アントワープ発のファッションマガジン『A Magazine Curated By』は、阿部千登勢「サカイ(sacai)」創設者兼デザイナーを25号のキュレーターに迎えることを発表した。同誌の発行を記念し、7月5日に『A Magazine Curated By』と「サカイ」の限定Tシャツを同時発売する。
同誌は家族や友人、アーティスティック・コラボレーター、ファッションブランド等、作者と親しい人々に寄稿を呼びかけ、200ページで展開する。英語と日本語の両方でコンテンツを紹介し、#sacaiTHEpeopleを用いて東京からロサンゼルスまで国際色豊かなポートレートシリーズや、シェフ、工業デザイナー、建築家、アーティスト、ライター、ビジネスアナリストによるコミッション・プロジェクトまで、「サカイ」の背景にあるコミュニティとコンセプトに迫る。
誌面ではミニマリスト建築やアップサイクル工業デザインといった物質的な問題から、CGI製品やAI(人工知能)によるファッションルポの可能性まで、ハイブリッドや「安心と裏切り」を軸にさまざまな方法でアプローチする「サカイ」のコラボレーションを表現。
巻頭では、阿部千登勢とる源馬大輔「サカイ」クリエイティブ・アドバイザーに、東京を拠点にするカウンセラー、ジョセフィン・クレイトン(Josephine Creighton)がインタヴューを実施。2人のクリエイティブ・コラボレーションを心理学の観点からアプローチする。
フォトグラファー等の拠点で撮影されたポートフォリオのページでは、ラシダ・ジョーンズ(Rashida Jones)、忽那汐里、エディソン・チャン(Edison Chen)、チン・シューペイ(秦舒培/Qin Shupei)、ドクター・ウー(Dr Woo)、窪塚洋介、ミシェル・ゴベール(Michel Gaubert)、カール・テンプラー(Karl Templer)、サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)、ザ・ルーツの ブラック・ソートことタリク・トロッター(Tariq ‘Black Thought’ Trotter)等の著名人が登場する。
また、同誌にはイギリス人ファッションフォトグラファー、クレイグ・マクディーン(Craig McDean)によるプリントが1枚差し込まれる。
Tシャツのフロントには表紙の印象的なウルトラマリンブルーからインスパイアされたブルーを用いて『A Magazine』のAを、内側にはMagazineの文字をプリントし、バックには「サカイ」のロゴの一部をプリントした。ユニセックスでカラーはホワイトとブラックの2色展開。 7月5日に「サカイ」青山とオンラインストア、6日に「ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)」内の「ビブリオテカ(BIBLIOTHECA)」、代官山蔦屋書店で雑誌とTシャツを発売する。