写真集 Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/写真集/ Wed, 26 Apr 2023 05:28:49 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.2 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png 写真集 Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/写真集/ 32 32 写真家・映像監督の奥山由之による新作写真集『windows』が6月上旬に刊行 東京の窓を写した新しいポートレート https://tokion.jp/2023/04/26/yoshiyuki-okuyama-windows/ Wed, 26 Apr 2023 08:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=182931 初めてデジタルカメラを用いて撮影した750ページに及ぶ大作。通常版と特装版を発売。

The post 写真家・映像監督の奥山由之による新作写真集『windows』が6月上旬に刊行 東京の窓を写した新しいポートレート appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

赤々舎は、写真家・映像監督の奥山由之による新作写真集『windows』を6月上旬に刊行する。また、一般発売に先駆けて、赤々舎のウェブページにて先行予約が開始した。

今回の新作写真集は、奥山が初めてデジタルカメラを用いて撮影した750ページに及ぶ大作。奥山がコロナ禍の東京の街を歩きながら、不透明なガラス窓におぼろげに透けて見える室内の日用品に着目し、2020年4月から2022年11月までの2年半にわたって約10万枚の写真を撮影し、それらの写真群から、同書では724点を収載。そこに暮らす、見知らぬ誰かへの想像をかきたてる新しいポートレートとして、1枚1枚が魅力を放つ。

通常版(¥11,000)は日本建築の素材である木や土を連想させる黄土色の布の表紙には、「東京」の文字が浮かび上がる窓の写真が貼り込まれている。一方の500部限定の特別版(¥19,800)の表紙は、外壁を思わせる白色の布貼りで、全冊に奥山によるサイン入り。

入り組んだ文化のレイヤーを持ち、建物がひしめき合う東京において、ある種のシンボルとも言える不透明な窓に、私は人々の表情を見た。窓を見つめることは、見知らぬ誰かと見つめ合うことに等しいと感じた。この静かな視線の行き交いが、「東京」という街で生きる人々の肖像画になり得ることを、心から強く願っている。
(奥山由之 前書きより)

■奥山由之 写真集『windows』
著者:奥山由之
装丁:葛西薫、安達祐貴
寄稿:堀江敏幸(小説家)、五十嵐太郎(建築史・建築批評家) 
定価:¥11,000 
判型:B5変(H194mm × W205mm) 
総ページ数:752ページ
製本:上製 布装

■奥山由之 写真集『windows』 特別限定版
500部限定、サイン入り
著者:奥山由之
装丁:葛西薫、安達祐貴
寄稿:堀江敏幸(小説家)、五十嵐太郎(建築史・建築批評家) 
定価:¥19,800 
判型:B5変(H194mm × W205mm) 
総ページ数:752ページ
製本:上製 布装
※通常版の装丁は、木や土の自然に由来する家の素材をイメージした黄土色の布装。特別限定版は、すべてサインが入り、外壁としての白色の布が施されている。

The post 写真家・映像監督の奥山由之による新作写真集『windows』が6月上旬に刊行 東京の窓を写した新しいポートレート appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
写真家・児玉浩宜が戦時下のウクライナで約70日間にわたり撮影した写真集『Notes in Ukraine』を刊行  https://tokion.jp/2022/12/16/notes-in-ukraine/ Fri, 16 Dec 2022 01:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=160897 12月17日発売。釣りをする親子、スケボーや DJ パーティを楽しむ若者をはじめ、いわゆる「戦争写真」ではない写真を掲載。

The post 写真家・児玉浩宜が戦時下のウクライナで約70日間にわたり撮影した写真集『Notes in Ukraine』を刊行  appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

写真家・児玉浩宜による写真集『Notes in Ukraine』が12月17日に刊行される。本書は、2022年3月、5月、9月の計3回、約70日間にわたり、戦時下のウクライナで撮影した写真集。釣りをする親子、スケボーや DJ パーティを楽しむ若者をはじめ、いわゆる「戦争写真」ではない、でもたしかに戦争真っ最中のポートレイトや風景たちが写っている。まだ戦争が続いているという状況もあり、写真に加えて現地で書き残していた日記をまとめた、取材ノートのような作品集となっている。

