今の気分にフィットする、手に入れておきたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」。近づく秋に向けて注目しておきたいビッググラフィックアイテムにフォーカス。バック、フロント、両面と、そのデザインもさまざま。シンプルなスタイルに個性を加えるには最適なアイテムだ。
UNDERCOVER
日常着にビッグアートを織り交ぜて個性を主張
音楽や映画、芸術、さらにはサブカルチャーにと、デザイナーの高橋盾のその時のムードをさまざまなエッセンスでファッションとして表現する「アンダーカバー(UNDERCOVER)」。
同ブランドの今季は、“少しずれた視点の日常着”をテーマにコレクションを展開している。そのコレクションを象徴するワークブルゾンは、マーカス・アッケーソンの絵画作品を大胆に背中にプリントした1着。さらにフロント部分は、同作品をはめ込みパッチで表現しており、こだわり抜いたデザインとなっている。ちなみにこちらは、くもの足で遊ぶ子どもが描かれた「Childs Play」という作品。
ダークな世界観ながらも、中綿が入っていたり日常着としても着られる仕上がりは、まさに「アンダーカバー」らしい。シルエットもきれいなので、オーバーサイズを選んで細身のパンツに合わせても、ジャストサイズでバランスをとっても楽しめるはず。
C.E
ファッションの自由さを表現するビッグシルエット&プリント
スケートシング、トビー・フェルトウェル、菱山豊の3人によるブランド「C.E(シーイー)」から紹介したい新作アイテムは、同ブランドの立ち上げの2011年よりリリースされているグラフィックTシャツ。こちらのTシャツは、コットン100%の薄手天竺生地を使用した柔らかな生地感とビッグシルエットが特徴で、さらにその大きなシルエットを生かした大判のシルクスクリーンプリントが強烈な個性を放っている。アートでシルクスクリーンの作品を買おうと思えば高価になってしまうが、こちらは見て楽しむだけでなく、着て楽しむこともできる身近なアート作品とも言える。しかも、大きく落とし込まれたグラフィックはフロントのみならず、バックにも表とは違うグラフィックが違うの施されている。大判プリントが故のインクのカスレや溜まりポイントだ。1枚で着るもよし、シンプルなシャツやカーディガンから覗かせてアクセントにしてもちょうどよさそう。
AïE
今のムードをまとったビッググラフィックスウェット
「エンジニアード ガーメンツ」のデザイナー、鈴木大器のアシスタント経験を経た宮本健太がデザイナーを務める「AïE(エーアイイー)」からピックアップしたいのは、2017年のブランドスタート時にビジュアルイメージにも使われたマスクをモチーフにしたスウェット。マスクと言えば、このコロナ禍のムードにも通ずるところもあって、まさに今着たい1着ではないだろうか。フロント全体で表現した大胆なグラフィックもさることながら、ルーズなシルエットに柔らかな生地感と裏地がフリースになっているのが、これからの季節の変わり目にぴったりだ。バックには、コレクションシーズンを指す“SONG21”がさりげなくプリントされている。
同グラフィックを使用したアイテムは、スウェットの他にフーディもリリースされるので、好みのスタイルに合わせて選んでほしい。