「サカイ」×「A.P.C.」 デニムを中心に展開 オリジナルロゴ「SA.P.C.AI.」も製作

「A.P.C.」が2019年春から行なっている「インタラクション」企画の第9弾は、「サカイ」とコラボ。「A.P.C. サカイ インタラクション #9」コレクションの価格は23,000〜80,000円。発売は3月19日で、店頭はオープンから、オンラインは14時1分から販売を開始する。

キャンペーンビジュアルのアートディレクションは、スザンヌ・コラーが手掛け、フォトグラファーのティム・エルカイムが撮影を担当した。

今コレクションのために「A.P.C.」と「サカイ」のお互いのロゴを組み合わせた「SA.P.C.AI.」のロゴを製作。アイテムに関しては、「A.P.C.」の主力製品である、ジーンズ、デニムジャケット、デニム ドレス、さらにデニムトートに新しいアプローチをもたらしたいと考え、両ブランドのアイコニックな素材であるデニムとナイロンをミックス。ジャージー素材も同様に、「サカイ」はジッパー部分への遊び心と、厚めの素材をチョイスすることで「A.P.C.」の定番Tシャツとスウェットシャツをより複雑な構造に変化させた。さらに、サンダルやフリンジ付きのホワイトスニーカーも展開する。サイズはXXS〜XLをそろえ、ユニセックスで楽しめる。

「A.P.C.」のデザイナーであるジャン・トゥイトゥは「この『インタラクション』は、お互いのブランドのスタイルを代表する、一種の交差ポイントに到達するための言語要素のミックスという、『A.P.C.』と『サカイ』の間で起こったことを正確に反映している。自分達が『着られる』と呼ぶものの限界をかなり押し広げているので、珍しいアイテムになった。創造的な解体と再構築の長いプロセスを経た結果だ。全ての服が解体され、再び形作られていくのを見るのは本当に楽しかった。そして、マルグリット・デュラスの小説『破壊しに、と彼女は言う』を彷彿とさせる、モーリス・ブランショを引用すると、『破壊する。それはなんと響くのか。穏やかに、優しく、完全に。』(モーリス・ブランショ『友愛』1971年)これは、正にこのプロジェクトを進める際に私達が感じたことだった」と語る。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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