Norihiko Kawai, Author at TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報 https://tokion.jp/author/norihiko-kawai/ Sun, 17 Dec 2023 06:16:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.4 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png Norihiko Kawai, Author at TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報 https://tokion.jp/author/norihiko-kawai/ 32 32 世界のクラブミュージックシーンをつなぐBoiler Roomが、オランダ・アムステルダムでフェスティバルを開催 https://tokion.jp/2023/12/17/boiler-room-world-tour-2023/ Sun, 17 Dec 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=219524 アムステルダムで開催された「Boiler Room」の様子をリポート。

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Boiler Room

Boiler Room (ボイラー・ルーム)は、壁に貼られたウェブカメラから始まり、ロンドンのアンダーグラウンド・ダンスミュージックシーンの一端を垣間見る鍵穴を開けた。

独立系ミュージック・プラットフォームである彼等は、カルチャー・キュレーターとしての才能を発揮し、超ローカルなフィジカルイベントとグローバルなオンライン配信を融合させ、クラブカルチャーをより世界に、そしてスクリーンと現実の世界をつなげてきた最初の存在だ。

設立以来、200都市で5000人以上のアーティストによる8000以上のパフォーマンスのアーカイブを制作し、月間利用者は2億8300万人以上に達しているBoiler Room(2023年12月現在)。エレクトロニックミュージックシーンへのあくなき探求心を持ち続け、新しいアーティストを発掘・サポートし、クラブミュージックシーンの縁の下の力持ちとしてなくてはならない存在となった。

日本でBoiler Roomといえば、宇川直弘率いるDommuneとのコラボレーションを行うBoiler Room Tokyoで知られている。

そのBoiler Roomが、3月末に1年を通して開催される新しいグローバル・イベント・シリーズ「Boiler Room World Tour 2023」を発表した。新たに加えられたこの企画、世界16都市で開催されており、アムステルダムも含まれていた。アジアではインドのムンバイやお隣・韓国のソウルが含まれていたが、残念ながら東京の名前は見当たらなかった。

この「Boiler Room World Tour 2023」の一環となった今回のアムステルダムでの開催。当初、11月23〜25日の開催予定だったのだが、直前になって24、25日の開催会場のライセンスが却下されたため、両日の会場変更と25日の開催分は翌日26日へと日程変更となった。Boiler Room側は変更に伴い参加できないオーディエンスに全額払い戻しをするなど対応に追われ、開催前から慌ただしい雰囲気がプレス担当者を通じて伝わってきた。

そんな状況を乗り越え開催された初日の木曜日。平日ということや開催場所がアムステルダムの隣町ザーンダムという交通の便が悪い場所だったので、混雑はしていないだろうと思ったのだが、会場周辺1kmほどの駐車スペースはすべて埋まり、道路はタクシーでごった返すなど注目の高さがうかがえた。

会場は音楽イベント複合施設HEMKADE48。ヨーロッパでよく見かける古い工場跡地を利用した場所で、キャパシティは4000人ほどとなっている。

エントランスには列ができており、会場内も外の寒さを忘れるくらい多数のオーディエンスでにぎわっていた。

この日の音楽コンセプトは、アマピアノとアフロビーツのサウンドを讃えており、シーンで輝くアーティストや注目の新星達をフィーチャーするというものだった。

会場内はRoom 1とRoom 2に分かれており、Room 1はいわゆるビッグフェスのメインフロアのたたずまいで、Room 2は中箱のような感じだった。

この初日、アマピアノやヒップホップ、ベース、アフロ、R&B、そしてディスコやハウスなどの音楽がメインということもあり、移民の多いオランダならではの、アフリカにルーツを持つオーディエンスが多い印象を受けた。

メインフロアでは主にアフロ系のハウスやアーバンミュージックが主流で、Room 2ではテクノやジャングル、ドラムンベース、ガラージ、グライム、ダブステップからヒップホップやR&B、途中フランク・オーシャン(Frank Ocean)からカシオペアのトラック等もかかり幅広い音楽が楽しめた。

そして、両フロア共にDJブース周りやフロアの前方に行くと普段のクラブよりも太いベース音(低音域)が表現されていることに気が付いた。体格差や民族性も、もちろん関係していると思うのだが、この日のオーディエンス層はこの太いベース音に異常に反応していることに気付かされた。スピーカ-周りには、若い女性から骨太の男性まで、ジャンル問わず放たれるベース音を浴びて心底気持ちの良さそうな顔をして酔いしれていた。そんな彼等と共に踊ることにより、ベース音やアフロリズムを楽しむ感覚を少し伝授されたような気持ちになった。

