をやってみようとバンドを組んだりした感じなんです。そもそもバンドだけをやるという感覚はなかった。

秋山:そういうかっこよさが〈Cuz Me Pain〉にはあったと思う。だからこそ日本国内で認められるのが難しそうだなとも感じていましたけど。

——〈Cuz Me Pain〉はインディーの極北という感じで、少し近寄りがたい感じはありましたよね。

YOKKE:とがってましたね。でも、あの頃は、みんながそんな感じでしたよ。同世代のミュージシャンと全く仲悪くないのに、周りからは仲悪いという印象を持たれていたし(笑)。まぁ、僕らに関しては、地下感は常にあったと思いますけど。

秋山:それがかっこよかったんですよ。むしろ日本拠点でやっているのに、その突き詰め方はすごいと思った。今の台北やタイの若い子達のとがった感じからは本当にエネルギーを感じるんですが、〈Cuz Me Pain〉からもそういう国境を越え得るとがったムードを感じていたと思います。でも、僕らの世代はもう少しいなたくて、それによる親しみやすさ、聴きやすさのあるアーティストが多かったかもですね。ちゃんと歌ってたり。だけど、もっと表現スタイルをシャープにしないと、海外には届きにくい。それはいまでも感じています。〈Cuz Me Pain〉は最初からそこをクリアしていたし、ソロっぽい感じでやってるのに、チームで共通したスピリットがあるようにも見えた。すごく不思議なコミュニティで、かっこいいなと思っていました。

——ある種のエクストリームな表現のほうが、海外のリスナーからはキャッチされやすいというのはあると思いますね。

YOKKE:海外に向けて表現方法を思案するというよりも、もっとシンプルな考え方として普段聴いてるアーティストが聴いてビックリするようなものを作らないといけないとは思っていました。憧れてたらダメだって。それはやっぱり〈Cuz Me Pain〉のメンバーは共通意識として持っていましたね。

秋山:それは俺もすごく思います。こないだのサッカーのワールドカップの日本vsドイツ戦じゃないけど、同じ土俵に立ってるんだから、打ち負かすつもりでやったほうがいい結果になる。日本には「邦楽」と「洋楽」というくくりが未だに強くあって、その結果クリエイティヴィティを発揮しきれていない人達がいるように思います。でも、海の向こうの人達は案外気にしてなくて、聴いて良いと思えば好きだと言ってくれる。10代の頃から、その鎧みたいな感覚——洋楽とか海外のバンドを外タレとまとめる感じを、できるだけ外していきたいと思ってました。ピュアに音楽を作って、それを全部フラットに考えたいなって。

YOKKE:秋山くんは海外のバンドに負けない音楽をやるために、中学の時から英語を本格的に勉強し始めたんだよね?

秋山:そうですね。ザ・ヴューやアークティック・モンキーズを好きになった時、こんな年齢でやばいもん作ってる奴がいるなら俺もやりたいと思ったんです。ただ彼らと同じレベルの音楽をやるには、英語が上手いかどうかよりも、歌の内容で特別良いものを作るらないといけない。逆に英語は当たり前に歌える必要があると思ったんです。絶対に俺は音楽を一生やっていくと当時から決めていたし、そのためにはできるだけ早く英語そのものではなく、表現する内容について考えられるようにならなきゃいけないと。だから早くそのレベルに、スタートラインに立たなきゃいけないと思って、生活のすべてを英語に向けてましたね。

YOKKE:そこでアークティック・モンキーズをちゃんと目標にして、超えようとするのがすごいよね。僕らはわりと勝てそうなローファイな音楽を目標にしたわけだから(笑)。「アークティックは無理やろ。あんな完璧な1stアルバムを作るバンドにはなれん」という捉え方がちょっとあった。そこは大きな違いだと思う。

『Thirst』のアートワークについて

——ぼちぼち新作『Thirst』についても話していきましょう。まず、今回アルバム作品としては1stアルバムぶりにYOKKEさんにデザインを依頼した理由は?

秋山:ファーストとセカンドは海外で録音したんですけど、前作はコロナ禍もあって日本でレコーディングせざるをえなかったんです。でも、結果的にそれがバンドにいい影響を与えたこともあって、今回も同じやり方を選びました。実は、セカンドの前後は、結構バンドがガチャガチャしていて、大変だったんです。なのでコロナ自体は全くいいものではないのですが、この機会に一回ゆっくり腰を据えて生活と制作に集中できたのは、とても良かったと思う。いったん肩の荷をおろせた感じがありました。バンドの空気もとても風通しが良くなって、経験による自信もついて、今作はセルフ・プロデュースでやってみようと。思えば僕らのレコーディングは、作品を重ねるごとにより身近な作り方になってきていますね(笑)。

