「ステラ マッカートニー」がサステナブルな新コレクションを発表 日本のキャンペーンでは窪塚愛流や河合優実らが登場

「ステラ マッカートニー」は、環境に配慮したユニセックスなクラシックアイテムを取り揃えるカプセルコレクション「ステラ シェアード 3」をローンチする。全国の店舗では11月3日から取り扱うほか、伊勢丹新宿本店では10月27日〜11月9日にポップアップストアを開催して小物を先行販売する。また、京都大丸でも11月3日~16日にポップアップストアをオープンする。

「ステラ シェアード 3」は、昨年発表したAからZまでのアルファベットが頭文字の26つの単語からなる、サステナビリティやブランドの精神性を示す新ビジョン「マッカートニー A to Z マニフェスト」の“Y is for Youth(ユース)”に着想を得て、世界の3人のクリエイターをフィーチャーしたアイテムを展開する。参加したのは、ロンドンのエド・カーティス、ニューヨークのアーティスト兼デザイナーのミファンウィー(メイジー・ブルーム)、アントワープのグラフィックアーティストのトム・トッセイン。素材は、オーガニックコットンのジャージーやデニム、再生ナイロン、再生カシミヤ、環境再生型農業環境へのコミットメントに基づく農地から採取されたトレーサブルウールなど、サステナブルなものを採用した。

日本では、俳優・モデルの窪塚愛流、DYGLのNobuki AkiyamaとTAWINGSのコニー・プランクトンによるバンドDeadbeat Painters、俳優の河合優実を起用したキャンペーンを展開。撮影は写真家・映像作家の中野道が担当し、ムービーではNobuki Akiyamaが今回のために音楽を制作した。

エド・カーティスとのコラボでは、再生ナイロン製のリバーシブルのパファージャケットやボリューミーなトラウザーズ、レーザープリントを施したデニムアイテムや、スプレーペイント風のブランドロゴをあしらった毛足の長いソフトニットや厚手のロールネックやクルーネックのトップス、サイケデリックなプリントのスウェットのセットアップなどを用意する。

ミファンウィーを代表する、太陽や花に顔を描いたマーブリング作品は、半袖シャツやボリューミーなシルエットのトラックパンツ、ボクサーショーツ、クルーネックジャンパー、オーガニックコットンジャージーのTシャツやペールイエローのフーディといったアイテムに落とし込んだ。

トム・トッセインは、ブランドロゴを再解釈して、“Restoring the balance (バランスを取り戻そう)”というスローガンとともに独自のフューチャリスティックなスタイルで表現。また彼は、アルファベットの“S”を稲妻や陰陽のシンボルに変化させたほか、“S”を頭文字とした“Sky(空)”や“Safe(安全)”、“Strawberry(いちご)”など、彼にとってサステナビリティを象徴する言葉を並べたデザインを提案。それらを、ミリタリーパーカー風のボンバージャケット、デニムやボリューミーなフリースのセットアップ、ニットウェア、レジャーウェアなどにあしらった。

ヴィーガンアクセサリーでは、カーティスのアートワークをフィーチャーして、スプレーペイント風のブランドロゴを刺しゅうしたミニやマキシサイズのアイコンバッグ“ファラベラ”、同じアートワークを採用したミニウォレット、クルエルティフリーなファーフリー素材のトートバッグなどをラインアップ。また“ステラ #スタンスミス”は、「アディダス」のクラシックスニーカーとしては初となるヴィーガン素材仕様となり、グリーンとパープルの2色が登場。リサイクルポリエステルのアッパーや生分解性素材のトラクターソールといった再生可能素材から作られたスニーカー“リクリプス”には、新色のネオンイエローが加わる。

他にもカプセルコレクションでは、ヴィンテージから得た着想に現代的な解釈を加えたバラクラバ(目出し帽)、ニットアクセサリー、クラシックなベースボールキャップもそろえる。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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