【追記】フォトグラファー・押尾健太郎が自身初となる写真集『PLOUGH YARD 517』を発売

【追記:6月21日】6月21日より、今作収録作品の写真展が東京・銀座の森岡書店で開催となる。詳細は最下部のインフォメーションを確認のこと。

広告や雑誌、WEB を中心に活動しているフォトグラファーの押尾健太郎が、自身初となる写真集『PLOUGH YARD 517』を4月22日に発売する。

2002年、経験を積むためにロンドンに留学していた押尾は、馴染みのパブで風変わりな格好をした中年男性、メルヴィンと出会う。離婚やトラブルで財産や住処を失い消沈しながらも、奔放に生きるメルヴィンの姿に刺激を受けた押尾は、彼と過ごした日々を写真におさめていく。本作はその時の写真から構成され、『PLOUGH YARD 517』という書名はメルヴィンが寝床にしていた住所に由来しているという。

住んでいたキャンピングカーの炎上、ホームレスになっても生命力たくましい日常、そしてメルヴィンがずっと心に留めていたウェールズの灯台へのトリップ――。まだ駆け出しのフォトグラファーであった若き日の押尾が、異国の地で出会ったメルヴィンという稀有な被写体と正面から向き合い、漂うように生きる彼の姿を、まるでロードムービーのように切り取った全80ページ。20年の時を超え現前する鮮烈なイメージを、自由な生の在りようを、しかとまなざし受け止めたい。

■『PLOUGH YARD 517』
著者:押尾健太郎
発売日:2022 年4月22日
サイズ:182 × 257 mm
ページ数:80 ページ(ソフトカバー・フルカラー)
出版社:自費出版
価格:¥3,850

■押尾健太郎「PLOUGH YARD 517」展
会期:6月21日~26日
会場:森岡書店
住所:東京中央区銀座 1-28-15 鈴木ビル1階
時間:13:00~19:00
入場料:無料
※6月21日16:00からオープニングレセプションを実施

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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