「天童木工」×「ベイプ ホーム」による低座椅子、ロッキングチェア、スポークチェアの3種の椅子が発売

日本が世界に誇る家具メーカー「天童木工」と、「ア ベイシング エイプ」のライフスタイルレーベル「ベイプ ホーム」による家具が誕生。今回発売されるのは低座イス、ロッキングチェア、スポークチェアの3品。現在、「ベイプ」のウェブサイトで受注を受け付けている。

もの作りを妥協しない職人達のこだわりを詰め込んだプロダクトに、「ベイプ」のシグネチャーであるABCカモのグリーンを施し、ポップ過ぎず和のテイストにも調和するデザインに仕上げた。また、今回のコラボレーションを記念し、両者のダブルネームが記されたタグも付属されている。

低座イス(¥110,000)は、20世紀の日本建築界を代表する建築家・坂倉準三の設計した空間に向けて、坂倉準三建築研究所の所員がデザインした名作。和洋を問わず暮らしに溶け込むジャパニーズモダンを体現したかのようなデザイン。29cmと低く作られた座面はあぐらをかいたり足を投げ出して座ることができる。

ロッキングチェア(¥143,000)は、天童木工のインハウスデザイナーであった菅澤光政によってデザインされた。肘掛け部分以外継ぎ目のない一体成形のサイドフレームは、高いデザイン性と堅牢性を実現。また、見た目の美しさや使い心地に配慮し、肘掛のカーブは局所的に厚みを変える「不等厚成形」の技術を用いている。このロッキングチェアは建築家やデザイナーの愛好者が多く、彫刻家のイサム・ノグチがアトリエで愛用していたことでも知られ、身体のラインに沿ったフォルムと分割されたシートクッションが全身の緊張を解き、自然な揺れと共に癒しのひとときをもたらす。

スポークチェア(¥198,000)は、豊口克平がデザイナーとしての円熟期を迎えたころにデザインされた。伝統にモダンを取り入れ、日本の生活習慣に合うように設計されていて、まるで日本の暮らしを形にしたかのようなリラックスチェア。低い座面とスポークの背もたれで開放感のある空間を演出する。大きな楕円形の座面は、まるで畳の上に居るかのような安心感。ゆったりとあぐらをかいたり、足を投げ出して座ることもでき、姿勢を限定しない。座面の裏側は「エンドレス成形」によって作られていて、熟練の技で継ぎ目の無い楕円形の成形を可能にする、天童木工ならではの技術。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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