COMPUMA Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/compuma/ Tue, 02 May 2023 06:50:52 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.2 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png COMPUMA Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/compuma/ 32 32 COMPUMAのソロ・アルバム『A View』 長年の活動で見出したサウンドの眺めとは? https://tokion.jp/2023/05/06/interview-compuma/ Sat, 06 May 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=183541 COMPUMAが昨年、自身初となるソロ・アルバム『A View』を発表し、アナログと映像作品を収録したDVDもリリースされた。30年にわたる活動の背景に迫る。

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ある時は手書きポップが注目される名物レコードバイヤー、ある時は独自のエレクトロニック・サウンドが存在感を放つバンドメンバー、ある時はダンスミュージックから演歌までプレイするDJ、ある時はさまざまなメディアに音楽を届けるミュージックセレクター。多才な顔を持つCOMPUMAが、昨年(2022年)6月、自身初となるソロ・アルバム『A Vew』を発表。さらに、そのアナログレコードと映像作品を収録したDVDが満を持してリリースされた。30年にわたる活動のなかでようやく見つけたサウンドの眺め――『A View』とは?

COMPUMA(コンピューマ)
松永耕一、1968年熊本県生まれ。ADS、スマーフ男組での活動を経て、DJとしては国内外のアーティストDJとの共演やサポートをしながら、日本全国の個性あふれるさまざまな場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクト「SOMETHING ABOUT」よりMIX CDの新たな提案を試みたサウンドスケープ「SOMETHING IN THE AIR」シリーズをはじめ、コレクティブ「悪魔の沼」でのDJや楽曲制作、リミックスなど意欲的に活動。Berlin Atonal 2017、Meakusma Festival 2018への出演、ヨーロッパ・ラジオ局へのミックス提供など国外での活動の場も広げる。レコード、CDバイヤーとして培った経験から、コンピレーションCD 「Soup Stock Tokyoの音楽」の他、BGMの選曲、アート、ファッション、音と、音楽にまつわるさまざまな空間で幅広く活動。
https://compuma.blogspot.com
https://soundcloud.com/compuma

1つの舞台から派生した音の世界観

−−昨年リリースした『A View』はもともと、2021年の秋に上演された北九州の劇団「ブルーエゴナク」による演劇作品のために提供した楽曲が素材になっているそうですね?

COMPUMA:そうなんです。劇団の代表・穴迫信一さんから、「ブルーエゴナク」の演劇「眺め」への音楽制作の依頼を頂いたのがきっかけなんです。2020年の春、〈BLACK SMOKER RECORDS〉からリリースした『Innervisions』というミックスCDがありますが、それを穴迫さんが気に入ってくださって、そのイメージで音楽として参加してくれないか、と。『Innervisions』はBPM100で、さまざまな電子音のコラージュをわずかなビートとリズムだけでミックスしたような、少々実験的なエクスペリメンタルで、かなり抽象的なイメージだったんです。自分なりのダンスミュージック/フロアミュージックとの狭間へアプローチしたような内容だったので、“そういった世界観であれば、がんばればなんとか自分にもできるかもしれない”と思ってお受けしたんです。実際に台本ができあがってきたところで、改めて楽曲について相談したところ、実はシーンごとに音楽の展開が必要になるということで……いわゆる音楽的な展開や構成が必要となるリクエストだったんです(笑)。「……アレ!?」とかなり驚いてしまったんですが、“お受けしたからにはこれはもうやるしかない”と、ここ最近、スタジオ作業や録音などでお世話になっているhacchiさんの協力の下、トライしたという経緯があるんです。hacchiさんとは同世代で、1990年代半ば自分がADSというバンドで活動していた頃にはHi-Speedのメンバーとして〈UNKNOWNMIX〉のレーベルメイト、その後は、Deavid Soul、URBAN VOLCANO SOUNDSとして活動されています。

−−舞台「眺め」は、演劇においての「声」の可能性や影響力を検証するような実験的なアプローチを感じさせる作品とのことですが、具体的にはどのような楽曲が使われたのでしょうか?