開催直前で会場が変更になった金曜日の代替会場は、近年のアムステルダムシーンを代表するクラブ「Lofi(ローファイ)」。アムステルダム西側のオフィスや倉庫が立ち並ぶ地域に位置するこのクラブ、比較的大きめなクラブではあるが、Boiler Roomほどの知名度を誇るフェスティバルが開催されるには少々規模が小さいのは否めない。オーガナイズサイドもそのことを理解しており、ゲストリストを削る等対応に追われていた。

24時を過ぎたあたりに会場に到着すると、いつものようにエントランスには長い列ができあがっていた。前日とは打って変わった客層で、オランダ人を中心に欧州各国のハウスやテクノ系が好きそうなオーディエンスが集っていた。

この日も2フロアで構成されており、アムステルダムで人気のあるディスコやハウス等のジャンルを中心とした選曲で超満員のフロアは半端ない盛り上がりをみせていた。

この夜に注目していたのは、地元アムステルダムのブレイクスやエクスペリメンタルに傾倒する人気アーティスト、アップサミー(upsammy)とロンドン生まれアメリカ育ち、ベルリン拠点のCCLがB2Bセットで共演する時間帯だった。サブフロアではあったが、彼女達の前に出演していたRey ColinoとFafi Abdel NourのB2Bセットがテクノやハウスを軸としたプレイで異様に盛り上がっており、フロアは後方までびっしりと埋まっていた。

その後を引き継ぎ、BPM150を超える高速のレイヴィーなトラックでセット前半を彼女達も盛り上げたが、途中からブレイクスやドラムンベース等のいわゆる4つ打ちではないトラックにかじを切ったところ、フロアから徐々に人が減っていくのがあからさまにわかる状況だった。ダブステップやドラムンベース等に端を発したベースやブレイクス系のサウンドは近年のシーンで勢いを増しているのは間違いない。だが、現行のシーンを牽引するアーティストでさえ、このような状況に陥る“非4つ打ちダンスミュージック”で踊らせることの難しさを痛感した。DJにとってフロアの雰囲気やオーディエンスの好みを読む力が重要であることが物語られた象徴的な時間帯となった。

木曜と同じく日曜の会場となったHEMKADE48。ここではドリンクやフードが売られており、購入するには会場内でのみ利用可能なトークンを買う必要があった。オランダのフェスティバルでは、ほとんどがこの方式だ。1枚ごとに買える場合もあるが、今回のトークンは5枚つづりから売られており、価格は€19.5(約3,100円)。面倒なのは使い切らないと損が出るし、微妙に足りなくても買い足すとまた5枚つづりを買わなければいけないことだ。もう少しオーディエンスへの配慮が必要ではないかと感じた。

最終日のミュージックコンセプトはハードテクノ。本来ならば土曜夜のコンテンツだったものが日曜の17時から24時までの時間帯に変更された。1000枚余りのチケットの払い戻しがあったとプレスのヘッドから伝えられていたが、会場は若いオーディエンスを中心に混みあっていた。

到着時メインステージでは地元の女性DJ アフラ(Afra)とメアリー・レイク(Mary Lake)がクールなモダンテクノを駆使し、いいグルーヴを奏でていたのだが、しつこく入るBoiler RoomのMCがオーディエンスをあおり過ぎて……個人的にはテクノの良さをかき消してしまっているように映った(笑)。

サブフロアでは7組のDJが1時間ごとにプレイしており、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」のハードテクノのブートレグ盤がかかる等、BPM160前後のハードテクノやブレイクスなどで盛り上がっていた。

メインフロアの最後に登場したのはドイツのデュオ・Brutalismus 3000。彼等がリミックスしたヒットトラック、ヤング・ハーン (YUNG HURN)の「ALLEINE(BRUTALISMUS 3000 RMX)」が流れ出すとオーディエンスは携帯で撮影しながら同時に歌詞を口ずさみ、ポップコンサートのようなシチュエーションとなった。その後も彼等のハードテクノで踊り狂うエネルギーあふれるフロアに感心しながら会場を後にした。

今回のフェスティバル、3日間を通して感じたことは、Boiler Room特有のローカルコンテンツが充実していたせいか、さまざまな人種と年齢層が入り交じり、いわゆるパーティピープルのみならず幅広い層のオーディエンスが参加し、オランダにおけるエレクトロニックミュージックの普及度の高さがうかがえた。そして、音楽的にはオランダ発祥のガバやハードダンス・ハードコア人気が影響しており、ディープな選曲ではフロアを維持するのは困難な状況で、ハードなダンストラックや高揚感をあおるディスコやハウスが圧倒的な支持を得ていた。

