杉本博司 Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/杉本博司/ Mon, 05 Jun 2023 04:24:55 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.2 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png 杉本博司 Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/杉本博司/ 32 32 「プラダ」が庭園美術館で繰り広げた文化・芸術の2日間 日本初開催のイベントシリーズ「PRADA MODE」をレポート https://tokion.jp/2023/06/05/report-prada-mode/ Mon, 05 Jun 2023 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=189241 5月12・13日に「PRADA MODE 東京」が開催。建築家・妹島和世がキュレーションした多彩な文化プログラムの数々をレポート。

The post 「プラダ」が庭園美術館で繰り広げた文化・芸術の2日間 日本初開催のイベントシリーズ「PRADA MODE」をレポート appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
庭園美術館を舞台に多彩な文化プログラムが展開
「#PradaMode Tokyo」

5月12・13日の2日間にわたり、「プラダ(PRADA)」による現代文化をテーマとしたイベントシリーズ「PRADA MODE」が東京都庭園美術館(以下、庭園美術館)で開催された。同イベントシリーズは、現代美術作家のカールステン・ホーラーが手掛けたイベント「Prada Double Club」(2008年・2009年ロンドン、2017年マイアミ)から派生的に生まれたもので、これまでマイアミ、香港、ロンドン、パリ、上海、モスクワ、ロサンゼルス、ドバイと世界の各都市で開催され、シアスター・ゲイツやダミアン・ハーストら世界有数のクリエイター達の作品・インスタレーションの展示が行われてきた。

シリーズ第9弾・日本初開催となる今回の「PRADA MODE 東京」では、「プラダ」と長年にわたりコラボレーションしてきた建築家・妹島和世がキュレーションを担当し、会場には同氏が昨年7月から館長を務める庭園美術館が選定。1933年に建てられたアール・デコ様式の旧朝香宮邸である本館と多彩な植物が息づく豊かな庭園、そして現代美術作家・杉本博司をアドバイザーに迎え2014年に完成した新館からなる同美術館を舞台に、領域をまたぐ多種多彩な文化プログラム・アクティビティが展開された。

本イベントは招待制であったが、美術館入り口の受付は妹島がキュレーションしたアート作品を展示する「ゲートハウスギャラリー」として一般公開。妹島が旧朝香宮邸や庭園というモチーフ・観点から着想を得てキュレーションを行い、名和晃平や三嶋りつ惠、磯谷博史、ナイル・ケティングらの作品が一堂に会した。

西洋庭園の最奥には、妹島とのユニット・SANAAとしても活動する建築家・西沢立衛の設計による木素材の仮設パビリオンを設置。オーガニックな曲線美を誇る屋根の下で、多岐にわたる主題を巡っての対談やライヴ・パフォーマンスが実施された。

芝生の上や木陰には木素材の什器が配置されており、来場者はそこに腰掛け対談や音楽に耳を傾けたり、会話やフード・ドリンクを楽しんだりと、思い思いの時間を過ごしていた。

渋谷慶一郎によるサイトスペシフィックなインスタレーション&パフォーマンス

日本庭園に歩を進めていくと、初夏の心地よい風が奏でる葉擦れに混じって、アブストラクトな電子音響が聴こえてくる。このサウンドインスタレーションを手掛けたのは音楽家・渋谷慶一郎。庭園にちりばめられた24本のスピーカーからは、同氏制作によるサウンドファイルがピッチやポジションなどさまざまなパラメーターをランダマイズした上で再生されるようにプログラムされており、自然音とも相まって、今ここでしか聞くことのできない一期一会の、サイトスペシフィックなサウンドスケープを展開していた。

イベント1日目となる12日の11時半からは同庭園で渋谷のライヴ・パフォーマンスが実施に。渋谷はアナログ・ポリフォニック・シンセサイザーの名機「Prophet-5」を即興で演奏。サウンド/ノイズの境界を行き交う重厚で豊かなアナログサウンドは、インスタレーション同様、プログラムを経由し24本のスピーカーからランダムに発せられ、自然音や来場者の話し声とも溶け合いながら、心地よさと刺激が交錯する聴取体験をつくり出していた。

