海岸のプラスチックゴミがスニーカーに 「アディダス」と海洋環境保護組織によるコラボコレクション

「アディダス オリジナルス(adidas Originals)」は、海洋環境保護に取り組む組織、パーレイ・フォー・ジ・オーシャンズ(Parley for the Oceans)とのコラボコレクションを4月22日に発売する。販売は、「アディダス オリジナルス」の店舗や公式オンラインストアなどで行う。

本コレクションは、海岸や海沿いのコミュニティで回収されたプラスチックゴミをアップサイクルして生まれた素材“パーレイ・オーシャン・プラスチック”を50%以上含む糸を採用し、残りはリサイクルポリエステルを使用した。

シューズは、“スタンスミス”、“スーパースター”、“フォーラム”、“ニッツァ”など12型をラインアップする。全モデルのシューレース、“スタンスミス”と“フォーラム”のキャンバス、ウェビング、テキスタイルには“パーレイ・オーシャン・プラスチック”を100%使用。また、“スーパースター”や“スタンスミス”、“フォーラム”には、生産工程で不要になった“ブースト”を粉砕した素材を20%用いている。さらに、“ニッツァ ハイ ”と“ZX 8000 パーレイ”のアウトソールには天然ラバーを80%採用しており、“ニッツァ ハイ パーレイ”はウェビングを巻き付けて1層ずつ組み立てていくことで、生産工程で生じるゴミを最小限に抑えた。

アパレルは、“パーレイ・オーシャン・プラスチック”を含むリサイクル素材を100%使用したトラックスーツをはじめ、同じく“パーレイ・オーシャン・プラスチック”50%の糸でスリーストライプスのTシャツを展開する。また、生産工程における水の消費量を減らすために、染料を使わずに素材の自然な色を生かしたフーディやスカート、無染色のオーガニックコットンを100%使用したTシャツやモックネックスウェットも展開する。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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