のんが「ロエベ」による新バッグのキャンペーンに登場 スタイリングは北村道子、撮影は長島有里枝

「ロエベ(LOEWE)は、新バッグ“アマソナ16 スクエア”の発売に寄せたキャンペーンのモデルに俳優ののんを起用した。

“アマソナ”は、1975年に平等と自由を獲得すべく歩み始めた女性達に向けて登場したモデルで、2021年にクリエイティブディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)がリデザインした。今回の“アマソナ16 スクエア”は、シリーズで最も普段使いしやすいサイズ感とスクエア型が特徴。ナパカーフのモデルはジャカードストラップ付きで、ブラック、ウォームデザート、アボカドグリーン、 オレンジの4色、アナグラムジャカードのモデルはレザーストラップ付きで、 ネイビー、タン、グリーンの3色を揃える。

今回のキャンペーンは、独自のスタイルで自らの道を切り開いてきた女性が集まって制作しており、2020年のキャンペーンにも登場したスタイリストの北村道子、写真家の長島有里枝が参加。北村は、10代のころに世界中を旅したのち、雑誌や映画、広告などの現場で衣装作りおよびスタイリングのキャリアをスタート。長島は写真だけでなく文筆やインスタレーションなどジャンルを横断して表現を続けており、2021年には金沢21世紀美術館で 「ぎこちない会話への対応策—第三波フェミニズムの視点で」展のキュレーターを務めた。

プロダクト写真の撮影は婦人運動家の市川房枝や歌人・小説家の樋口一葉、彫刻家の青木野枝にまつわる場所を長島が選定し、「The personal is political(個人的なことは、政治的なこと)」のスローガンを着想源に長島の実際の生活空間を中心に行った。スタイリングでは張り出した肩パッドが特徴的なトップスや、身体に密着したアスリートスタイルのような色鮮やかなセットアップ、肩に翼のようなものをあしらったドレスによって現代の戦う女性の姿を提示した。

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有