「リミ フゥ」の20周年を記念した秋元梢・ERIKO NAKAOとのコラボレーション第2弾が発売

「リミ フゥ(LIMI feu)」は、4月に発売した第1弾に続き、モデルの秋元梢とERIKO NAKAOを起用した20周年記念のアニバーサリーコレクション第2弾を11月18日から伊勢丹新宿店、西武渋谷店ほか各百貨店、Yohji Yamamoto 2、WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO OSAKA、及び公式オンラインストアで販売する。

3者に共通する「自分の直感に従って選んだ好きを貫く」をコンセプトに、ジャンプスーツや乗馬パンツ、ブラックドレスなど4つの秋冬コレクション(2002-03/ 2004-05/2006-07/ 2012-13)から6ルックを展開。それぞれにぴったりな3型を秋元梢とERIKO NAKAOが着こなす。

ワークウエアからエレガントなディリーウエアへ移り変わっていく働く女性の歴史を落とし込んだようなエレガントなジャンプスーツは、2004-05年秋冬コレクションのもの。パラシュート部隊の制服が起源とされるジャンプスーツの由来から、エポーレットやジッパー比翼のミリタリーディティールを配置している。カジュアル過ぎず程良くシェイプされた身頃と股上の深いボトムの組み合わせは、「リミ フゥ」らしいハイブリッドなフォーマルさを携えている。

同じく2004-05年秋冬コレクションから、上品な雰囲気を備えたミリタリーシャツと逆三角形のアウトポケットが美しい乗馬パンツのルックも登場。両胸のベローズポケットがミリタリーシャツとしての本格さを漂わせるが、ボタンを隠す比翼仕立てやゆるやかな傾斜をつけたポケット、また前裾のラウンドカットのディティールから「リミ フゥ」が得意とするドレスシャツの要素も持ち合わせている。シャツの後裾はストレートにカットされており、シルエットのアンバランスさも楽しめる。シューレースがあしらわれた乗馬パンツには、着脱を容易にするシームレスファスナー付き。

続いて2006-07年秋冬コレクションから、ビック丸カンをモチーフにしたチェーンベルト付きのコートもラインアップ。大きく仕立てられた衿元と太くゆったりとした袖に広幅の防寒用カフス。これらの凛々しさは、ふくよかなメルトン生地によって緩和されていると同時にコートの機能性を強化している。腰のくびれでウエストを絞ることで肩にかかる重みを背中全体に分散させており、規則的なリズムを刻む丸カンの配列は、フルレングスコートの重厚感に軽快さを持たせている。

2004-05年秋冬コレクションの気分を鼓舞するタイガーパターンのジャンプスーツ。直線的で鋭角なイメージのタイガー柄を「リミ フゥ」オリジナルのリピートによって、繊細かつきめ細やかな印象のジャンプスーツに仕上がっている。圧巻の総柄をプレイフルなスタイリングで楽しんだり、寒い季節に重くなりがちなコーディネートや気分を鼓舞するキーアイテムとしても魅力的。

Y2Kの文脈からは、ホワイトカウレザーのオーバーオールのルックも登場。こちらは2002-03年秋冬コレクションのもの。細くシェイプされた胸あてに配されたシングルのパイピングポケットが印象的なオーバーオールは、ポケットに手を入れて歩く「リミ フゥ」の女性像に基づき、両手を入れた場合でも全体のシルエットが崩れないパターンになっている。調整可能なショルダーストラップと刻印入りのオリジナルボタンを2種類配置している。

静謐かつパンキッシュな2012-13年秋冬コレクションのブラックドレスも復刻。光沢のあるブラックドレスと背中心に真っすぐ並ぶボタン、白いカラーとカフスとの絶妙なコントラストによって、厳粛なクラシカルさと進取の現代性が混在するデザインとなっている。カラーとカフスは取り外し可能。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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