建築と自然・ランドスケープの関係性を語った西沢立衛と石上純也

同日14時からは、西洋庭園のパビリオンにて、その設計を担当した西沢と建築家・石上純也による対談「ランドスケープアーキテクチャー」が開催となった。2人はまず自身が手がけた建築作品を事例としながら、各々の自然やランドスケープに対するアプローチ・考え方を提示。石上は持続的な時間軸をも設計・デザインに落とし込みことにより、前からそこにあったかのような感覚をも想起させ得るレストラン「メゾン・アウル」(2022年)、建築とランドスケープが一体化したかのような半屋外建築「KAIT広場」(2020年)などを、西沢はチリの湾岸に建てられた住宅「House in Los Vilos」(2019年)や軽井沢の宿泊施設「ししいわハウス」(2019年)など、所与の自然を解消する課題としてではなく頼るべき与件として設計を行った建築作品を紹介した。各々のプレゼンテーションを終えると、「機能の集合」ではない「流れの集合」としての建築というあり方の可能性や、20世紀の建築家が都市に向かったのに対して現在では環境・ランドスケープへの志向性が高まっているという指摘など、建築の今とこれからを巡るアクチュアルな言葉が交わされた。

お茶の精神から「趣味と芸術」を説いた杉本博司と千宗室

同日16時からの対談には、現代美術作家・杉本博司と、茶人・千宗室が登壇した。「趣味と芸術」という対談のタイトルは、『婦人画報』に掲載された杉本の連載「謎の割烹 味占郷」をまとめた書籍『趣味と芸術 謎の割烹 味占郷』(2015年、講談社)に由来するもの。同書は、杉本が料亭の「亭主」として各界の文化人・著名人を招き、自身の料理と自身が蒐集した美術品・骨董品からつくり出した床の間のしつらえによりもてなした様を記録したものだが、杉本によれば、そこにあるのはお茶の精神にもとづいているのだという。杉本のおもてなしは、例えば、ギタリストの姉弟である村治佳織、村治泰一を招いた際には、蕪を弦楽器に見立てた料理「蕪の葛炊き」を供し、また2人のレパートリーに着想を得て、司馬江漢が江戸時代の鎖国中にまだ見ぬヨーロッパの姿を想像で描いた「樹下騎馬人物像」を飾る、といった具合。招く相手に思いを巡らせ、趣向を凝らしたおもてなしを用意する——その精神性と創造性は千利休が完成させたわび茶の理念を継承したものであるだろう。本対談では、財と見識を持ち合わせ必要な時に必要なものを動かすという数奇者たる者の在るべき姿や、千利休の茶室にあらわれた西洋美術にも先行しうる幾何学的な抽象の美学・緊張感なども語られ、両者ならではの含蓄に富む対話でオーディエンスを大いにもてなした。

庭園美術館の貴重な歴史的空間と特別なワークショップ

イベント期間中、庭園美術館では年に1度の建物公開として「建物公開2023 邸宅の記憶」が開催されており、来場者は対談やパフォーマンスの合間など銘々のタイミングで、宮邸時代の家具を用いて再現された旧朝香宮邸の邸宅空間や、写真・映像資料、工芸品、調度品、衣装などを愉しむことができた。

また、新館では本イベントのために特別に企画されたワークショップも開催。洋服の制作過程で生じた布やリボンの端切れを活用しオリジナルの帽子をつくる「わたしをあらわすすてきなぼうし」、同様に端切れから大きな1枚のカーペットをつくる「ポータブルガーデンをつくろう」という2つのワークショップは、老若男女問わずたくさんの参加者でにぎわっていた。

妹島和世と長谷川祐子が考える、アートと生活・社会の新しい関係性

イベント2日目となる13日の11時からは、妹島とキュレーター・長谷川祐子による対談「犬島シンビオシス:生きられた島」が開催された。主題となったのは、瀬戸内海に位置する犬島で2008年にスタートした、アートによる地域再生の取り組み「家プロジェクト」だ。同プロジェクトにおいて、長谷川はアーティスティック・ディレクターを、妹島は建築を担当。過去タッグを組み「アートと人をつなぐ」ことを実現した2人は、そのさらに先の姿として「生活の中にアートが自然にある」という状況をつくり出すことを企図したという。その結果として、犬島のプロジェクトでは、1つのシンボリックなギャラリーをつくるのではなく、当時約50世帯の島民が暮らしていた集落に複数のギャラリーを分散的に設計・開館するというアプローチが取られることに。妹島が設計したギャラリーは、スカルプチャルな新築のもののみならず、もともとある空き家を活用・リノベーションしたものもあり、展示に必要な最低限の電気しか用いないというポリシーを遵守すべくさまざまな工夫を行うなど、コンテクストや環境に配慮しながらプロジェクトが進められたことが豊富な写真資料とともに説明された。

また、同プロジェクトで肝要なのは「ギャラリーをつくって終わり」ではないこと。それはあくまで第1フェーズに過ぎず、植物園の開館やさまざまなイベント・ワークショップの展開、外部団体・企業が参画しての取り組みなど、ギャラリーの開館後も現在進行形で犬島という場所、そこにあるコミュニティの成長が実現され続けているのだ。ただし、それはああらかじめ計画・設定されたゴールではなく、島民やプロジェクト参加者、アート・アーティスト、ギャラリーを訪れる来島者らさまざまな要素・主体が、シンビオシス(利他共生、異なる種・生物が互いに利する関係を持つことによって進化していくという考え方)的に関係し合い、生まれ育まれていったものだという。その合目的性に回収されないつながりや、持続可能な成長のあり方は、社会や文化のこの先の姿を考える上で多大な示唆を与えてくれる。