世界各地のローカルを巻き込み日々成長を続け、若者からコアなベテラン、一般層までをも魅了するBoiler Room。その強くはっきりとしたエレクトロニックミュージックへの熱い思いと充実したコンテンツを武器に、今後も勢いが衰えることはないだろう。

Direction Kana Miyazawa
Photography Stef van Oosterhout, Martin, Aileen, Nori
Special Thanks Chanel Kadir(Boiler Room)

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世界各国から押し寄せるオーディエンスを虜にするフェスティバル「Dekmantel Festival」を現地リポート https://tokion.jp/2023/10/21/report-dekmantel-festival-2023/ Sat, 21 Oct 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=211677 来年で通算10回目の開催を控える「Dekmantel Festival」に今回、日本からDJ NOBUと¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U (Yousuke Yukimatsu)が出演。

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2013年にオランダはアムステルダムでスタートした「Dekmantel Festival(以下、Dekmantel)」。このフェスティバルをきっかけにDekmantelの名前は急速に世界に知れ渡るようになった。

Dekmantel Festival 2023

「Dekmantel」は元々、2007年にテクノ・ハウス系のクラブパーティーとしてスタートし、アムステルダムの伝説的なクラブStudio80等で開催されてきた。創設メンバーはDekmantel Sound Systemとしてもお馴染みの3人のメンバーであったが、現在はキャスパー・ティエルローイ(Casper Tielrooij)のみが活動している。

2009年に同名でレーベル始動。2012年からは「Lente Kabinet Festival」を、そして2013年から「Dekmantel」をスタート。さらに2016年から「Dekmantel Selectors Festival」をクロアチアのリゾートエリアで開催している他、世界各地でコラボレーションイベントを展開している。東京でもクラブイベントとして、2016年に渋谷のContactで2日間にわたり開催されたこともある。

来年で通算10回目の開催を控える同フェスティバルに、今年は日本からも世界のテクノシーンで活躍するDJ NOBUと、関西のアンダーグラウンドヒーロー、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$U (Yousuke Yukimatsu)が出演するとあって、この機会に訪れてみた。

「Dekmantel」は、8月第1週目の週末にかけて5日間にわたり開催されている。元々はアムステルダム近郊のアムステルダムセ・ボス公園での野外フェスのみだったのだが、近年の都市型フェスの潮流にのり、オープニング2日間はアムステルダム市内の複数の会場を利用し、カンファレンスやクラブ・コンテンツも取り入れている。

開催初日と2日目のオープニングコンサートで最も注目を集めたのは、ジェフ・ミルズ・プレゼンツ・トゥモロー・カムズ・ザ・ハーヴェスト(Jeff Mills presents Tomorrow Comes The Harvest)だった。

『トゥモロー・カムズ・ザ・ハーヴェスト』は、テクノシーンのアイコン、ジェフ・ミルズ(Jeff Mills) が、2018年にアフロ・ビートの創始者・故トニー・アレン(Tony Allen)とベテランのキーボーディスト、ジャン=ファイ・ダリー(Jean-Phi Dary)とのコラボレーションにより、ブルーノートからリリースした完全即興の作品だ。

2020年にトニー・アレンがこの世を去ったあと、ジェフが「トゥモロー・カムズ・ザ・ハーヴェスト」のコンセプトを再構成し、ジャン=ファイ・ダリーに加え、タブラの名手プラブ・エドゥアール(Prabhu Edouard)を招き、ニュープロジェクトとして結成した。そして、今回の公演のみの編成として、トリオの3人に加え、アトランタのジャズシーンのフルート奏者ラシーダ・“ラ・フラウティスタ”・アリ(Rasheeda “Ra Flautista” Ali)も加わった。

ライヴがスタートするとジェフ・ミルズのドラムマシーンの演奏を中心にキーボード、フルート、そしてタブラが心地よく絡み合い、優しい音色ながらも大地の叫びのようなサウンドが会場全体を包み込んだ。

特に印象に残ったのが、演奏の中盤でのタブラのプラブとジェフとのセッションだった。人間技とは思えない高速のタブラにジェフがドラムマシーンで返すというシンプルなものだったが、その絶妙な駆け引きと息つく暇も与えない展開に観客は釘付けとなった。

壮大なスケールで繰り広げられたテクノ、ワールドミュージック、ジャズ、クラシックの要素を自在に操るマエストロたちの計り知れない音楽愛と完全なるインプロビゼーションにただただ圧倒された。

3日目からは、アムステルダムセ・ボス公園に会場を移して野外プログラムがスタート。広大な森の中には、計8つのステージが用意され、欧州を中心に世界各国から、テクノ、ハウス、ブレイクス系の新旧アーティストが集結した。