また、12月18〜25日には、下北沢のBONUS TRACK GALLERYで写真視点を開催。さらに12月19日20:00~22:00には、ゲストに「途中でやめる」デザイナーの山下陽光を迎えたトークイベントを本屋「B&B」とオンライン配信で行う。

■『Notes in Ukraine』
著者:児玉浩宜
発行:イースト・プレス
B5 変型判 192 ページ
定価:¥3,850
発売日 2022年12月17日
https://voidlens.thebase.in/items/68613595
https://note.com/bonustrack_skz/n/n39bf5edf8740
https://bookandbeer.com/event/20221219_niu/

The post 写真家・児玉浩宜が戦時下のウクライナで約70日間にわたり撮影した写真集『Notes in Ukraine』を刊行  appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
【追記】フォトグラファー・押尾健太郎が自身初となる写真集『PLOUGH YARD 517』を発売 https://tokion.jp/2022/04/21/kentaro-oshio-plough-yard-517/ Thu, 21 Apr 2022 06:10:29 +0000 https://tokion.jp/?p=111957 フォトグラファー・押尾健太郎が自身初となる写真集『PLOUGH YARD 517』を4月22日に発売。

The post 【追記】フォトグラファー・押尾健太郎が自身初となる写真集『PLOUGH YARD 517』を発売 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
【追記:6月21日】6月21日より、今作収録作品の写真展が東京・銀座の森岡書店で開催となる。詳細は最下部のインフォメーションを確認のこと。

広告や雑誌、WEB を中心に活動しているフォトグラファーの押尾健太郎が、自身初となる写真集『PLOUGH YARD 517』を4月22日に発売する。

2002年、経験を積むためにロンドンに留学していた押尾は、馴染みのパブで風変わりな格好をした中年男性、メルヴィンと出会う。離婚やトラブルで財産や住処を失い消沈しながらも、奔放に生きるメルヴィンの姿に刺激を受けた押尾は、彼と過ごした日々を写真におさめていく。本作はその時の写真から構成され、『PLOUGH YARD 517』という書名はメルヴィンが寝床にしていた住所に由来しているという。

住んでいたキャンピングカーの炎上、ホームレスになっても生命力たくましい日常、そしてメルヴィンがずっと心に留めていたウェールズの灯台へのトリップ――。まだ駆け出しのフォトグラファーであった若き日の押尾が、異国の地で出会ったメルヴィンという稀有な被写体と正面から向き合い、漂うように生きる彼の姿を、まるでロードムービーのように切り取った全80ページ。20年の時を超え現前する鮮烈なイメージを、自由な生の在りようを、しかとまなざし受け止めたい。

■『PLOUGH YARD 517』
著者:押尾健太郎
発売日:2022 年4月22日
サイズ:182 × 257 mm
ページ数:80 ページ(ソフトカバー・フルカラー)
出版社:自費出版
価格:¥3,850

■押尾健太郎「PLOUGH YARD 517」展
会期:6月21日~26日
会場:森岡書店
住所:東京中央区銀座 1-28-15 鈴木ビル1階
時間:13:00~19:00
入場料:無料
※6月21日16:00からオープニングレセプションを実施

The post 【追記】フォトグラファー・押尾健太郎が自身初となる写真集『PLOUGH YARD 517』を発売 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
ランナー・大迫傑と写真家・松本昇大による写真集『Flagstaff』が発売 初版限定ポスター付き https://tokion.jp/2022/03/24/suguru-osako-flagstaff/ Thu, 24 Mar 2022 03:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=104750 3月31日発売。価格は¥5,500。2021年6月にアリゾナ州フラッグスタッフで行った大迫傑の合宿の様子を撮影。

The post ランナー・大迫傑と写真家・松本昇大による写真集『Flagstaff』が発売 初版限定ポスター付き appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

長距離ランナー・大迫傑と写真家・松本昇大による写真集『Flagstaff』が3月31日に発売される。価格は¥5,500で、初版には限定ポスター付き(396×500mm 四つ折り両面印刷)。

東京・目黒の「BOOK AND SONS」では発売を記念したフェアを同日から開催する。本フェアでは写真集『Flagstaff』の販売に加え、ランドスケープ作品を中心に写真集収録カットを展示する。同店で写真集を購入した人には、先着100人に松本の原点とも言えるポートフォリオペーパー「THE THINGS I KNOW (AND SOME I DONʼT)」をプレゼントする。