刺激に満ちた渋谷慶一郎によるAI・アンドロイドとの共演

同日12時半からは、渋谷のパフォーマンス「Garden of Android」がパビリオンで催された。渋谷は、近年のメインプロジェクトであるアンドロイド・オペラ®︎の「主演」である人型アンドロイド「オルタ4」との共演を披露。パフォーマンス前に渋谷が行った説明によれば、「オルタ4」がこれから歌う歌詞は、渋谷がAIに本イベントの概要や、西洋において「庭」の理想形・起源とされる「エデンの園」の背景や物語を学習させた上で、「庭園美術館の庭で歌うとしたら、どんな歌詞を歌いたいか?」と問いかけ生成されたものであるという。また「オルタ4」が歌うメロディはすべて渋谷が紡ぐサウンドに対して即興で生み出されるものであることも伝えられた。

「オルタ4」によるパフォーマンス開始のスピーチが終わると、渋谷が「Prophet-5」で奏でる倍音を多分に含んだ美しく分厚いパッドサウンドがあふれ出し、一気に場を染め上げていく。すると、「オルタ4」はその音に重ね合わせるように、子ども/大人、男性/女性、人間/システム、声/楽器などさまざまな境界線を曖昧にするような不思議な歌声による歌唱を開始。渋谷はそんな「オルタ4」が紡ぐメロディにしかと耳を傾けながら、モジュレーションやフィルターを繊細にコントロールしつつ、演奏を展開していく。人間とAI・アンドロイドにより繰り広げられた「対話」は、この先の文化・表現の未来のヴィジョンを大いに感じさせる創造性と批評性に満ちていた。

境界を横断する刺激的で多種多彩な音楽

渋谷の他、本イベントでは、初来日を果たしたフランス人電子音楽家のロメオ・ポワリエ(Roméo Poirier)や、つい先日に新曲「Nothing As」を発表した石橋英子&ジム・オルーク(Jim O’Rourke)、水と陶磁器を用いる在パリのサウンド・アーティストのトモコ・ソヴァージュ(Tomoko Sauvage)、イタリアのアンビエント音楽家ジジ・マシン(Gigi Masin)ら国境・ジャンルを横断した豪華多彩なアーティスト・音楽家達によるパフォーマンスが催され、空間を色とりどりの豊穣なサウンドで彩った。

渋谷慶一郎と朝吹真理子による都市・音楽を巡る語らい

本イベントの最後の対談プログラムに登壇したのは、先ほどパフォーマンスを終えた渋谷と小説家・朝吹真理子。「都市と音楽」をテーマとした対談の冒頭において、朝吹は、ル・コルビュジェに師事した建築家であり数理モデルを駆使した作品で高名な作曲家でもあるヤニス・クセナキスの著書『音楽と建築』(編訳:高橋悠治、2017年、河出書房新社)からお気に入りの一節を紹介しながら、街を歩いている時におぼえる過去や未来の時間が今ここに流れ込んでくるような感覚、積層的・リニアな時間軸から逸脱する同時多層的な時間感覚への共感を語った。それを受けて渋谷は、作曲という営為において経験され得る時間感覚もそのようなものであると説きつつ、日本の都市にあふれている音楽は規律的なビートに支配されたものが多く、そのことにより都市体験における豊かさが、そこにあるべき多層性や複層性が損なわれているのではないかと、音楽家ならではの観点から指摘を行った。一方、朝吹は、コロナ禍の東京において、飲食店などから漏れ聞こえてくる音や匂いがなくなってしまった時、それまではそれらを不快に感じることもあったものの、街から生命感が失われてしまった感覚をおぼえたことを述懐した。単数性・規律性に回収されないものや、ノイズ・不純物。そこにこそ都市を、生活や社会を真に豊かにするための何かが宿っているのかもしれないと、2人のクリエイターの鋭敏な感性・言葉は教えてくれた。

生活や社会を真に豊かにしていくために必要なもの

五感に訴えかけてくるアート作品やアクティビティ、ジャンルや境界を横断する音楽、文化や社会の来し方行く末を照らす言葉——。そんな多彩さと創造性に満ち溢れたコンテンツ・プログラムがあまた展開された2日間は、「プラダ」の芸術・文化への敬愛と真摯な思いを改めて伝えるとともに、生活や社会をより豊かで実りあるものにしていくために必要なものとは何かということについて、思いを巡らせ考えていく契機ともなった。「プラダ」と庭園美術館によりつくられた特別な庭、そこで過ごした時間は訪れた1人ひとりの中で色褪せることなく輝き続けることだろう。その煌めきに宿るものを、私たちはラグジュアリーという言葉で呼ぶのかもしれない。