「Dekmantel」の象徴的なフロアだったメインステージだが、今年からはTHE LOOPというステージ名に変わり、DJブースが小さくなり、ダンスフロアを覆っていた大きな円形の屋根、そして象徴的だったタワーがなくなっていた。しかし、このフロア自慢のダンスフロアを囲むビジュアルスクリーンは健在で、暗くなると圧倒的な視覚効果でオーディエンスをトリッピーな世界に誘い、世界最高峰のファンクションワンスピーカーシステムと共に極上のダンスフロアを構築していた。

さらに音楽センスを深く知るためにセレクターズステージに足を運ぶ

「Dekmantel」といえば、その研ぎ澄まされた音楽センスの虜になっているファンも多いと思う。彼等のレーベルからのリリース作品やポッドキャストからもそのセンスの良さを知ることができるが、さらに音楽センスを深く知るには、フェスティバルでセレクターズステージに足を運んでみることをおすすめしたい。

今年も例年同様に多数の良質なミュージックセレクター(DJ)がこのステージに登場した。ブラジルのアーティスト・コレクティブで、レコード・レーベルでもあるGop Tun DJ’sのクルーや今は無きアムステルダム発オンラインラジオ局・レッドライトレディオ (RED LIGHT RADIO)の創始者でDJのOrpheu the Wizardとバルセロナの才人ジョン・タラボット(John Talabot)のB2Bセット。Dekmantelの中心人物キャスパー・ティエルローイ、そして、サイケデリックなダンスグルーヴで日本でも大人気のジェーン・フィツ(Jane Fitz)とベルリン拠点のイタリア人マルコ・シャトル (Marco Shuttle)のB2Bセット等々とエレクトロニック・ミュージック・ラバー垂涎のラインナップで、連日コアなファンを唸らせた。

日本勢にも目を向けてみると、2018年以来の参戦となったDJ NOBUの圧倒的な存在感と影響力には目を見張るものがあった。彼は今回、近年のニューヨークで絶大な影響力を誇るオーロラ・ハラール (Aurora Halal)とのB2Bセットとして、最上級のテクノフロア・UFOⅠステージに登場した。正統派なモダンテクノからアシッディーかつスぺーシーな選曲で息の合ったコンビネーションを披露し、欧州特有サウナ状態のフロアを巧みに操り、オーディエンスにテクノで踊ることの楽しさを今一度継承しているように映った。

また、DJとしての実力以外にも、彼の人間性を象徴するシーンに何度も遭遇した。バックステージや会場内のさまざまな場所で彼の元には世界各国から関係者やファンが集まっていた。そして熱心にディスカッションを行ったり、和気あいあいと戯れる姿を目の当たりにし、アーティストである前に1人の人間としてコミュニケーションを大事にしている彼のその真摯な姿勢に心を打たれた。

DJ NOBUがプレイする30分前には、個性派なテクノ系のアーティストが多く出演するUFOⅡステージに¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$Uが登場した。プレイ前に軽く挨拶をしてみたのだが、プレイに対するいい緊張感を感じられたと同時に、その場の雰囲気を十二分に察知しているように映った。一瞬で僕は彼の虜になってしまうくらい、自然体なその姿勢や立ち振る舞いに純粋なリスペクト感覚を覚えた。

プレイが始まるや自分を鼓舞するかのように全身全霊を傾けてフロアにパワーを送り込み、アナーキーな選曲ながらも何か奥深いやさしさが滲み出たDJセットを展開した。体幹に響きまくる重いベース音でぐいぐいと体を持っていかれた。プレイの途中で彼がTシャツを脱ぐと大歓声があがり、男気あふれるプレイにオーディエンスは酔いしれた。

この2人以外にも日本にルーツを持つアーティストが参戦していた。パリ生まれ、日本人の父と、スペイン人の母を持つDJ・アーティストのMika Oki。フランスで生まれ育った彼女も、今回DJセットで最終日にUFOⅡステージに出演。オウテカ(Autechre)のライブに影響を受けたというだけに、Warp系のエレクトロニカ調の曲があったり、ダブステップやレゲエ等の影響を感じさせる曲を駆使した幅広い音楽性を披露した。

プレイ後に彼女に話を聞くと来日経験が3度あり(2023年も4月に東京・幡ヶ谷のForestlimitやCIRCUS大阪等でプレイ)、日本のクラウドはきちんと集中して音楽を聴いてくれるのが素晴らしい。もっと頻繁に来日したいと気さくに話してくれた。また、現在、ヴィデオ作品やインスタレーション等、音楽のみならず美術の分野でも活動しているそうだ。