COMPUMA:当初は、演者さんの声をサンプリングした素材で構築するミニマルな音楽をイメージしたりもしたんですが、穴迫さんいわく「演劇としてはそういうテーマだけれど、音としては声を使わなくてよい」とのことだったんです。手始めに、台本を基にシーンごとの音のイメージに繋がるキーワードを挙げてもらったんですけど、どういう風に舞台の心象風景が移り変わるのかを本当に事細かく言葉でいただいて、そのイメージを探りながら音を作って行きました。「BPM(楽曲の速さ)はすべて90でお願いします」と穴迫さんからリクエスト頂いたので、そのBPMを基準に、『Innervisions』の抽象的な電子音や心象風景を表すような音を盛り込んでいったんです。

COMPUMA「Innervisions」MV

舞台『眺め』は、2021年10月に北九州芸術劇場で4公演、その後、Theatre E9 Kyotoで4公演行われたんですが、コロナ禍、私の周りでこの公演を見ることができた人はおそらく数名だと思うんです。もちろん演劇として劇場で体験していただくことが理想ではありますが、“音楽として別で発表できたらいいな”という想いがあったので、穴迫さんに了承を得た上でカタチにすることにしたんです。

アルバムとして発表する上で、改めて音を微調整したり、作り直したり、いろいろと磨き直しました。当初は、「Bandcamp」のようにデータでもいいと思ったんですが、せっかくリリースするからにはやはりフィジカルなプロダクトとして発表したいという気持ちが芽生えて、そこから相談をして、今回も画家の五木田智央さん、デザイナーの鈴木聖さんにアートワークをお願いすることになったんです。

−−そんな素材を基にした『A View』では、アンビエント、ニューエイジ、エレクトロニック、ダブ、テクノがボーダーレスに融合されているようにも聴こえました。

COMPUMA:本当にそれはたまたまで、シーンごとのキーワードをイメージした音に変換して構築していったら、自分がそれまで親しんできたいろんな音楽の要素が自然に組み合わさっていったように感じています。特にアンビエントとか環境音楽、ニューエイジに特化したいというつもりは全くなくて、どちらかといえば、“そういうふうにはしたくないな”という気持ちのほうが強かったかもしれません。とはいえ、この作品を聞いた時にどんな印象を持たれるかはリスナーの皆さんの自由ですので、まずは聞いてもらえるだけでもありがたいですし、そこはホント自由に楽しんでいただけたら嬉しいです。

COMPUMA「A VIEW MOVIE(LIVE DUB)」Teaser MV #1

−−そもそも、「こういうものにしたい」というようなアルバムのイメージはあったんでしょうか?

COMPUMA:1曲仕上がっていくごとに、少しずつアルバムの世界観ができあがっていきました。7〜8割できてきたところでようやくおぼろげに着地点が見えてきましたが、それまでは試行錯誤しながら、シーンごとの音をひたすら構築していくような作業でした。あと、演劇の音楽を基にしているので劇中ではセリフが加わりますし、あまり音を足し過ぎないように意識したかもしれません。なるべく余白を残したというか、あえて音楽的に説明し過ぎないように、なるべく聴き疲れしないように最低限の演出ができればいいと思いながら作りました。

−−実際に制作はどうされたんですか?

COMPUMA:今回は、演劇のための音楽という自分にとって新たな音作りへの挑戦ということもあって、いろんな音を鳴らして試してみたのですが、自分の持っている機材だけでは思い描いているような音に対応できなかったんですね。あまり押し付け過ぎない音のイメージといいますか、よりニュートラルな音の世界観を作るためには自分の機材だけでは限界があったので、hacchiさんのスタジオで、パズルのようにピースを探してはイメージに合う音の組み合わせを1つひとつ作りながら、少しずつカタチにしていきました。

−−ダブ・ミックスである「View 2」を手掛けたのは、LITTLE TEMPOや、OKI DUB AINU BANDなどのメンバーでもあるサウンド・エンジニアの内田直之さんですが、今回、ダブを取り入れようと思った背景について教えてください。

COMPUMA:アルバムを完成させる最終的な段階に入った時に、作品としてもう1つ何か説得力を持たせたいと考えたんです。自分自身ずっとダブが好きで聴いてきたものの、これまで一度も着手したことがなかったんです。それでダブ・ミックスをお願いしたいと考えた時に、真っ先に内田さんが頭に浮かびました。お互いに面識はあったんですけどこういうカタチで仕事をオファーしたことがなくて、思いきって相談をしてみたんです。そうしたら、「やってみますよ」と快くお返事を頂いて、できあがったのがこのダブ・ミックスなんです。音源を頂いた時は最高過ぎて、“これで完成できた! 着地できた”と、ようやくアルバムとして完成したんだなと感じられたんです。