■「PRADA MODE 東京」
日程:5月12・13日
場所:東京都庭園美術館

The post 「プラダ」が庭園美術館で繰り広げた文化・芸術の2日間 日本初開催のイベントシリーズ「PRADA MODE」をレポート appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
江之浦測候所のある甘橘山の農園で栽培されたレモンを使用した「甘橘山コールドプロセスソープ」が発売 https://tokion.jp/2023/03/17/coldprocesssoap-hiroshisugimoto/ Fri, 17 Mar 2023 09:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=176022 杉本博司が設計した江之浦測候所のある甘橘山の農園で栽培されたレモンを使用した石けんが発売。

The post 江之浦測候所のある甘橘山の農園で栽培されたレモンを使用した「甘橘山コールドプロセスソープ」が発売 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
現代美術作家・杉本博司が設計したアートサイト、江之浦測候所のある甘橘山(かんきつざん)の農園で栽培されたレモンを使用した「甘橘山コールドプロセスソープ」が発売した。価格は¥4,400で、「ストーン・エイジ・カフェ」と農業法人「植物と人間」の公式オンラインショップで購入が可能だ。 

「甘橘山コールドプロセスソープ」は天然由来成分100%で、合成香料や合成着色料、防腐剤や酸化防止剤は一切使用せず、甘橘山で栽培された農薬不使用レモン果皮から抽出したエキスと精油を配合している。石けんの原点ともいえるコールドプロセス製法を採用し、低温で上質な植物オイルとアルカリを時間をかけて反応させ、45日以上熟成・乾燥を経て完成する。コールドプロセス製法で作られたソープには保湿効果のあるグリセリンがたっぷり含まれ、熱による影響を受けにくいため美容成分がそのまま活かされる。1つ1つ手作りで、きめ細やかな泡とナチュラルな香り立ちが特徴で、顔からボディまでユニセックスで使用できる。

杉本が命名した江之浦測候所内の甘橘山では、12年前から農薬を使わず柑橘の栽培を続けてきた。同地で柑橘園を運営する農業法人「植物と人間」は、形が不揃いだったり果皮に黒ずみが見られる等、見た目の理由から出荷できないレモンを有効活用したい、という思いから「甘橘山コールドプロセスソープ」を制作した。コールドプロセス製法を採用することにより廃液を1滴も出さず、製造工程においても自然環境に配慮。パッケージもプラスチックフリーとし、外箱には桐材を使用している。

「植物と人間」は、人類が生まれてから今日までの植物と人間の関わり方を再認識し、これから先も持続可能な植物と人間の共生を維持することをミッションとしている。 後継者不足に悩む柑橘農園が多い中、甘橘山では耕作放棄地の再生を目指し自然の力を活かした農薬不使用栽培に取り組んでおり、多種多様な柑橘類が実るようになり、公式ウェブサイト等での販売もスタートした。また、周辺地域とも協働し、地域活性化や自然体験イベント、農地活用の研究・教育事業を推進する準備を進めている。2021年10月に、甘橘山で収穫された農薬不使用栽培の柑橘類を使用したドリンクやフード、加工品を販売するカフェ「ストーン・エイジ・カフェ(Stone age Cafe)」をオープンし、サステナブルな取り組みの実践の場として活用している。

■「ストーン・エイジ・カフェ」
住所:小田原市江之浦362-1(江之浦測候所入口)
営業日:土曜、日曜、祝日
営業時間:10:00〜16:30

The post 江之浦測候所のある甘橘山の農園で栽培されたレモンを使用した「甘橘山コールドプロセスソープ」が発売 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
江之浦測候所が「ワールド・ウェザー・ネットワーク」のパートナーとして参加 夏至に「夏至光遥拝100メートルギャラリー」のライヴ配信も https://tokion.jp/2022/06/16/enoura-worldweathernetwork/ Thu, 16 Jun 2022 07:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=124866 小田原文化財団が「ワールド・ウェザー・ネットワーク」のパートナーとして、江之浦測候所を拠点に参加。

The post 江之浦測候所が「ワールド・ウェザー・ネットワーク」のパートナーとして参加 夏至に「夏至光遥拝100メートルギャラリー」のライヴ配信も appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
小田原文化財団はロンドンを拠点に活動し、ユニークなアート展示をプロデュースする Artangel をはじめ、世界各国のアート機関とともに「ワールド・ウェザー・ネットワーク(World Weather Network)」のパートナーとして、江之浦測候所を拠点に参加する。