アーティスト以外にもケータリングで、日本が誇るソウルフードお好み焼き等を販売するFOODESCAPEの出店もあった。FOODESCAPEは、オランダの主要な音楽フェスにほぼ参加している。スタッフも半数くらいの割合でオランダ人が働いており、屋台の味を再現しつつ、日本とオランダのカルチャーが交流する場としても機能している。

ベルリン拠点のストリーミングスタジオHÖRのステージ

今年の「Dekmantel」でひときわ注目が高かったのがRadarステージだ。ここは2013年から2022年まで「Boiler Room」のステージとなっていたのだが、今回から新たに、ベルリン拠点のストリーミングスタジオHÖRのステージとなった。HÖRは最近ロンドンにもポップアップ・スタジオを立ち上げる等、現在、最も勢いのある配信プラットフォームだ。当然、このステージでのセットはすべてHÖRで生放送されていた。「Boiler Room」からHÖRに単に配信のプラットフォームが変わっただけでなく、ステージの作りにも大きな変化が見られた。DJブースを取り囲むように、建設現場で使われる足場がジャングルジムのような形に組まれており、お客さんはDJと同じ下のフロアで踊ることもできるし、上の段に登って、2階、3階に位置する高さから、ブースを見下ろしながら踊ることもできる。このような複数のレベルから構成されるフロアは野外フェスティバルでは珍しいのではないだろうか。

「Dekmantel」に限らず、ヨーロッパのフェスティバルの多くは、近年環境問題に積極的に取り組む姿勢を打ち出している。フェスティバルの開催がCO2排出に与える影響として、もっとも大きなものが参加者やアーティストによる航空機や自動車の利用である。もちろん、インターナショナルなアーティストを多く招いたフェスティバルで航空機の利用を減らすには限度があるが、「Dekmantel」の場合は、航空機から排出される温室効果ガスのオフセットに取り組む非営利団体と協力したり、参加者のアムステルダム市内から会場への移動に自転車を使うことを推奨したりする等して、CO2排出の削減方法を模索している。

また、「Dekmantel」を含むオランダのイベントでは、チケットに「CO2排出量をオフセットする」オプションが設けられることも増えている。これは、参加者が1ユーロをチケット代に上乗せして支払うことで、排出削減に向けた活動に寄付できるというものだ。

他にも会場内ではスタッフによるゴミ拾いも頻繁に行われており、会場内が比較的きれいに保たれていたのは好印象だった。

ちなみに、「Dekmantel」では2016年から100%再生可能なバイオ燃料でフェスティバルを開催している。

ステージ数、各ステージの規模、入場者数等、巨大なフェスティバルに感じられた「Dekmantel」。ダンスミュージックという、日本では、まだまだニッチなこのジャンルで、日本よりもはるかに人口の少ないオランダでこれだけの規模のイベントが実現できてしまうことに驚かされた。

音楽的には今後期待のできるアーティストをはじめ、ベテランから中堅まで幅広くブッキングされているので、ダンスミュージックの真髄やそのルーツを知ることができる。今年はドラムンベースやブレイクス系のサウンドに、BPMが速いレイビーなテクノが多かった印象だ。

そして今年は、土曜の夕刻から日曜にかけて、ほぼずっと雨が降り続き、気温も低く、オーディエンスは過酷な状況下で遊ぶことを強いられていた。しかし、そんな中でも力強く踊り、目一杯フェスティバルを楽しんでいる姿が目に焼き付いた。

また、環境問題への積極的な取り組み等は、日本のイベントも今後取り入れられる部分があるのではないだろうかと考えさせられながら、今年の「Dekmantel」は幕を閉じた。

Direction Kana Miyazawa
Photography Yannick van de Wijngaert、Pierre Zylstra、Tim Buiting、Sofia Baytocheva、Jente Waerzeggers、So Oishi、Nori
Support So Oishi

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ベルリンの新世代テクノシーンを代表するアーサー・ロバートが語る電子音楽の魅力とその無限の可能性 https://tokion.jp/2023/06/08/interview-arthur-robert/ Thu, 08 Jun 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=189849 進化し続けるベルリンのテクノシーンで頭角を現しているアーサー・ロバートがテクノとベルリンの魅力、そして自身の音楽制作について語る。

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一向に衰えることなく進化し続けるベルリンのテクノシーンにて頭角を現しているアーサー・ロバート。モジュラー・シンセを駆使した作品と躍動感あふれるプレイスタイルでオーディエンスの心を躍らせ、欧州を中心に名だたるフェスティバルやクラブでプレイを行っている。