内田さんがエンジニアをされているFLYING RHYTHMSの存在も大きいんですけど、それ以前(2001年)にFLYING RHYTHMSのドラマー・久下恵生さんがリリースされたソロ・アルバムがめちゃくちゃ最高で、その録音、エフェクト効果も内田さんが手掛けていたんです。当時、久下さんのドラムだけのソロ・ライヴもあって、内田さんがダブ・ミックスをされていたんですが、今でも忘れられないくらい度肝を抜くかっこよさで凄まじかったんです。ライヴ後には、高円寺「LOS APSON?」のヤマベケイジさん達と、狂喜して盛り上がっていました。確か、その頃の2人のセッションが発展して、FLYING RHYTHMSが結成されていったような気がしています。そんな流れと内田さんの人柄だけでなく、LITTLE TEMPOからDRY & HEAVY、最近ではOKI DUB AINU BAND、GEZANまで、レゲエの枠に留まらないさまざまなミキシング・エンジニアとしての活躍を拝見していたこともあり、勇気を出してお声がけして、“やっと、お願いできた……!”という感じです(笑)。

『A view』とシンクロする映像体験

−−およそ30年にわたる音楽活動のなかでソロ・アルバムを発表したことは1つ大きなステップだったと思います。

COMPUMA:いろいろとありがたい限りです。そして、今作はソロ名義でありますが、hacchiさんの協力がなかったら実現できなかったことでもあります。自然な流れでこの作品をリリースできたこと、それがきっかけとなって昨年9月末に渋谷「WWW」でリリースイベントとライヴ・パフォーマンスが実現できたことは非常に大きいです。

−−今回、アナログレコードと同時に、「A View(眺め)」というテーマにふさわしいミュージック・ビデオ、映像作品もリリースされますね。

COMPUMA:そうなんです。『A View』のCDリリースからもうすぐ1年が経ちますが、ようやく自主レーベルの〈SOMETHING ABOUT〉からアナログレコードをリリースします。それと同時に、54分ほどの映像作品となるDVDもリリースするんです。昨年「WWW」でのライヴ・パフォーマンスでは、このアルバムを解体・再構築してミックス、さらにいくつかのシンセサイザーを交えて演奏したのですが、演奏と同時に内田直之さんにリアルタイムでダブ・ミックスをしていただいたんです。DVDではそのライヴ録音の音源に合わせて、アルバム収録曲「Vision (Flowmotion In Dub)」のミュージック・ビデオをお願いした映像作家の住吉清隆さんに長編の映像を制作していただいたんです。

住吉さんとは長年の交流があり、自分が彼の映像作品のファンなので、彼がNYにいた頃からこれまでにもいくつかミュージック・ビデオでお世話になっていました。いつか少し長めの映像作品が一緒に作れたらと願っていたので、このコラボレーションの実現はとても嬉しく思います。こういった経緯を経て、今回『A View』で目指した世界観、音とダブ・ミックス、映像とが三位一体となった映像作品「A VIEW MOVIE(LIVE DUB)」が完成しました。

COMPUMA「Vision (Flowmotion In Dub)」MV

−−水流、水面、水滴をはじめとする有機的なモチーフの中にCGを重ねた映像が印象的でした。どのように制作したのでしょうか?

COMPUMA:「Vision (Flowmotion In Dub)」のミュージック・ビデオを作る際に、音と一緒にいくつかのイメージを住吉さんに伝えました。何と言いますか、「何も起こらない感じにしてほしい」と……(笑)。これは言葉にしがたいところですが、例えば、寄せては返す波のような波紋の広がり、宇宙空間をただただ漂うような諸行無常、自然の摂理、そういう意味で“何も起こらない自然現象、真理”……? そういったニュアンスだけをお伝えして、あとは基本的に、住吉さんにおまかせしました。そして、この映像ができあがったんです。ハイスピードカメラを使って撮影されていて、スタジオでさまざまな実験をしながら映像素材を作られたそうです。

−−そもそも、映像にもこだわった理由は何ですか?