「ワールド・ウェザー・ネットワーク」は、気候の緊急事態に対応するために結成され、ヨーロッパ各国に加えて、ドバイ、インド、ニュージーランド、韓国等、世界中の29におよぶアート機関によって設置されるウェザーステーションを繋ぎ、見て、聞いて、学び、行動へと導くことを目的にしている。

6月21日〜2023年6月21日までの 1 年間、「ワールド・ウェザー・ネットワーク」に参 加するアーティストや作家、地域社会が、各地域の天候の観測結果とストーリー、解析情 報、画像等を共有することで新たに生まれる意見や視点を発信する。また、気候科学者や環 境問題の専門家達と連携し、世界各地の気象と多様な世界観について、地域や言語を横断しながら紐解く。

第1弾として、夏至にあたる6月21日の4:00〜5:00に、「夏至光遥拝 100メートルギャラリー」 を太陽光が駆け抜ける様子を世界に向けてYouTubeとInsatgramでライヴ配信をする他、12月22日には冬至光遥拝もライヴ配信を実施する予定だ。

2017年、江之浦測候所の開館当時、設立者の杉本博司は「縄文時代以来連綿として受け継がれてきた日本文化の特質、それは人と自然が調和の内に生きる技術だ。自然の内に八百万の神々を祀りながら、日本人は独特の文化を育んできた。今、自然破壊の限りを尽くさねば生き残れない、後期資本主義の過酷な世界の中で、一番求められているのが、その日本文化の技術なのだ」と語っている。

■夏至光遥拝 ライヴ配信
日付:6月21日
時間:4:00〜5:00
配信プラットフォーム:YouTube @Odawara Art Foundation、Instagram @enoura_observatory
料金:無料

The post 江之浦測候所が「ワールド・ウェザー・ネットワーク」のパートナーとして参加 夏至に「夏至光遥拝100メートルギャラリー」のライヴ配信も appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
杉本博司初の自叙伝『杉本博司自伝 影老日記』が刊行 『江之浦奇譚』に続く自装のカバー https://tokion.jp/2022/03/31/hiroshisugimoto-autobiography/ Thu, 31 Mar 2022 05:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=106812 杉本博司が2020年に日本経済新聞で連載した「私の履歴書」に大幅加筆した自身初の自叙伝『杉本博司自伝 影老日記』が刊行した。

The post 杉本博司初の自叙伝『杉本博司自伝 影老日記』が刊行 『江之浦奇譚』に続く自装のカバー appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

現代美術作家の杉本博司が2020年に日本経済新聞で連載した「私の履歴書」に大幅加筆した『杉本博司自伝 影老日記』が発売した。価格は¥3,190。

「記憶の始まり」から現代美術作家として世界的に注目されるまでの軌跡や現在進行中の最新プロジェクトまで、これまで語られることのなかったエピソードを豊富な図版とともに綴った杉本初の自叙伝となる。

杉本が蒐集してきた古裂コレクションから正倉院裂、法隆寺裂、平安時代の古裂を使用した、『江之浦奇譚』に続く自装によるカバーにも注目だ。

The post 杉本博司初の自叙伝『杉本博司自伝 影老日記』が刊行 『江之浦奇譚』に続く自装のカバー appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
現代美術作家の杉本博司のヴィンテージポスター展が開催 銀座 蔦屋書店の5周年企画として https://tokion.jp/2022/03/24/hiroshi-sugimoto-vintage-poster/ Thu, 24 Mar 2022 07:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=104811 4月1〜5月8日開催。新刊『杉本博司自伝 影老日記』の刊行記念ミニトークイベントも実施。

The post 現代美術作家の杉本博司のヴィンテージポスター展が開催 銀座 蔦屋書店の5周年企画として appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>

銀座 蔦屋書店は、5周年企画として現代美術作家の杉本博司のヴィンテージポスター展を4月1から5月8日まで開催する。杉本博司は、2017年の同店の開業時には展覧会「Sensible Garden 感覚の庭」の作品展示を行っている。

本展では、杉本作品を代表するシリーズから5種類のヴィンテージポスターを展示・販売する。ポスターサイズは、約H70.3cm×W70.4cm(※イメージによって若干のサイズが異なる)、額装サイズは71.8cm x×71.8cm(5種共有)、オフセット印刷で価格は¥165,000~(額装費別)となっている。

