「マメ クロゴウチ」の初の旗艦店が北青山にオープン 空間のテーマは「受け継がれるものの記憶」

「マメ クロゴウチ」が初のフラッグシップストアとなる“Mame Kurogouchi Aoyama”を1月19日に東京・北青山にオープンする。

同店は、表参道の喧騒を抜けた先に静かに佇むレンガ造の建物に位置し、フルラインアップのコレクションからアクセサリー、バッグ、「マメ クロゴウチ ベーシックス(Mame Kurogouchi Basics)」までを取り揃えるブランド初の空間として、新たにデザインされている。

「マメ クロゴウチ ハネギ(Mame Kurogouchi Hanegi)」を手掛けたデザイナー・柳原照弘によって「受け継がれるものの記憶」がテーマに掲げられ、過去・現在・未来を通して連綿と継承される、文化やクラフトへの礼賛を体現するような空間が作られた。周辺環境との共生をコンセプトの核に据えた空間は、元々住宅だった場所の面影を感じさせ、都市の一片として新たに共有されてゆく記憶の一部となっていく様を想像させる。

店内は、壁から、天井、床、什器にいたる空間全体が、左官による印象的な黄色みを帯びた白色で表現されている。珊瑚等が蓄積した沖縄県産の石灰石をベースに、大分県で採取した竹を粉砕し混ぜ込むことで生まれる、独特な質感と立体感が空間に柔らかさと温かみをもたらす。また、着色を一切施さず、自然のまま劣化することのない石灰石が作り出す凛とした静けさは、雪で覆われた長野の山々の原風景と重なり合う。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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