彼のルーツを探るとルーマニア人でありながら、オーストリアで生まれ育ち、オランダのアムステルダム、そしてドイツはベルリンで生活を行ってきているという。島国に住んでいる日本人からは少し不思議に感じられるかもしれないが、ヨーロッパでは生まれと育ちが別の国ということはよくあることだ。筆者も現在はアムステルダムに住んでおり、エレクトロニック・ミュージックは3度の飯と同じくらい好きである。それと同時にベルリンで音楽漬けの生活をすることへ“ある種”の憧れもあり、共感するところが多いのではないかとアーサーに興味を抱いていた。

そんな折、彼が6月に東京と大阪で公演を行うという情報を得たので、この機会を逃すまいとテクノとベルリンの魅力、そして自身の音楽制作やルーツについて質問を投げかけてみた。

アーサー・ロバート
オーストリアのウィーンでルーマニア人の家庭に生まれたDJ・プロデューサー。彼は音楽を作り、演奏し、教えることに生涯を捧げている。そのサウンドは、ダイレクト、ピュア、グルーヴィー、ジャングル、ブレイクビーツ、デトロイトにインスパイアされたテクノと定義されている。通常のテクノスタイルとは異なり、ブレイクスやエレクトロに自分のサウンドを融合させる。その音楽は、催眠術のようなエッジを与えるサイケデリックな要素を含んでおり、ダンスフロアへのアプローチである。クラブでのプレイ〜サウンドデザインにプロダクションの指導までと、あらゆる面でエレクトロニック・ミュージックをベースに活動している。
https://soundcloud.com/arthurrobert

「単に曲を作るだけでなく、聴く人を音の旅に誘う没入体験を作り出すこと」

−−音楽制作を始めたきっかけやバックグラウンドを教えてください。

アーサー・ロバート(以下、アーサー):音楽制作への興味は、電子音楽への魅力とその無限の可能性に触れたことなんです。私はテクノの愛好家であり、電子音楽が聴衆を新たな世界へと誘い、強い感情を引き起こす力に心を奪われました。

音楽のバックグラウンドは、クラシック音楽やジャズからアンダーグラウンドのエレクトロニック・ミュージックまで、多岐にわたります。さまざまなソフトウェアや器材を試行錯誤しながら、独自のサウンドに磨き上げています。テクノのサブジャンルやパイオニア達からインスピレーションを得ながら、ヒプノティック(催眠術的)なリズム、複雑なテクスチャー、没入感のある雰囲気を融合させ、独自のスタイルを築いています。

これまでのパフォーマンスを通して、オーディエンスとのつながりを深めてきました。技術の進歩は私の創造力を支え、常に新たな音の領域を追求させてくれます。

音楽制作は単なる仕事ではなく、創造性を深く表現する手段です。感情や思考、経験を伝える言語だと思っています。

−−あなたの画像を検索していたところ、多数の楽器に囲まれたスタジオの写真からポジティブなオーラを感じましたが、最初に買った器材はなんだったんですか。

アーサー:最初に購入した器材は、ささやかながらも信頼性のあるMIDIコントローラーでした。これが私の音楽制作への情熱をかき立てるきっかけとなりました。バーチャル・インストゥルメントやソフトウェアと連携することで、実際に手を動かして音楽を作り出す体験ができました。

現在の私にとって最も愛着のある欠かせない器材は、間違いなくハードウェア・サンプラーです。このパワフルで多機能な楽器は、創造的なプロセスの一部です。その多彩な機能や直感的なコントロール、手で操作することによる没入感は、リアルタイムで音を形作り、私の作品に独自の個性を注入することを可能にしています。

器材は音楽制作において重要な役割を果たしていますが、アプローチは器材に依存したものではありません。技術力、情熱、そして献身が私の創造的なプロセスの原動力です。器材を通じて、アーティストが自分の感情やアイデアを表現する能力が本当に重要だと信じています。

−−音楽の制作において、最も強い影響を受けた要素は何でしょうか? アーティストは誰でしょうか。また、それはあなたの音楽にどのように反映されていますか。

アーサー:私の音楽に最も強い影響を与えた要因は、トリップ・ホップやオールドスクール・ヒップホップ、アンビエントミュージックの世界です。これらのジャンルに広がる雰囲気のテクスチャー、複雑なリズム、内省的なムードは、私の音のパレットに深い痕跡を残しました。マッシヴ・アタックやボーズ・オブ・カナダ等のアーティストの深く響く没入感のあるサウンドスケープからインスピレーションを受けています。

また、オウテカやエイフェックス・ツインといったアーティストの実験的なアプローチは、私にとって常にインスピレーションの源です。彼らのサウンドデザインへの挑戦的な姿勢、複雑なリズム、緻密な作曲は、新しい音楽領域を探求させ、従来の構造から脱却することを促してくれました。また、私の音楽にはクラシックやワールドミュージック、特にSF映画のサウンドトラックからの影響も大きいです。