また、日本経済新聞紙上に30回にわたり連載された「私の履歴書」を下敷きにして大幅に加筆された新刊『杉本博司自伝 影老日記』(新潮社、¥3,190)の刊行を記念して、2022年4月9日の15:00~15:30にミニトークイベントをオンライン配信。聞き手役には、雑誌「BRUTUS」で杉本博司の特集を組むなど、公私ともに親交のある美術ジャーナリストの鈴木芳雄を迎え、いかにして杉本博司が世界的な現代美術作家となったのか、その軌跡をさまざまなエピソードと共に巡る。トークイベントには参加券が必要で、サイン入り書籍付きオンライン参加券は¥3,690(送料込み)で販売している。

The post 現代美術作家の杉本博司のヴィンテージポスター展が開催 銀座 蔦屋書店の5周年企画として appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
「杉本博司:日々是荒日」が京都・両足院で開催 11日間限定でふすま絵や掛軸を初公開 https://tokion.jp/2021/08/25/sugimotohiroshi_hibikorekoujitsu/ Wed, 25 Aug 2021 09:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=54727 現代美術作家・杉本博司が制作したふすま絵と掛軸が、京都の両足院大書院で特別展「杉本博司:日々是荒日」として初公開。

The post 「杉本博司:日々是荒日」が京都・両足院で開催 11日間限定でふすま絵や掛軸を初公開 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
現代美術作家・杉本博司が制作したふすま絵と掛軸が、京都の両足院大書院で特別展「杉本博司:日々是荒日」として初公開される。

会場の両足院は、臨済宗建仁寺派の塔頭寺院で室町時代に開山。大書院は今から約160年前に、京都府指定名勝庭園であり、初夏に見頃となる半夏生で知られる池泉廻遊式庭園に面して建てられた建造物である。

「杉本博司:日々是荒日」の一般公開は11月1〜14日を予定しており、杉本の代表的なシリーズのひとつであり、写真乾板の上に人工的な雷を起こしその稲妻を可視化させた「放電場」を襖絵にした襖絵東面「放電場」(8枚、2021)を公開。また掛軸「日々是荒日」(2021)、掛軸「日々是口実」(2021)とともに、光学硝子五輪塔なども展示される。鑑賞は完全予約制で9月1日からRYOSOKUホームページで受付を開始する。

■「杉本博司:日々是荒日」
会期:11月1~14日(3日は貸切。9、11日は閉館)
会場:両足院
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
時間:10:00-15:00(最終入館:14:30)※完全予約制
休日:日曜、月曜、祝日
鑑賞料:¥2,000
定員:8名(30分ごと)
Webサイト:https://www.ryosoku.com/hiroshisugimoto

The post 「杉本博司:日々是荒日」が京都・両足院で開催 11日間限定でふすま絵や掛軸を初公開 appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
連載「時の音」Vol.9 杉本博司が4半世紀以上にわたり取り組む江之浦測候所 運命とも因縁ともいえる数々の “奇譚” https://tokion.jp/2021/01/12/series-tokinooto-vol9-hiroshi-sugimoto/ Tue, 12 Jan 2021 06:00:37 +0000 https://tokion.jp/?p=15171 2017年10月に神奈川県小田原市江之浦に「遺作」と言う「江之浦測候所」をオープン。2020年10月には彼の数寄を凝らした集大成的著作『江之浦奇譚』を上梓。

The post 連載「時の音」Vol.9 杉本博司が4半世紀以上にわたり取り組む江之浦測候所 運命とも因縁ともいえる数々の “奇譚” appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>
その時々だからこそ生まれ、同時に時代を超えて愛される価値観がある。本連載「時の音」では、そんな価値観を発信する人達に、今までの活動を振り返りつつ、未来を見据えて話をしてもらう。

今回は現代美術作家、杉本博司。視覚が現実と虚像の間を往来する《ジオラマ》や、映画1本分の長時間露光による《劇場》、世界中の水平線を撮り続ける《海景》など、大型カメラを使った精緻な写真表現で国際的に高い評価を得ている。のみならず、古美術収集、建築設計、近年は文楽やバレエなどの総合監督など、その多彩な活躍ぶりに、かえって正体がつかみにくいともいえる人物だ。

2017年10月には、神奈川県小田原市江之浦に自ら「遺作」と言う「江之浦測候所」なる施設をオープン。構想に10年、工事に10年の年月をかけてつくられたというその場所は、日本文化の精髄を発信する場であり、人類とアートの起源に立ち返りうる場であり、彼の数寄を凝らした集大成的作品でもある。2020年10月にはこの地に引き寄せられた物たちとの因縁を記した『江之浦奇譚』を上梓。コロナ禍によって日本長期滞在を余儀なくされているという杉本御大に、都内のアトリエで話を聞いた。

——江之浦測候所の元になっているのは、5〜6歳の頃、江之浦で見た原風景と語られていますよね。旧東海道線を走る湘南電車の列車がトンネルを抜けると大海原が広がっていて、「自分はいるんだ」と気がついたと。