本写真集は2021年6月、アリゾナ州フラッグスタッフで、東京オリンピックを控えた大迫傑の合宿に、家族と少数のトレーニングチーム以外に唯一同行した松本昇大が、共に過ごした時間の中から汲み取った6日間の記録であり、パーソナルな記憶から紡ぎ出された1人のアスリートの姿である。

■写真集『Flagstaff』
価格:¥5,500
著者:松本昇大、大迫傑 
編集・デザイン:永井祐介 (Vacant) 
サイズ:200×255×14mm 
製本:表紙上製本 /布クロス/箔押し/空押し+写真貼り
ページ数:64ページ
発売日:3月31日
版元:私家版 
備考:初版限定ポスター付き(396×500mm 四つ折り両面印刷)
https://store.bookandsons.com/?pid=167190021

The post ランナー・大迫傑と写真家・松本昇大による写真集『Flagstaff』が発売 初版限定ポスター付き appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
俳優・夏帆 × 写真家・石田真澄 2年間に渡り撮り続けた写真集『おとととい』出版 https://tokion.jp/2022/01/25/kaho-x-masumi-ishida-otototoi/ Tue, 25 Jan 2022 08:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=92828 写真集『おとととい』は4月9日発売。撮り手と被写体の化学反応によって、思ってもないシーンを生み出し、その時だけの特別な1枚1枚が集積されている。

The post 俳優・夏帆 × 写真家・石田真澄 2年間に渡り撮り続けた写真集『おとととい』出版 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

昨年6月30日には30歳の誕生日を迎えた俳優の夏帆を、若手写真家の石田真澄が2年間に渡って撮影した写真集『おとととい』が4月9日に発売される。

タイトルの『おとととい』は、石田が子供の頃から使っている「一昨日の前の日」という意味の言葉。イノセントでどこかノスタルジックな響きのする言葉を写真集のタイトルに据えたという。

石田の写真の創作手法は、日常の光景を撮り続けたスナップショットを集積させるというものが中心。本写真集では、夏帆の日常を、石田の目を通して追い続けた。ごく普通の毎日が、石田の手によって瑞々しく、ダイヤの原石のようにキラキラと輝く。撮影は、2年間じっくりと時間をかけて行われ、被写体・夏帆と石田との距離がだんだんと近づいていった。呼吸を合わせて、生活するように、空気のように絶妙の距離で撮影された写真は、撮り手と被写体の化学反応によって、思ってもないシーンを生み出し、その時だけの特別な1枚1枚になっていった。

写真集について夏帆は、「(石田)真澄ちゃんと過ごした時間が心地よくて、この時間がずっと続けばいいのにと思っていました。日常にある小さな揺らぎや、もう戻ることのできないあの時間が、たくさん詰まっている写真集です。こんな顔誰かに見せたことあるのかなっていう表情が切り取られていて、皆さんにお見せするのがなんだか気恥ずかしいですが、大切な記憶が散りばめられたこの本がどうかたくさんの人に届いてほしいです」とコメント。

一方の石田は、「夏帆さんと出会ってから、写真を撮る時の相手との心の距離をずっと考えていたなと思います。こんなに誰かとの距離の変化を意識していたのは初めてでした。夏帆さんは柔らかさと強さを併せ持っていて、いつ顔を合わせても安心と新鮮さがある方です。時間と記憶を共有してできた思い出を、水面からトプッと浮き出るように思い返しながら一冊にまとめました。大好きな写真達が届きますように」と話す。

The post 俳優・夏帆 × 写真家・石田真澄 2年間に渡り撮り続けた写真集『おとととい』出版 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
写真家・映像監督の奥山由之による写真集『BEST BEFORE』が刊行 米津玄師や星野源、あいみょんなど12年間のクライアントワークをまとめた一冊 https://tokion.jp/2021/12/10/yoshiyuki-okuyama-best-before/ Fri, 10 Dec 2021 04:30:00 +0000 https://tokion.jp/?p=83074 写真集『BEST BEFORE』は2022年2月上旬に発売。1月23日から代官山 蔦屋書店の店頭で先行発売。500部限定でシルバーの表紙のスペシャルエディションも販売する