テクノの世界では、ジェフ・ミルズやサンドウェル・ディストリクト、シェッド、プラネタリー・アサルト・システムズ等のパイオニア的なアーティストから影響を受けました。彼等の催眠的なリズム、力強いエネルギー、没入感のあるサウンドジャーニーを通じて、私はジャンル内で独自のスタイルを追求するようになりました。

−−あなたの作品はディープな中毒性を醸し出すミニマルから、バウンシーなテクノまでが主流だと思います。聞いていると現場にいるような錯覚を覚えました。制作時に現場をイメージしたり、ストーリー性を重要視しますか。制作のアイデアを形にするためにどのような手法を使用していますか。

アーサー:音楽制作プロセスでは、ライヴの雰囲気をイメージし、ストーリーテリングを重視しています。単に曲を作るだけでなく、聴く人を音の旅に誘う没入体験を作り出すことが重要だと考えています。

制作アイデアを具体的な結果に変えるために「エレクトロン」の機器を活用しています。このスウェーデンのサンプラーやシンセサイザーは、設計とデバイスのアーキテクチャーに革新的なアプローチを取っており、音を精密に形成・操作することができます。

私の制作方法は、長時間のジャミングセッションを通じて一発録りで音楽を制作します。その瞬間の本質を捉えながら、さまざまなサウンドスケープを探求し、サウンド、メロディ、リズムを組み合わせて実験します。そして、ライヴの雰囲気を思い描いた時に重要な要素となる部分を厳選しています。

「エレクトロン」の機器に加えて録音プロセスでは、ラップトップと「エイブルトン」も活用してライブの音響処理を行います。これにより、私の作品に特有の音響的な質を表現しています。

アーティストと観客のつながりを実感し、超越的な共同体験をするために

−−あなたにとってルーマニアの音楽や文化はどのような役割を果たしていますか? ルーツへの繋がりや音楽的な要素を取り入れる際の思考や感情について教えてください。私の個人的な見解ではルーマニアのミニマルシーンは世界を席巻していると思います。

アーサー:私はルーマニアの出身ですが、ルーマニアの音楽シーンやその独特なサウンドから、直接的に影響を受けているとは思いません。ルーマニアのミニマル・ミュージックを電子音楽のサブジャンルとして高く評価し、もちろん聴いています。私の作品にも独特なサウンドと情感の質という部分においては影響を与えてくれていると思います。具体的にルーマニアの文化的要素を直接取り入れているわけではありませんが、ルーツや文化的なバックグラウンドは無意識のうちに創造的な表現に影響を与えている可能性はあります。個々の経験や文化的な遺産は、それが明らかでなくても芸術的感性を形作ると思います。

−−また、あなたは過去にアムステルダム、現在はベルリンという異なる都市で生活していると聞きました。音楽活動は、それぞれ独自の文化やシーンを持っています。あなたにとって、アムステルダムとベルリンという両都市での経験は貴重な時間でしたか? また、ベルリンの方がアムステルダムより、住みやすくアーティスト生活を過ごしやすいと感じていますか。

アーサー:アムステルダムは、豊かな歴史と多様な文化的な風景があり、さまざまなジャンルを探求し、多くのミュージシャンやアーティストとつながるためのプラットフォームを提供してくれました。この街の開放的な雰囲気と創造性に満ちた環境は、協力と実験の感覚を育み、私の音楽の視野を広げ、志を同じくする人々のネットワークを築くことができました。

一方でベルリンは世界的なテクノの中心地で、有名なクラブや伝説的なパーティがありますよね。業界関係者とのつながりやパフォーマンスの機会、テクノ・コミュニティのエネルギーを体験できる貴重な拠点です。

生活のしやすさと音楽への貢献性に関しては、ベルリンは電子音楽の世界で活動する多くのアーティストにとって優位だと思います。街のインフラと世界的なナイトクラブは、電子音楽の創造、パフォーマンス、鑑賞に非常に適した環境を作り出しています。そして、クラブやフェスティバル、カルチャーイベントの豊富さは、ベルリンを創造の中心地とし、世界的な電子音楽シーンに身を浸すための理想的な場所にしていると感じます。

それぞれの街には独自の魅力と利点があり、どちらを選ぶかは個人の好みやアーティストの具体的な目標や希望によって異なるのではないでしょうか。

−−ベルリンにあるテクノシーンの聖地クラブ「ベルグハイン」でのプレイ経験もあると思いますが、やはり特別な場所という認識でしょうか。他のクラブとは何が違うと思いますか。

