今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でセレクトする「Tokyo Wish List」。冬のファッションは、夏とは違って、引き算するよりはいろんなアイテムを足し算する季節。そこでプラスするならば、寒い季節でしか楽しめないアイテムである、マフラーをはじめとした冬小物がもってこい。今回は、長く使えるベーシックなものから、1点投入で個性を追加してくれるユニーク小物まで幅広くそろえてみました。
doublet
ミニバッグのサイズは、H13cm × W17cm × D10cm
見た目のかわいさに心もほっこり
ファッションは楽しむものというメッセージを個性豊かなアイテムで提案してくれる、井野将之による「ダブレット(doublet)」。今シーズンは、ペッドボトルからリサイクルしたフェイクファーのコートや“服飾戦隊ダブレンジャー”といったユニークなアイテムを多数リリースしているが、冬小物はとってもキュート。なぜなら、グローブはヒツジで、マフラーはネコで、バケットハットはラクダ、そしてミニバッグはアルパカと、とにかくアニマルモチーフが斬新過ぎるフォルムで落とし込まれている。すべてを取り入れて着こなすのは難易度は高いけれども、1点取り入れるのはスタイルに個性が加わるはず。まるでぬいぐるみのような存在は、冬が終わればインテリアとしても使えるかわいさ。そして何より完成度の高さも素晴らしい。あなたならどの子を選ぶ?
AURALEE
スタイル問わずの上品ニット小物
・本文
「TOKION」でのコラボレーションでも高い人気を集めた、デザイナー・岩井良太によるブランド「オーラリー(AURALEE)」。同ブランドの代名詞といえば、糸から開発するオリジナルのテキスタイルに、時代を捉えた優れたシルエットだろう。それは冬小物であれ健在で、ショートストールはチェック柄とフリンジが美しく、ロングに設計されたグローブは柔らかな肌触りとしっとりとした生地感が魅力的だ。ともに上質のカシミヤを採用しているので、品質も文句なし。この冬の自分へのご褒美にしてもいいし、ギフトとしてもおすすめしたいアイテム。エレガントなコーディネートをより上品にしてくれる冬アクセサリーだろう。ショートストールは細めの幅なので、シンプルに巻くだけで、スカーフのようなアクセサリー感覚で使えるのも嬉しいポイント。
UNUSED
まるでコートのように使えるスカーフ
2004年の設立以来、「観念的な枠を取り去り、解体し、存在の新たな形の追及と提案」のコンセプトを掲げたもの作りを続ける「アンユーズド(UNUSED)」。今シーズンリリースされたスカーフも、そのコンセプトに沿った固定概念に捉われないデザインが魅力的な仕上がりだ。ポイントとしては、大判のスカーフにポケットが付いており、それはまるでコートのように羽織ることができるところ。付属の安全ピンで留めることができるので、そのシルエットはとても美しい。生地は、生後6ヵ月までの仔羊の毛を使ったラムウールなので、肌触りも抜群。アウターの上に羽織ることでまたひと味違ったレイヤードスタイルにもなるし、インナーと組み合わせても楽しめるはず。ピックアップ以外にベージュカラーもあるので、好みに合わせて選んでほしい。