「杉本博司:日々是荒日」が京都・両足院で開催 11日間限定でふすま絵や掛軸を初公開

現代美術作家・杉本博司が制作したふすま絵と掛軸が、京都の両足院大書院で特別展「杉本博司:日々是荒日」として初公開される。

会場の両足院は、臨済宗建仁寺派の塔頭寺院で室町時代に開山。大書院は今から約160年前に、京都府指定名勝庭園であり、初夏に見頃となる半夏生で知られる池泉廻遊式庭園に面して建てられた建造物である。

「杉本博司:日々是荒日」の一般公開は11月1〜14日を予定しており、杉本の代表的なシリーズのひとつであり、写真乾板の上に人工的な雷を起こしその稲妻を可視化させた「放電場」を襖絵にした襖絵東面「放電場」(8枚、2021)を公開。また掛軸「日々是荒日」(2021)、掛軸「日々是口実」(2021)とともに、光学硝子五輪塔なども展示される。鑑賞は完全予約制で9月1日からRYOSOKUホームページで受付を開始する。

■「杉本博司:日々是荒日」
会期:11月1~14日(3日は貸切。9、11日は閉館)
会場:両足院
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
時間:10:00-15:00(最終入館:14:30)※完全予約制
休日:日曜、月曜、祝日
鑑賞料:¥2,000
定員:8名(30分ごと)
Webサイト:https://www.ryosoku.com/hiroshisugimoto

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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