「フェンディ」と「ヴェルサーチェ」による「フェンダーチェ」が誕生 2つのコレクションを披露

「フェンディ」と「ヴェルサーチェ」がタッグを組んで、新たに「フェンダーチェ」を発表した。「フェンダーチェ」は、大文字のFとVを合わせた、自由(Freedom)、楽しさ(Fun)、芸術性(Virtuosity)を意味するファッションで、「ヴェルサーチェ バイ フェンディ」「フェンディ バイ ヴェルサーチェ」という2つのコレクションが制作された。

本コレクションは、キム・ジョーンズとシルヴィア・フェンディがウィメンズウェアとメンズウェアのデザインをそれぞれ担当し、「ヴェルサーチェ」の卓越したビジョンを表現、「ヴェルサーチェ」は全カテゴリーを担当して「フェンディ」を独特の解釈で表現した。ブランドのアーカイブを開放し合い、互いのデザイン要素を取り入れた独自の掛け合わせが生まれている。その根底には、お互いのブランドのデザインコードやカルチャーに対する深い尊敬の念と、デザイナーとしてお互いを称え合う心があったという。

「ヴェルサーチェ バイ フェンディ」は、「ヴェルサーチェ」の1990年代半ばから後半の時代にインスピレーションを得て、二面性を追求しており、その特徴は「フェンディ」のモノグラムと「ヴェルサーチェ」のグリークキーモチーフの調和に現れている。以前のウェアはリバーシブルに生まれ変わり、レザーで作られたチェーンなど、「フェンディ」のアイコンやアトリエの精巧なクラフツマンシップをのぞかせている。

「フェンディ バイ ヴェルサーチェ」はパンクロックスタイルで、ドナテラ・ヴェルサーチェいわく、異なる要素のミックスと破壊的な創造がキーになっており、「ヴェルサーチェ」のセーフティピンを多彩にあしらい「フェンディ」のサインやシンボルに添えている。チェーンには、レースと「フェンディ」のモノグラムを解釈したクリスタルの「F」を組み合わせている。シルクファイユは デニム風で、シアリングはシェービングを施し、「フェンディ」の世界に若き反骨心を添えている。

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有