今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」。今回は、コーディネートのアクセントにおすすめしたい日本発信のシューズにフォーカス。どのシューズにもこだわりが詰まっているので、自分好みの1足を見つけてほしい。
General Scale
「メゾン ミハラヤスヒロ」が手掛けるサステナブルスニーカー
2021年春夏から本格的にスタートを切った「メゾン ミハラヤスヒロ」が手掛ける「ジェネラルスケール(General Scale)」。リリースされるスニーカーは、すべて天然由来の素材を使うなど、素材に徹底してこだわっており、トレーサビリティを向上させることもコンセプトにしている。今回ピックアップした1足は、モデル名に“PAST”とあるように「過ぎ去った時間の美しさを再現することにより時をよみがえらせる」という意味が込められており、ソール部分などが経年劣化で履き古したような風合いを再現しており、シューズ好きも納得の完成度。サステナブルでかっこいい、ありそうでなかった1足をぜひ。
MIDORIKAWARYO
浅草から世界へ。機能とファッションをデザインするレザーシューズ
浅草のシューズメーカーで修業したデザイナーが独立後、浅草から世界に向けて立ち上げたレザーシューズブランドが「ミドリカワリョウ(MIDORIKAWARYO)」だ。このブランドの魅力は、シューズにとって重要な歩きやすさや足を守るといったことを大事にしながらも、ファッション性も追求しているところ。今回のモデルは、チェーン状に編み上げたアッパー部分など、まさにデザイン性が高い。さらにスリッポンタイプなので、着脱も楽ちんで、履く人の甲の高さに合わせて編み込んだアッパーが伸縮するなど、機能面も抜かりなし。そしてタンの先端部分は、スポンジを丸ごとくるんでいるため、長時間の歩行でもストレスを感じることはないそう。シンプルに見えて、実は細部までとことんこだわりが詰まったシューズだ。
Onitsuka Tiger
「オニツカタイガー」の伝統と歴史が宿るジャパンメイドの最高峰
先日、ミラノコレクションにおいて2022年の春夏コレクションをデジタルフィルム形式で発表した「オニツカタイガー」。同ブランドが「日本のブランドとして今一度、日本のもの作りの良さを伝えたい」と2008年からリリースしているのが、今回紹介する“NIPPON MADE”シリーズだ。このシリーズでは、素材やディテール、クオリティの高さといったすべてにこだわった、日本の職人技が詰まっている。ピックアップしたモデルは、1980年代にリリースされたアーカイブシューズ“TIGER ALLY DELUXE”をデザインベースに、洗い加工を施した1足で、アッパーには、日本産のヤギ革を使い、職人が1足1足手作業で作り上げている。まさに現代によみがえる「オニツカタイガー」の本質的な魅力を伝えるシューズだ。