The post 写真家・映像監督の奥山由之による写真集『BEST BEFORE』が刊行 米津玄師や星野源、あいみょんなど12年間のクライアントワークをまとめた一冊 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

写真家・映像監督の奥山由之は、デビューから12年間に渡り手掛けてきたクライアントワークを1冊にまとめた写真集『BEST BEFORE』を2月上旬に刊行する。また一般発売に先駆けて2022年1月23日から代官山 蔦屋書店の店頭で先行発売を行う。

『BEST BEFORE』は黒の表紙(通常版)と500部限定でシルバーの表紙のスペシャルエディションの2種販売。スペシャルエディションは全冊サインと著者による手書きのエディションナンバー入りです。価格は通常版が¥8,800、スペシャルエディション版が¥16,500。※通常版のサイン入り本は代官山 蔦屋書店オンライン、紀伊國屋書店ウェブストア、honto、青幻舎ECサイト青幻舎で、スペシャルエディションは青幻舎WEBサイトで先行予約を受付中。

本書は、奥山が作品制作と並行してこれまでに撮影してきた“クライアントワーク”に焦点を絞り、デビューから現在に至るまでの12年分の仕事を1冊にまとめた、自身初のクライアントワーク集。米津玄師、星野源、Mr.Children、RADWIMPS、あいみょん、福山雅治、サカナクションといったアーティストとのコラボレーション、ポカリスエット、JR SKISKI、NTTドコモなどの広告写真、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』のメインビジュアル、『VOGUE US』など世界的な雑誌をはじめ『GINZA』『SWITCH』『花椿』といったエディトリアルワークに加え、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈、本田翼といった時代を象徴するアイコンたちのポートレートなどを掲載。収録作品は奥山自らがセレクトし、作品総数400点以上、500ページを超える大作となっている。

本書のタイトル『BEST BEFORE』は“賞味期限”を意味する言葉。この一見アイロニカルなタイトルは、本書に収録された作品の輝きが永遠に色褪せないことを証明するため、逆説的に名付けられた。

■『BEST BEFORE』(通常版)
著者:奥山由之
発売日:一般発売2022年2月上旬
※代官山 代官山 蔦屋書店では2022年1月23日から先行販売
アートディレクション:平林奈緒美
判型:B5変形
ページ数:512ページ 
定価:¥8,800
出版社:青幻舎

■『BEST BEFORE 限定版スペシャルエディション』
定価:¥16,500 
https://shop.seigensha.com/products/978-4-86152-881-1_sp

The post 写真家・映像監督の奥山由之による写真集『BEST BEFORE』が刊行 米津玄師や星野源、あいみょんなど12年間のクライアントワークをまとめた一冊 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
「ジェニーファックス」× 写真家フィッシュ・チャン 作品集『JENNYFAX ROLLER × SKATE CLUB』発売 https://tokion.jp/2021/11/20/jennyfax-roller-x-skate-club/ Sat, 20 Nov 2021 11:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=78322 450部限定で価格は¥2,300。11月27日からは「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」でインスタレーションも開催。

The post 「ジェニーファックス」× 写真家フィッシュ・チャン 作品集『JENNYFAX ROLLER × SKATE CLUB』発売 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

「ジェニーファックス」を手掛けるファッションデザイナー、シュエ・ジェンファンと写真家フィッシュ・チャンによる作品集『JENNYFAX ROLLER × SKATE CLUB』が発売される。450部限定で価格は¥2,300。11月27日からは「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」でインスタレーションも開催する。

2人がタッグを組んだ本作は2021年、「ジェニーファックス」の服を着たモデルをフィッシュ・チャンが東京で撮影。モデル達はどこか1970、80年代のファッションを想起させる。「ジェニーファックス」の夢のような洋服が醸し出す世界とフィッシュ・チャンの時を止めたような不思議なコラボレーションとなっている。

■『JENNYFAX ROLLER × SKATE CLUB 』
著者:シュエ・ジェンファン× フィッシュ・チャン
ページ数:40ページ
サイズ:176×250mm
価格:¥2,300(税別)
450部限定