COMPUMA:個人的に映画やミュージックビデオが好きで、実験アニメーションや映像芸術、ヴィジュアル・ミュージックにもすごく興味があったんです。自分の作品でも、何かしらでそういった要素を取り入れたいという気持ちがあります。今回の映像作品は、もともと昨年のライヴ・パフォーマンスのために用意したもので、映像体験として元映画館である「WWW」の大きなスクリーンに映し出すために制作しました。そういった経緯があり、この作品は、例えばパソコンでも音楽と一緒にミュージック・ビデオを画面いっぱいに再生して見るとかなりの没入感があるので、自宅のようなプライベートな空間でもぜひこのトリップ感を体験していただけたらとフィジカルなリリースへたどり着きました。

−−リリースがきっかけで、少しずつ活動に広がりを感じています。今後の展開について考えていることはありますか?

COMPUMA:今年4月にはこだま和文さん & Undefinedさんとの共演がありました。音響・内田さん、映像・住吉さんと3人でセッションする『A View』のライヴ・パフォーマンスは、またぜひトライしたいです。願わくば、いすがあって座れたり、座れないにしてもゆったりとした空間・大きめのスクリーンがあったりするホール、屋外等でも実現できたらうれしいです。それと『A View』の続きにもなるような、新たな景色が広がる作品のリリースも目指していきたいです。

■「A VIEW MOVIES(LIVE DUB)」
DVD+ダウンロードコード
¥2,200

■『A View』
LP2枚組+ダウンロードコード
¥4,950
https://compuma.blogspot.com/

Photography Yasuhiro Ohara

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こだま和文&UndefinedとCOMPUMAがライヴで共演 〈Newdubhall〉主宰イベントが4月9日に渋谷WWWで開催 https://tokion.jp/2023/02/06/newdubhall-in-silence/ Mon, 06 Feb 2023 03:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=166760 昨年に注目作をリリースしたこだま和文&Undefined、COMPUMAの2組がライヴで共演。〈rings〉より原雅明とDJ FUNNELのDJ出演も。

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国内気鋭ダブ・ユニット、Undefinedの主宰レーベル〈Newdubhall〉によるライヴ・イベント「newdubhall in silence」が4月9日に渋谷WWWにて開催。同イベントにて、こだま和文&Undefined、COMPUMAの2組がライヴで共演することが発表された。

「静寂」をタイトルに掲げ、ダブというジャンルの根底に宿る「間」の美学をアフターコロナのモードで音像化した、こだま和文&Undefinedの『2 Years / 2 Years in Silence』。そして、演劇の劇伴素材をもとに、ミニマルで静謐なサウンドスケープを紡ぎあげた、COMPUMAの初のソロ名義作『A View』。昨年にそれぞれ注目作をリリースした両者のパフォーマンスを一度に体験できる、刺激的でまたとない一夜となる。なお、COMPUMAのライヴでは、PA/エンジニアを内田直之が、映像を住吉清隆が担当する。

また、2組のライヴアクトに加えて、『2 Years / 2 Years in Silence』をリリースしたレーベル〈rings〉より、主宰の原雅明、コーディネーション&プロモーションを務めるDJ Funnelの2名がDJとして参加し、イベントにさらなる音像を加える。

■「newdubhall in silence」
会期:4月9日
会場:WWW
住所:東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル地下
時間:OPEN 17:30
入場料:前売り¥4,000 / 当日¥4,500 ※ドリンク代別 / 全自由

チケットなど詳細は特設サイトを確認のこと
特設サイト:https://in-silence.newdubhall.com/

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【追記】青葉市子、冥丁、COMPUMAが出演するライブ・DJイベント WWW Xで4月28日に開催 https://tokion.jp/2021/03/18/www-x-meditation-for-japanese-spring/ Thu, 18 Mar 2021 11:16:50 +0000 https://tokion.jp/?p=24875 イベント名は「Meditation for Japanese Spring」。3月18日20時から3月28日23時59分まで抽選先行販売を受け付けている。

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【追記】新型コロナウイルスの影響により延期。振替公演の日程等が決定次第、WWW Xの公式ホームページおよびSNSで告知する。

青葉市子、冥丁、COMPUMAが出演するライブ・DJイベントが、東京・渋谷のWWW Xで4月28日に開催される。チケット代は前売りが¥3,800、当日が¥4,300(ドリンク代別)。3月18日20時から3月28日23時59分まで抽選先行販売を受け付けており、一般発売は4月3日を予定している。

