「サンローラン」が本格的に映画制作へ参入 制作作品にはアンソニー・ヴァカレロによる「サンローラン」の衣装を採用

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、子会社であるサンローラン プロダクションを設立し、ラグジュアリーブランドとして初めて本格的な映画制作を行うことを発表した。

本部門は、クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロが「サンローラン」のために構想したものであり、彼のコレクションが持つシネマティックな世界感とニュアンスを反映させながら、メゾンの未来を共に歩んでいくこととなる。

アンソニー・ヴァカレロは、「長年にわたり私にインスピレーションを与えてくれた偉大な映画界の才能のある方々と共に働き、そのためのスペースを提供したい」とコメントする。

サンローラン プロダクションは、第76回カンヌ国際映画祭(5月16〜27日)に参加し、オフィシャルセレクションの1つとしてペドロ・アルモドバル監督の「Strange Way of Life」(イーサン・ホーク、ペドロ・パスカル出演)をプレミア上映する。

サンローラン プロダクションが今後発表する作品には、デヴィッド・クローネンバーグやパオロ・ソレンティーノと共作したものも予定されている。アンソニー・ヴァカレロは、「私はこの2人の監督の作品に必ずインスピレーションを受けます。 ある意味、彼らが映画界にもたらす特異で過激なビジョンが、今の私をつくったのです」と語る。

また、同社が制作するすべての作品に、アンソニー・ヴァカレロによる「サンローラン」の衣装が採用される。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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