The post 「ジェニーファックス」× 写真家フィッシュ・チャン 作品集『JENNYFAX ROLLER × SKATE CLUB』発売 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
写真家・映像監督の奥山由之が新作『flowers』で試みた“亡き祖母との対話”  2つの視点で構成されたその意図とは https://tokion.jp/2021/10/09/yoshiyuki-okuyama-flowers/ Sat, 09 Oct 2021 09:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=64515 写真家・映像監督の奥山由之が写真集『flowers』に込めた想いを聞く。

The post 写真家・映像監督の奥山由之が新作『flowers』で試みた“亡き祖母との対話”  2つの視点で構成されたその意図とは appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

写真家・映像監督の奥山由之による新作写真集『flowers』(赤々舎)が出版された。“花を媒介とした、亡き祖母との対話”をテーマにした今作は、現在は奥山がアトリエとして使用している亡き祖母の家で、長年に渡り撮り続けた作品が収められている。これまでは、人物を撮影した作品を多く発表してきた奥山がなぜ、花と居住空間の写真集を発表するに至ったのか。メールでインタビューを行った。

——まずは新作『flowers』の撮影を始めたきっかけを教えてください。

奥山由之(以下、奥山):edenworksというお花屋さんを経営されている、篠崎恵美さんに初めてお会いした際に、売れ残って廃棄されてしまうお花を、棄てる前に撮影してほしい、とお願いされました。可憐に咲いていた花が、生き物として朽ちていくその姿を、ある種の遺影として残してほしいと。その思いに共感して、毎週1つずつ、お花を頂き、自分のアトリエで撮影するようになりました。

生前に祖母が暮らしていた家を、現在は僕がアトリエとして使わせてもらっているのですが、花を生けて飾ることが好きだった祖母のことを思い出し、僕も同じように、窓際に生けて撮ってみたところ、向き合っているその花を通して、次第に亡き祖母と対話しているような感覚になりました。

生前は話をする機会が少なかったので、今になってその後悔を滲ませながらシャッターを切っていると言いますか……、部屋に射し込む綺麗な夕陽が妙に寂しげで、この場所にいて初めてわかる祖母の気持ちがあったりして、だからこそ、花を撮ることは、僕にとっては祖母との対話であって、もっと飛躍して言えば、後悔も含めて、今までの自分自身を撮っているとも言えます。

もともとは、祖母が亡くなったあと、空き家となったその家の様子を撮影し始めたことが、この作品制作のきっかけでした。祖母がどのような視点でこの家を見ていたのか、どんな気持ちで暮らしていたのか、それを知りたくて、大判や中判のカメラを三脚に据えて、祖母の視点に近いと思える位置から撮影をしていました。

そんな中、篠崎さんと出会い、花を介して祖母を見る自分の視点と、既に撮影していた生前・死後の祖母の視点を混在させて1つの作品と成す、『flowers』はそんな対話形式の構成になっています。

——撮影した花は篠崎さんから提供された花をそのまま撮影しているんですか?

奥山:そうですね。篠崎さんは、何度か僕のアトリエに来てくれたことがあったので、花選びに関しては信頼をもってお任せしていました。なので、提供していただいたお花をそのまま撮影しています。

——flowers』はどれくらいの期間、撮影されたんですか? 

奥山:期間は、約3年間だったと思います。

——今後もこの撮影は続けていくのでしょうか?

奥山:今のところは撮影を続けていく予定はありません。1冊の本としてまとまったので、今後は、展覧会や各媒体での掲載などを経て、『flowers』という作品を多角的に捉えて、観てくださる方々や自分自身の中で、変化させていくことが大切だと思っています。どの作品も、本になったら完成、という訳ではなく、そこからがスタートです。

『flowers』の場合は、本になる1年前に、「PARCO MUSEUM TOKYO」で、edenworksとのインスタレーション展を開催したので、あの展示を起点として、今後も長年に渡って、さまざまな発表方法を試みられたら、より作品の本質に近付けるのではないか、と思っています。

「祖母の視点」と「僕の視点」、2つの視点による対話

——今作では、花を110(ワンテン)フィルムで撮影し、キッチンや書斎、寝室などの空間は大判カメラや中判カメラ、35ミリ、ポラロイドなどさまざまなカメラで撮影されています。花を110フィルムで撮影されていて、主役である花がボケて見えているのに対して、部屋の写真はクリアなものがあって、その対比が印象的でした。そうしたカメラの使いわけにはどういった意図が込められているのでしょうか?