イベント名は「Meditation for Japanese Spring」。沖縄や奄美の離島の長期滞在を元に“架空の映画のためのサウンドトラック”として『アダンの風』をリリースした青葉市子や“LOST JAPANESE MOOD”をテーマに幻想的な楽曲制作を行う冥丁、近作として竹久圏とともに茶園の音風景を昇華させたコンセプト・アルバム『Reflection』を発表したCOMPUMAがそろう、“Meditation(瞑想)”の名にふさわしい内容となっている。COMPUMAはオープニングDJとして出演する。

■「Meditation for Japanese Spring」
会期:4月28日
会場:WWW X
住所:東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル2F
時間:OPEN 18:00 / START 19:00
入場料:前売り¥3,800 / 当日¥4,300

※本公演は「ライブハウス・ライブホールにおける新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づいた対策を講じ、来場者、出演者、スタッフの安全に最大限配慮した上で、従前の50%以下のキャパシティで足元に1人1枠スペースを用意したスタンディング形式で実施する。チケットの購入、来場の際は必ずWWW HPにて注意事項の確認が必要。

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“音を聴く”という行為に寄せて――コロナ禍の中で制作されたCOMPUMAと竹久圏による作品『Reflection』 https://tokion.jp/2021/01/07/merging-into-the-act-of-listening-to-a-sound/ Thu, 07 Jan 2021 06:00:04 +0000 https://tokion.jp/?p=12314 京都の山奥の茶園をインスピレーションにしたサウンドスケープと心象風景をCOMPUMAと竹久圏はどう描いたのか。

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COMPUMAと竹久圏(KIRIHITO/GROUP)による5年ぶりの新作『Reflection』。このアルバムは京都の老舗茶問屋、「宇治香園」の創業155年を記念して制作されたものだ。2015年より「宇治香園」は、茶と光と音の統合を探求するプロジェクト“Tealightsound”を展開しており、本作もその一環であり、番外編として制作された。
COMPUMAと竹久圏は、5年前にも同プロジェクトに参加しアルバム『SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-』を発表している。このアルバムは、京都の山奥の茶園を訪れた2人によるフィールドレコーディングとギター、エレクトロニクスを中心とした作品なのだが、2015年に茶園は廃園となり現在に至る。
新作『Reflection』の制作では、COMPUMAと竹久圏は廃園となったこの茶園を再訪している。2人は何を感じ、どう心象風景を形にしていったのか。2020年、コロナ禍のさなかに、茶園の光景はどう目に映り、感情を動かされたのか。その制作一連にまつわる話を聞いた。

京都の山奥の茶園との再会・巡り合いを経て

――新作の『Reflection』ですが、フィールドレコーディングした音源がベースにありますが、まずはその魅力について教えてください。

COMPUMA:私は長年にわたりレコードショップでバイヤーをやらせてもらっているという経緯があって、取り扱うさまざまな音楽ジャンルの中には実験的な音源もあったんです。その中で、フィールドレコーディングという行為やそこから聞こえてくる音の喜びを知りました。そして次第に、自分もその手法に挑戦したいという気持ちになっていたんですね。そこで新作『Reflection』を発表する5年前に前作をリリースしました。

――「宇治香園」の創業150年記念作であり、“Tealightsound”を掲げるシリーズの第1弾アルバムとなった『SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-』ですね。2015年のリリース作品になります。

COMPUMA:そうです。前作では茶園の神秘的な魅力、空気感をフィールドレコーディングすることで伝えたいという想いが強かったんです。それゆえに全曲がつながっているようなミックスCDのような構成で作品をまとめたんですよね。それに対して、今作はフィールドレコーディングを中心にして作るということではなく、楽曲が1曲ごとに独立しているようなアルバム作品にしたいと思って制作したんです。そこが大きく異なる点ですね。竹久圏さんと茶園で得たイメージを照合させながら掛け合わせて、お互いの考えやイメージ、表現の足し算引き算を繰り返しながら制作を進めていきました。

――制作を進行する段階で、2人の役割はどのように分かれていたんですか?

COMPUMA:私は自身の楽曲の制作はもちろんですが、それと同時にアルバムの全体像をイメージするような役割でしたね。圏さんが作った素材を入れ替えたり組み合わせたり、できている素材と今後必要である楽曲、時間の制約もあったので、仕上がり完成図に向けた設計を頭に描きながら、客観的な視点にも立って制作を進めるようにしていました。

――対して、ギターでイメージを具現化するにあたって、竹久さんはどのようなことを考えて制作を進めていったんでしょうか?

