今や機能性とデザインが融合したスニーカーがトレンドであり、今なお進化を続けている。そこで今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」では、機能性とデザインを兼ね備えたボリュームスニーカーにフォーカスする。ただ厚底というわけではなく、機能性も搭載しているので、合理的な1足ではないだろうか。そして、存在感があるのでコーディネートのアクセントとしても使い勝手がよいはず。
COMME des GARÇONS × SALOMON
1960年代にリリースされたスニーカーのカスタマイズモデル
日本のみならず世界のファッションシーンをリードする「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」と、アクティブスポーツとファッションシーンから支持を集めている「サロモン(SALOMON)」によるコラボレーションスニーカーをピックアップ。こちらのスニーカーは、「サロモン」が1960年代にリリースした“SR901E”を「コム デ ギャルソン」がカスタマイズした1足。さまざまな地形や動きにも耐えられるグリップ力を発揮するcontagrip™を搭載したソールに加え、アッパーを覆うGロゴをあしらったカバーがポイント。これならシューレースがほどける心配もないし、ちょっとした雨なら問題なし。程よいボリューム感なので、パンツを選ばずに履けるのも嬉しいデザインだ。
OAO
日本のシューズテクノロジーがさえる環境に優しい1足
都会を生きるクリエイターに向けて、機能性とデザインを融合させてスニーカーを提案する日本発のブランド、「OAO(オーエーオー)」の自然環境に配慮した1足に注目したい。こちらのスニーカーの特徴は、環境に配慮したエコーレザー社のレザーを採用している点で、柔らかくも高級感があるのもいい。デザイン面では、アッパーにリフレクター素材のラインを取り入れているので、夜間でも視認性が高く、かかと部分のシルバーがアクセントにもなっている。そして、ソールにはビブラム社のソールを配しているので、履き心地も抜群だ。まさに先進テクノロジーと近未来のデザインが混ざり合ったアーバンなスニーカーではないだろうか。
ORPHIC
さまざまな要素で構成されるスニーカーの進化形
2011年にデザイナーの白川貴善によってスタートした「オルフィック(ORPHIC)」は、ファッション性と機能性を掛け合わせたデザインが特徴のシューズブランド。今回フォーカスした新作は、スニーカーとしてだけではなく、かかとを踏むことでミュールとしても履けるユニークな発想を落とし込んだ1足だ。特徴としては、ランニングシューズをほうふつとさせるソールに、カジュアルなキャンバスシューズのアッパーを合体させた再構築的なデザイン。インソールには、低反発のオリジナルクッションを採用しているので、長時間履いていても快適だ。掛け合わせの設計ながらもミニマルなデザインにまとまっているので、シーンを選ばずに履けるはず。