奥山:この写真集のテーマは、”花を媒介とした、亡き祖母との対話” なので、大きく分けると「祖母の視点」と「僕の視点」といった、2つの視点が行き交い、対話するように構成されています。

「祖母の視点」は、主に4×5や、中判、35mm、ポラロイドなどのカメラを三脚に据えて、部屋の様子を撮影しています。ポイントは、「三脚に据えている」という点です。カメラ自体が、生前の祖母、または死後の祖母となって写せるようにと、僕自身の肉体からカメラまでの距離を置いて、シャッターには触れず、レリーズを用いて撮影しています。そうすることで、極力、僕が撮ることによる作為を排除していく。“僕がカメラを使って撮る”、のではなく、“カメラが祖母となって見る”にはどうしたらいいのか。三脚の平衡をとらず、かつあえて低めのポジションに設置することで、腰が曲がり視点が定まらなかった祖母の眼差しを表現したり、あえてフォーカスを合わせないことで弱い視力を再現したり、また、祖母が亡くなった際、部屋の床に倒れ込んでいたのですが、その時に恐らく目にしていたであろう景色を、同じ目線から撮影したり……、読者にも「祖母の視点」という意識を感じてもらえるように、さまざまな工夫を凝らしました。比較的大きめの機材を用いているのも、僕自身の身体性から極力離れて、カメラとして独立して存在することを目的にしていたためです。

一方「僕の視点」では、花を介して祖母を撮っているのですが、撮影機材は逆に極力小さく、軽くて、身体性の高いカメラで撮りたいと考えていました。極端に言ってしまうと、目に近いような、存在感のないカメラ。そんな時たまたま、和室の押し入れから、祖父がかつて使っていた110フィルムカメラを見つけ出しました。35mmよりも断然小さなフィルム。手の平に収まるほどのサイズのカメラです。また、家に元からあったものを使うという選択も、自然で無理がなく、決め手になったと思います。

なので、仕上がりの質感、というよりは撮る時の身体性を基準に機材を選びました。

——今回、写真集『flowers』として出版されましたが、当初からそれは意図していたのでしょうか?

奥山:どの作品もそうなのですが、最初から写真集出版を前提とすることは、ほとんどありません。撮影を続け、写真が増えていく中で、「この一連のシリーズを写真集として発表することで、自分にとっても読者にとっても、今後、捉え方がより大きく変化していく可能性がある」、そう思った作品のみ本にしています。つまり、本として定着することによって、その作品に対しての一時的な結論を出すことになる訳です。となると、その時点でのある種の答えに対して、将来的に本を見返すたび、思うところが出てくる。それこそが、作品作りの始まりであって、その写真が何を伝えているのか、その本質に近付く第一歩だと思います。

だから、僕にとって本作りは、タイムカプセルのような感覚に近いです。一度作ってしまうと、収録写真も構成も、デザインだって、何もかもが変えられないですから。だからこそ、時間の経過と共に気付かされることが出てくる。ジャンルに限らず、作品というのは、後にどれだけ“気付ける”事柄が秘められているのか、が勝負だと思います。

——flowers』の装丁は、葛西薫さんと安達祐貴さんが手掛けられています。葛西さんは『As the Call, So the Echo』でもご一緒されていました。今回、葛西さんにお願いしたのはどういった意図があったのでしょうか?

奥山:葛西さんのデザインを見ていると、いつも、土の付いた職人の手を思い出すんです。ちゃんと裸足で地面を踏みしめている、と言いますか、生き物に触れる感触や、温かな体温、風の匂い、水流の音、人間が根源的に慣れ親しんだ大地が背後に広がっていく気がします。体温のある優しさを感じるんです。

以前、仲條正義さんが葛西さんについて書かれていた文章の中に「”優しさ” という人間の失われがちな資質をもう一度掘り起こし、テーマとなし得たことは彼の人格とはいえ、われわれの喜びとしたい。」という1文があって、まさにこのことです……! と深く共感しました。

なので、葛西さんとご一緒させていただいた写真集『As the Call, So the Echo』『flowers』はいずれも、そういった柔らかな優しさを根底に、素朴で実直な1冊を作りたいという思いから葛西さんにお願いをさせていただきました。

——奥山さんにとって、おばあさんはどういった存在でしたか? 