竹久圏(以下、竹久):今作の制作にあたって茶園を再訪するということは、自分にとって“再会”を意味することでした。実際に行ってみて、変貌した風景に驚き、そこで得た気持ちを後でフレーズや音色につなげていくという流れでしたね。まずは2ヵ月ほどでネタとなる音源を制作して録音して、ある程度制作が進んだところでCOMPUMAさんに渡してフィードバックをもらい、反応が良かったものを膨らませていく。そのように制作を進めていったんです。徐々に作品の片鱗が見えていく過程で、こういうシーン(曲)もあると良いだろうなだとか。作品の流れにある物語性を見て察しながら、楽しく制作させてもらいました。

――『Reflection』は、2人が茶園で得たインスピレーションを楽曲として昇華された内容となっていますが、いつ頃、廃園となった京都の山奥の茶園を再訪されたんですか? また、その時にどのような思いを抱かれましたか?

COMPUMA:2020年6月後半に行きました。そこで素材録りを2日間を行いました。5年前には何度も茶園に行って、音を採取するロケーションやポイントを探るところから始まったので非常に時間がかかったのですが、その経験があったので今回は短期間でしたね。それにコロナの件も考慮して、できるだけ短期間の滞在にしようと思ったんです。6月は、茶園の緑が生き生きしていて1年の中で最も美しい時季ということを「宇治香園」さんにも教えていただいておりました。とはいえ、廃園から5年が過ぎ、梅雨時だったこともあって、茶園はジャングルのように荒れ果ててました。

竹久:最初に訪れた時の気持ちと根っこは同じだと思うんですけど、もっと焼き付くような思いがしましたよね。

COMPUMA:ええ。まさにそうでした。それはマイナスの感情ではなく、さっき圏さんが言っていたような“再会”、“巡り合い”の思いがありましたよね。そして、今になって思えば、あの時期はずっと自宅での自粛生活が続いていたこともあったので、非日常的な場所に行けたことにも興奮したんだと思います。自然のパワーの中にいられる喜びを感じました。 

竹久:それはありましたね! 同時に、5年前も今回もそうなのですが、来ちゃいけないところに来ちゃった……みたいな印象がありました。

アルバムに込めたのは、山の音を軸に紡いだ物語

――その“来てはいけない場所”という感覚は不可侵の領域であるとか、何か神々しさを覚えるという意味ですか?

COMPUMA:過剰にスピリチュアルな神格化はしたくないですが、少なからずそういう気配、そういう場所ではあるのかなと思いますね。今回は印象的なエピソードもありました。1人、山頂で気配を殺してフィールドレコーディングをしていたら、ガサガサ、ガサガサという歩くような音が、少し離れたところから聞こえてきて、「あれ、圏さんかな?」って思って辺りを見回すけど誰もいなくて。そうしたら、また音がしてきて、何度がそれが繰り返されて……、なんとなく不安というか怖くなってきたもののレコーディング中なので身動きが取れないんですよ。

――人が動く雑音がマイクに入らないようにと。

COMPUMA:そうなんです。そこで、恐る恐る音がするほうを見ていたら、しばらくすると野生の鹿の親子がすぐ近くに現れて、鹿でよかったと落ち着いたと同時に、わわっ! と心の中で驚いたんですよ。その瞬間に鹿は大きな声で鳴いて身構えていて。鹿とはいえ、あのツノでこちらに突進してきたらやばいなとか思いつつ、しばらくお互い見つめあっていました(笑)。そうこうしていたら、鹿の親子は山の森の奥に行ってしまったので、安心しながらも心の中では「ごめんね」という気持ちでした。こちらがビックリさせてしまったかなと思って。そんなやりとりも音として残っていたので、2曲目「Decaying Field」の後半に1つの心象風景ドキュメント素材としてミックスしてみました(笑)。

竹久:お邪魔しているのはわれわれですからね。彼ら(鹿の親子)にしてみれば、「一体、誰が来たんだろう。何をガサガサやっているんだろう」って感じでしょうから

――作品の具体的な話に移ります。アルバムが「The Back of the Forest」でスタートし「Decaying Field」では不穏な空気をまといながら、3曲目の「Nostalgia」ではギターの音色で一気に拓けるような印象がありました。

COMPUMA:先ほど、曲順が決まったのは制作段階の後半であったことをお話ししましたが、「Decaying Field」を序盤に入れようというのはなんとなく決めていたんです。その次曲「Nostalgia」から、アルバムが動き出すような印象を伝えたい気持ちがありましたね。そこから具体的に物語が始まっていくような流れで。

――個人的に印象的だったのがアルバムの最終曲「Enka (Twilight Zone)」です。サブタイトルで中間領域を意味する“Twilight Zone”という言葉が入っていますが、これは茶園と現実世界のはざまを意味を示しているんですか?