杉本博司(以下、杉本):現実的なビジュアルとしてはそれが初めての記憶ですね。ずっと心の中にある。

——それを聞いて思い出されるのは江之浦測候所にも展示されている杉本さんの〈海景〉で、このシリーズ作品は「古代人が見ていた風景を、現代人も見ることは可能なのだろうか」という問いから始まっているとのことですが、その幼少期に、時空を超えて自分の存在を認識するような感覚があったんでしょうか。

杉本:幼少期の認識としてはそんなにはっきりしたものではないけれど、なんとなく、血の記憶っていうのは自分の生前の記憶までさかのぼれるんじゃないかという気がする。その海を見ていた縄文時代の人の記憶や、それ以前に猿が人間になった頃の記憶とか。で、なんで人間は意識っていうものをもってこういうふうに社会を形成してきたのかとか、「人間って何?」っていうことをずっと考えてきた、というか思い出したいと思ってる。それが人生における1つのテーマでもあると思うのでね。

——5〜6歳の頃はどういう子どもだったんですか。

杉本:部屋にこもってよく鉄道模型づくりなんかをしていましたね。家にはお手伝いさんがいて、母親は仕事でいなくて。1人で遊ぶことが多かったからか、妄想癖があって、なんか普通の人と僕はちょっと違うかもしれないって思ってた。Hallucinogenic vision(幻影)が見えて。あれは小学校2年の時かな、母親が教育方針としてキリスト教がいいと思っていたらしくて、近くの日曜学校(教会が日曜日に児童を集めて行う教育活動)に行ってたんだけれども、ある日、牧師さんの頭に光の輪みたいなのがぼわーっと見えた。こんなの普通ありえないよなと思いながらも、何かのサインかなとか思ってね。すごくよく覚えているんだけど。そういう神秘体験みたいなことがいくつかありました。

——そういう幻影が、その後の作品に結びついていくんですかね。

杉本:だから作家になろうと思った。自分の内的な幻影を具体的に撮って、「証拠写真」として見せるために写真を使うっていう方向になった。アーティストになろうとしてニューヨークに行って、自分の表現手段としてはなにがあるだろうって考えたときに、「写真があるじゃないか」と思いついて。誰もまだやってなさそうだし、売れるか売れないかは別として、現代アートっていう世界に一矢報いることができるようなものがつくれるなと。で、やってみたら意外と上手くいったかなと(笑)。

——江之浦測候所は5000年後をイメージして設計しているということですが、その時、世界はどうなっていると思いますか?

杉本:人類が死滅して文明が滅んで、誰も見ることができない遺跡になっているっていうのが1つのビジョンとしてある。

——人はいないんですね。

杉本:多分そうなるかなと。でも明日をも知れぬ今の世界だから仮想でと。やっぱり2000年ぐらい前、キリストが生まれた頃に2000年後どうなりますかと聞いたってこんなことになるとは誰も想像できなかった。むしろ14世紀に始まって数百年続いたペストの流行で、我々は神に罰せられているんだとみんな思ったからね。もしかしたら人類は滅亡してしまうかもしれないと本当に思っていた。

——今回は対症療法があってそうならない可能性もあるけども、また新たに制御不能なものが出てくるかもしれない。

杉本:どんな生物でも一定の環境の中で個体数を維持できる限界の数っていうのがあると思う。アメーバがシャーレの中で爆発的に増えても、一定数以上は増えなくなるように。だから人間っていう生物がこの地球環境上にこれ以上増えたら困るという自然界の大きな摂理があって、それを自動的に止めるような力が働いているんじゃないかなと僕は思う。環境としては産業革命以前ぐらいまでが限界だったんじゃないかと思っています。

——地球規模で考えると、そうかもしれないですね。

杉本:なぜ人類が生まれてきたかっていうことはまだよくわからない。なぜ動物界の中でこれだけ意識を発展させて、言語を発明して、文字をもって、コミュニケーションの手段を異様に発達させてきたか。貨幣をつくったっていうのもすごい。信用でこの資本主義社会が高度になって、ここ100年でとんでもない規模の拡大が続いていて、何かが制御しないと全滅するっていう自滅スパイラルに入りつつある。そこでコロナがきてる。ポジティブに考えると、我々が生き延びるためにそういう指示が出されているということじゃないですか。

——その制御によって、場合によっては5000年後に生き延びている可能性もありますかね。

杉本:細々と生き延びているかもしれない。核戦争が起こって急に10分の1ぐらいになってしまうというシナリオもあるかもしれない。まぁそれも昔は神の見えざる手が全体をコントロールしてるっていうふうに言われていたけど、近代化の中で宗教心が揺らいでしまってほとんど神も仏もなくても済むという状況になったことがやっぱり近頃の人間の意識の変化としては大きいかなと。人間って神秘がないと詩も生み出せないし、アートも生み出せないんじゃないかと思う。また宗教が復活するんじゃないかとも思います。