奥山:僕にとっては、“優しさ”の象徴だったと思います。

——flowers』はどういった人に観てもらいたいですか?

奥山:やっぱり、祖母に見てほしかったですね。

“どう撮りたいか”よりも“何を撮りたいか”へ変化

——写真集の話題とは離れるのですが、コロナ禍になって、奥山さんの写真との向き合い方に変化はありましたか?

奥山:コロナ禍の影響によって、写真全般に対しての向き合い方が変わった、という意識はあまりありません。

ただ、コロナ禍以降にしか撮影できない事象は当然あって、なので現在制作中の作品で1つ、コロナ禍以降の東京に注視して撮り続けている内容があります。

——2011年に『Girl』で第34回写真新世紀優秀賞を受賞してから10年。ご自身の写真家としての考えで、変わったことと変わらないことを教えてください。

奥山:変わったことは、“撮る”という行為そのものへの興味から、作品のテーマや、被写体など、何かしらの外的要素と”向き合う”ことへの興味に移行した点は大きいと思います。10年前のデビュー当時は、撮る上での技術的な探求や、試行錯誤を日々繰り返していたのですが、だんだん“どう撮りたいか”よりも“何を撮りたいか”を考える時間のほうが増えたと思います。もちろん、“何を撮りたいか”の先に、ではそれを“どう撮りたいか” の思考はつきものなのですが、その時間が減りましたし、”どう撮りたいか” が起点になることはほとんどなくなりました。

変わらないことはきっと、創作に真摯に向き合っていること、だと思います。

——写真を撮影する時に意識していることはありますか? 

奥山:時と場合によって、その意識は大きく変わるので、一概には言い難いです。ただ、どんな時も共通していることは、「“正直”な気持ちで向き合う」ということだと思います。

——最後に、近年はCMのディレクター業も含めて、映像監督としての活動も増えています。奥山さんの中で映像と写真を作る上で、意識として「ここが違う」ということがあれば教えてください。

奥山:僕の場合は、映像にしても写真にしても“演出をしている”という行為に変わりはないので、そこまで意識に大きな違いはないのですが、映像のほうが関わる人数が多い分、よりチームワークが大切であることは間違いないです。1人ではどうにもならない。だから、参加してくれているスタッフやキャストの皆さん、全ての人達とのコミュニケーションが作品の仕上がりに直結します。もちろん、写真にしても、コミュニケーションの過程が大切ではあるのですが、最後はやっぱり一手に背負っている感覚がある。片や映像は、最初から最後まで全員野球。なので、準備から撮影、仕上げに至るまで、僕が周囲に投げかける言葉の1つ1つがすなわち演出になる、という緊張感を持って作っています。

奥山由之
映像監督・写真家。1991年東京生まれ。2011年『Girl』で第34回写真新世紀優秀賞受賞。2016年には『BACON ICE CREAM』で第47回講談社出版文化賞写真賞受賞。主な写真集に『flowers』『As the Call, So the Echo』『The Good Side』『君の住む街』『POCARI SWEAT』『Los Angeles / San Francisco』などがある。主な個展は、「BACON ICE CREAM」(パルコミュージアム 2016年)、「君の住む街」(表参道ヒルズ スペースオー 2017年)、「As the Call, So the Echo」(Gallery916 2017年)、「白い光」(キヤノンギャラリーS 2019年)など。また、映像監督としてTVCM・MVなどを手がけている。今夏、台湾版『BACON ICE CREAM』を台湾の出版社・原点出版より上梓。
https://y-okuyama.com
Twitter:@okuyama_333
Instagram:@yoshiyukiokuyama

■『flowers 』
著者:奥山由之
Book Design:葛西薫  安達祐貴
価格:¥5,000(税抜き)
発行:赤々舎
サイズ:H261mm×W216mm
ページ数:152ページ
http://www.akaaka.com/publishing/flowers.html

The post 写真家・映像監督の奥山由之が新作『flowers』で試みた“亡き祖母との対話”  2つの視点で構成されたその意図とは appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>