COMPUMA:正直なところ、深い意味はないんです(笑)。ただ“Twilight Zone”という単語はタイトルに付けたかったんですね。いろんな意味を含めて、そういう場所、時間、時代といった意味合いがある気がしていたので。そういう意味では、茶園と現実世界のはざまという意味もあるのかもしれません。この楽曲にはハミングとしての歌心? メロディも含まれているので、表現のうえでも大きなチャレンジでした。“演歌”の意味もあれば“艶歌”でもあり、そこは、まあ、さまざまです(笑)。

この状況だからこそ気付いた山中のにぎやかさ

――アートワークは五木田智央さんの作品を鈴木聖さんがデザインされていらっしゃいます。これも前作『SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-』と同様ですね。

COMPUMA:はい。実は『Reflection』で使用している五木田さんの作品は、5年前にお願いした際に描いてくれたものなんですよ。当時、2つの作品を描いていただいていて、なので今作『Reflection』では音源制作前からわれわれの作品イメージとして、この五木田さんのドローイング作品が頭の中にあったんです。これをイメージしながら制作を進めていったと言ってもいいくらいに重要なイメージでもありました。

竹久:まさに今作のテーマにバッチリでしたよね。

COMPUMA:そう、まるで今作を5年前から五木田さんが予期していたかのような。そんな気持ちにすらなります。

――世界中がパンデミックにある状況で、『Reflection』も、そのさなかに制作された作品となりました。コロナとともに生きる時代において、自身が表現したり発信したりする内容に変化はありましたか?

竹久:当然ありましたね。ライヴが減り、人前で演奏する機会がどんどんなくなっていく中で、改めて客観的に自分のやりたいことを見つめ直せました。そんな状況だったので、『Reflection』はテーマをいただいて、作品を制作できたということに喜びを感じています。

COMPUMA:私も制作できて嬉しかったです。圏さんと同じ状況で、私もDJ活動が春以降ほぼなくなり、自宅で自粛生活を送ってきました。時間ができたことで、読めてなかった書籍などとも向き合うことができまして。その中で、“音を聴く”という行為やサウンドスケープの世界と改めて向かい合ったんです。そこで感じたのですが、東京はまさにそうですが、都市化が進んでいく中で、“静寂”というものがなくなってきているじゃないですか。でもコロナ禍になって、街が静かになったような気がするんです。だから、静かな時間の回復や静かな空間の回復というサウンドスケープの理念のようなものが都会にいてもちょっと体感できたような気がします。そういったことも少なからず『Reflection』の録音に反映されています。6月に茶園に行った時、都会よりも静かなところに行ったはずなのに、山の中でジッとレコーディングして、そこでの音そのものに耳を傾けていると、都会よりも自然の息吹や生命力をガヤガヤとにぎやかに感じたんですよね。今回のレコーディングやコロナ禍を通じて、今までそのような意識がなかったことを考えられたことが、すごくおもしろい体験になったと思っています。 

COMPUMA(松永耕一)
1968年熊本県生まれ。DJとして、国内外問わず多くのアーティストやDJと共演したり、サポートを行ったりしている。自身のプロジェクト、SOMETHING ABOUTよりミックスCDの新たな提案を試みたサウンドスケープなミックス『Something In The Air』シリーズ、悪魔の沼での活動など、DJミックスを中心にオリジナル、リミックスなどさまざまな作品を発表する。
http://compuma.blogspot.jp/

竹久圏
ギタリスト兼ヴォーカリスト兼コンポーザー兼プロデューサー。ロックバンド、KIRIHITOのギター、ヴォーカル、シンセを担当。同時にインストバンドのGROUP、younGSoundsのギタリスト兼コンポーザー、あるいはアイデアマンとして参加中。その他、UA、FLYING RHYTHMS、イルリメ、一十三十一、やけのはら、田我流などのライヴバンドや録音にも参加する。
http://www.takehisaken.com/

Photography Shinpo Kimura
Text Ryo Tajima

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