アーサー:「ベルグハイン」での経験を通じて、私は心からそこを特別な場所と感じています。私がそこで経験したものは、人生を変えるようなものであり、このクラブは多くのアーティストや電子音楽愛好家の心に特別な場所となっています。

他のクラブとの違いは、まず第一に、ベルグハインの有名なファンクション・ワンサウンドシステムがあります。その優れた音質と音響ディテールへの細心の注意が、音楽を別次元に引き上げ、比類のない没入型の音響体験を提供します。さらに優れたサウンドシステムに加えて、すべてのスタッフのプロフェッショナリズムと献身性は、クラブの独特な雰囲気に貢献していると思います。

そして、建築的には広大な大聖堂のような内部、ミニマリスティックでありながらも圧倒的な構造は、敬虔さと壮大さを感じさせます。ダンスフロアからダークルームまで、慎重に設計された空間が、人々が音楽に身を委ね、音とエネルギーとの深いつながりを経験できる環境を作り出しています。

そして何よりも重要なのは、来場者達がオープンマインドで音楽に対する深い愛情を持っていることです。これにより、アーティストと観客の間のつながりが実感され、共同の体験が超越的なものになります。

強烈な印象を残した2022年のグローバルアークでの経験

−−素晴らしいですよね。話題を日本に移しますが、2022年初来日のグローバルアークの感想を教えてください。日本のオーガナイザーやオーディエンスとの交流、コミュニケーションについてどのような経験をしましたか。日本のシーンに触れ、音楽活動へのインスピレーションを受けましたか。

アーサー:2022年のグローバルアークでの経験は、私に強烈な印象を残しました。フェスティバルとそのスタッフは非常に親切でプロフェッショナルで、滞在中、十分ケアしてくれました。フェスティバル自体は長野の美しい山の中で行われ、優れた音質、ステージデザインや会場内の細部へのこだわりにより、アーティストが最高のパフォーマンスを発揮するための良い雰囲気が作り出されていました。そして、私のパフォーマンス中、激しい雨にも関わらず、多くの人々がダンスフロアに残り、熱気が溢れていました。日本のオーディエンスの揺るぎない情熱とサポートを目にすることは心温まる経験でした。

−−6月の9日に東京「Vent」、10日に大阪「Club Under」でプレイしますが、今後の日本でのパフォーマンスやコラボレーションの可能性についてどのように考えていますか?  リリースもあると聞いています。

アーサー:過去に「Vent」を訪れた時、素晴らしいサウンドシステムや美しい照明、会場とスタッフの総合的なプロフェッショナリズムに驚かされました。大阪の「Club Under」でのプレイにも興奮しています。私の目標は、日本での定期的なコラボレーションとパフォーマンスを築くことであり、日本を深く尊敬し、訪れることが大好きな場所です。

現在、日本の〈Aum Recordings〉というレーベルでDJ HI-Cのリミックスに取り組んでいます。また、〈Totem Traxx〉を主宰するDO SHOCK BOOZEへのリミックスもリリース予定です。リリースとコラボレーションに関しては、音楽を通じて世界中の人々と繋がることは、自分にとって恩恵であり充実感の源です。多様なアーティストやレーベルとの共同作業の機会に恵まれており、異なる音楽を探求し、アーティストとして成長を続けることができています。

−−今後の音楽制作において、新たな挑戦や目標、将来の方向性、探求したいテーマについて教えてください。

アーサー:新たな挑戦として、映画のサウンドトラックを制作することが主な目標の一つです。テクノミュージックのバックグラウンドがサウンドトラックに独自の視点をもたらせると信じています。また、トリップホップ、アンビエント、ジャングル、エクスペリメンタルなどのジャンルを探求し、音楽の可能性を広げ、創造性をより一層表現することも考えています。

新たなジャンルに進出し、創造的な機会を追求することで、電子音楽の無限の可能性を追求したいと考えています。異なるメディアやプラットフォームを通じて、観客に魅力的で没入感のある音楽体験を届けることが私の究極の願いです。

■MEiYOU
日程:6月9日
会場:Vent
住所:東京都港区南青山3-18-19
時間:23:00(オープン)
入場料:FB discount ¥3,000、前売り券 ¥2,500(優先入場)、当日券 ¥4,000
公式サイト:http://vent-tokyo.net/schedule/meiyou_vent_20230609/

■Aum Recordings label launch party & TORUS EP release party
日程:6月10日
会場:Club Under
住所:大阪府大阪市中央区宗右衛門町7−9 B1ビル
時間:23:00(オープン)
入場料:¥3,000
公式サイト:https://www.facebook.com/photo/?fbid=261099199806615&set=pb.100077196105874.-2207520000.

Direction Kana Miyazawa

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