——江之浦測候所の「冬至光遥拝隧道」は、冬至の朝にこの隧道を太陽光が真っすぐ貫くということですが、それを見た瞬間はどういう気持ちですか。

杉本:それは神秘的ですよ。開館一年前の朝日が一番素晴らしかった。西高東低の冬型の気圧配置になるとものすごく空気が澄んできれいに見える。開館した年から冬型になるのが1月にずれこむようになっちゃったから、12月の冬至の頃はまだ秋の終わりの秋雨前線みたいなものが残っていて、暖かくて、曇ったり雨が降ったりする。地球の環境は本当に変わってしまったと思いますね。

——奇しくも気候変動を測ることになったわけですね。江之浦測候所を開いて数年経って、気付いたことは他にもありますか。

杉本:まぁいろいろと集めてきて、やはり人間がどうやってアートと関わってきたか、その劣化の歴史が見えます。

——劣化ですか。

杉本:飛鳥時代の法隆寺の礎石のほうが、天平時代の元興寺の礎石より形も良くて存在感が強くて素晴らしい。鎌倉、室町時代になると、どんどん楽しよう、短時間でつくろうというような意識が芽生えてきて、技術も高くなるから簡単につくれるようになるんだけど、そうなればなるほど神秘的な形っていうのは失われていく。で、今の世の中になってしまった。だから大谷石なんかもわざわざ機械を使わないではがした面を出すってことで古代風に見せている。その代わり何万人という人間が石を切って運ぶということをしなくても、ブルドーザーやユンボができて、一作家の貧しい利益でもあれぐらいできるようになったっていうのは、良いような悪いような。

——江之浦測候所はこれからも変化していくんですか。

杉本:まぁいつも現場にいたいという気持ちはあります。次から次にいろんなものが集まってきてるし。石とか物とかが集まってくるんです。だから自分で計画しているっていうよりもそれを整理している感じに近い。今、古美術棟というのもつくろうと計画中です。だいたい設計は終わったので、2022年ぐらいには着工したいです。

——歩いていて突然古美術品に出会う感じもおもしろいですけど、そういう場ができるんですね。

——江之浦測候所の茶室「雨聴天(うちょうてん)」もそうですが、駄洒落がよく出てきて、抜け感があるというか、おもしろいですよね。駄洒落は杉本さんにとってどういうものなんでしょうか。

杉本:出てくるときはコロコロ出てくるものなんでしょうね(笑)。

——どんどん結びついていくかんじですか。

杉本:うん。韻を踏むという感じですね。

——和歌にも通じるんですかね。『江之浦奇譚』は章ごとに和歌が入っていて、しかもあとがきは下の句が「どこからきたん江之浦奇譚」という駄洒落の和歌で締めくくられていて(笑)。

杉本:最後にガクンとくる(笑)。『江之浦奇譚』の歌は、文章を書き終わってからもうひと味加えたくなって、写真と文章と、歌を入れたら三位一体になって良いかなと。1週間くらいで書きましたね。そもそも歌は2016年、NHKの「俳句」っていう番組のオファーや、当時ちょうど東京都写真美術館の「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展という展覧会で俳句を詠んだことがきっかけで。「呆気羅漢(あっけらかん)」という号で(笑)。

——そこにも駄洒落が!

杉本:どっちかというと俳句っていうより狂歌に近いものが多いんで、狂歌詠みにはまた別の「素遁卿(すっとんきょう)」という号をつけました。一応平安時代の書なんかもいろいろ持ってるし、そういう世界をなんとなく体感できるようになってきたのかもしれない。やはり古美術の影響は絶対、圧倒的にあるんだよね。そういう思ってもみない因縁でもって、いきなり俳人としてデビューしたり。書家としてもデビューします。

取材時、アトリエに置かれていた大きな木片には、「青天を衝け」と書かれていた。後日発表された、大河ドラマの題字だ。その主人公は、「日本資本主義の父」として知られ、新しい万札の顔となる渋沢栄一。渋沢の革新性と日本の資本主義経済の発展を表しているかのような右上がりの見事な書。これを書き上げた杉本御大によるコメントのタイトルはこうだった。「大事な題字」。

Edit Jun Ashizawa(TOKION)

The post 連載「時の音」Vol.9 杉本博司が4半世紀以上にわたり取り組む江之浦測候所 運命とも因縁ともいえる数々の “奇譚” appeared first on TOKION - カッティングエッジなカルチャー&ファッション情報.

]]>