Tokyo Wish List ―ワンランク上のリラックスシューズ―

今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」。暑い夏の気分をそのままに、楽ちんに履けてスタイルを際立たせてくれるリラックスシューズを集めてみた。コーディネートに1点、エレガンスを取り入れてみては。

LOUIS VUITTON

「ルイ・ヴィトン」の伝統と歴史に育まれたレザーミュール

ブランド設立以来、常にコレクションの中核を成してきた「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」を象徴するモノグラム・キャンバスを取り入れた一品。今季もまた新しい世界を見せてくれる同ブランドからリリースされた新作のレザーミュールは、適度なボリュームを持たせたスリッポンスタイルに、アクセントにオレンジのネオンカラーステッチを採用。アッパーのストラップには“LV”のイニシャルを施したゴージャスなメタルパーツを配するなど、随所に効かせたアクセントもいい。そして、柔らかなアナトミックインソールと、滑りにくく耐摩耗性に優れたマイクロラバー製のアウトソールで履き心地の良さも追求したリラックスシューズとなっている。

ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854

GUCCI

クラシカルな1足をモダンにアップデートしたレザーのスリッパシューズ

コロナ禍になって家にいる時間が大きく増えたこともあって、ファッション界ではルームウエアに着目したアイテムが多く見られるようになった。そんなムードの中、インナーウエアとアウターウエアの境界を越えたハイブリッドなアイテムを数多く提案する「グッチ(GUCCI)」からリリースされる、レザーのスリッパシューズに注目したい。同ブランドを象徴するダブルリングとバーから成る、“ホースビット”があしらわれたブラックレザーのスリッポン仕様。レザー特有の上品な素材感と美しいゴールドの輝きも際立つ。2015年に(現クリエイティブ・ディレクターの)アレッサンドロ・ミケーレが就任した際のコレクションで発表された「プリンスタウン」を踏襲しており、まさに伝統と革新が融合したならではのクリエイションだ。
デザインはシンプルながらも存在感があるので、イージーパンツにラフに合わせても、細身のパンツで上品にコーディネートしても、どちらでもはまるはず。

グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177

PRADA

「プラダ」の世界観を凝縮した再生ナイロンを使ったサンダル

コロナウイルスの猛威もそうだが、現在、われわれは地球環境の分岐点にも立たされており、これまでの生活様式の見直しを問われている。それはファッションでもそうで、数多くのブランドがサステナブルなプロダクトをクリエイトしている。今回紹介する「プラダ(PRADA)」からリリースされるサンダルはまさにそうで、素材には、海洋投棄された漁網や、埋められたカーペットなどの繊維廃棄物を再生、洗浄して再利用した再生ナイロン“Re-Nylon(リナイロン)”が使用されている。
デザイン面で注目したいのは、この再生ナイロン生地をキルティングの形状にした点で、これは同ブランドのアイコンであるトライアングルロゴを想起させてくれ、アッパーのラバーにあしらわれたロゴとの親和性も高い。インナーには、シープファーのライニングが採用されており、寒くなってくるこれからの季節にもぴったりだ。

プラダ クライアントサービス 0120-45-1913

Photography Erina Takahashi
Styling Takuya Raita

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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