YOKKE:確かに。

秋山:今回、バンド結成当時に大学の部室で話しているようなノリで制作できたんです。その上でできた音をふまえると、全く会ったことのないような海外の人にミックスやマスタリングをお願いするのは難しいなと思った。じゃあ誰にやってもらうのがいいかとなった時、LAで知り合った友達のステファニー(・ローザ)がエンジニアになった話をInstagramで見たのを思い出して。実際に彼女が手がけた音源を聴いてみたら、すごくよかったので今回依頼を決めました。となると、デザインも「自分達を深く理解してくれている人がいいよね」となり、じゃあYOKKEさんだなって。さらに、ジャケットの油絵を描いたTamao Shiraiは、僕の小学校の同級生なんです。全員の顔や性格を知っているチームで仕事ができたことはすごくよかった。人として信頼できる人と自分達のアイデアを形にできるのは、本当に幸せなことだと思いました。          

YOKKE:新作の前に、『Waves』というシングルで久しぶりにDYGLとご一緒させてもらったんですけど、仕事場に来てもらって一緒に作業したんだよね。すごく楽しくやれました。やっぱり、アートワークは無限に可能性があり、正解がないものなので、ちゃんと会ってコミュニケーションして絞り込んでいくことは、すごく重要なんだなと僕も再認識して。

——では、YOKKEさんがアートワークを手掛けるにあたって『Thirst』を聴いた時の感想は?

YOKKE:最初にアルバムには収録されなかったものも含めて20曲くらいのデモを送ってもらったんですけど、これまでの作品に比べて、冷んやりしている印象を受けました。それはネガティブな意味での冷たさじゃなくて、なんかこうトーンとしての冷たさというか、すっと入ってくる温度感だなって。DYGLの音楽って熱さが魅力でもあったと思うので、変化を感じました。

秋山:僕らとしては意識的に冷たさを狙ったわけではないんです。ただ、なんて言うんだろうな……わかりやすく盛り上げる以外に、聴く人の気持ちへとアクセスする方法をもっと考えようとしたんです。改めて考えると、それまでは自分への自信のなさが、逆にわかりやすい熱さに繋がってた気もして。でも、今までと違うアプローチをすることで、より自分が聴きたい音楽になるというのは、今回の制作を経て少し見えたように思います。だから、無理していないという意味での落ち着きはありますよね。

YOKKE:表面はちょっと大人しく見えても、内なる熱さはすごく込められていると思う。

——秋山さんがアプローチを変えられたのは、さっき話してくれたバンドの空気がよくなったことも関係していますか?

秋山:あると思います。ていうか絶対あります(笑)。お互いを信頼してアイデアやプロセスを任せられるようになってきたのも、経験とコミュニケーションの蓄積かなと。昔はもっと不安になって、先回りして自分だけでやっちゃうこととかもあった。メンバーそれぞれの良いところも、昔よりずっと見えるようになりました。バンドとしてどういうことをやりたいかという話も、今は焦らずに時間をかけて話せていると思います。もちろん、今が完璧だとは思わないけれど、前よりもコミュニケーションの量は増えているし、リラックスして制作に向き合えているかなと。ちょっと前の自分達を考えると、こんなに変わるんだと驚きますよ。セカンドの頃は、本当に八方塞がりで鬱っぽくてどうしようみたいな感じだったんで(笑)。今はメンバー1人1人のコンディションもいいし、自分達が本当にやりたいことを、いろいろな選択肢の中から試してみようと思える状態になっていますね。

——制作にあたって、「今回はこういう作品にしよう」といったすり合わせはするんですか?

秋山:言葉にすることもあるけれど、あまり具体的な話で可能性を絞らないようにも気をつけてます。4人それぞれが好きなものを持ってきて、それらを合わせた時に自然になった形がDYGLだと思うから。ちょっと前はそう思えなくて、僕が指示や依頼を出すことが多かったんです。でも、自分のイメージを完璧に作り上げるのであれば、本当に自分1人でやればいいですし。TAWINGSのCony Planktonとサイド・プロジェクトのDeadbeat Paintersを始めたことも大きかったですね。DYGLにハマらない曲ができても、別でやればいいやと思えるようになったのは精神衛生的にめちゃくちゃ良かった。すごく楽になりました。DYGLは、4人が集まって自然に鳴る音が一番いい。自分は以前より少しだけ引いて、みんなの力も借りてみようと思えるようになったんです。

後編へ続く

DYGL JAPAN TOUR 2023

JAPAN TOUR 2023
1/20 Fri 東京・O-EAST
1/21 Sat 京都・METRO
1/22 Sun 神戸・Varit
1/24 Tue 高松・TOONICE
1/25 Wed 岡山・EBISU YA PRO
1/27 Fri 広島・セカンドクラッチ
1/28 Sat 熊本・NAVARO
1/29 Sun 福岡・BEATSTATION
2/3 Fri 仙台・RENSA
2/5 Sun 札幌・SPiCE
2/9 Thu 名古屋・Electric Lady Land
2/10 Fri 大阪・CLUB QUATTRO
https://eplus.jp/sf/word/0000064909

DYGL 4thアルバム『Thirst』

■DYGL 4thアルバム『Thirst』
価格:¥2,750
1.Your Life
2.Under My Skin
3.I Wish I Could Feel 
4.Road
5.Sandalwood
6.Loaded Gun
7.Salvation
8.Dazzling
9.Euphoria
10.The Philosophy of the Earth
11.Phosphorescent / Never Wait
https://dygl.lnk.to/ThirstID

Photography Hironori Sakunaga

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