LAシーンとブラジル音楽をつなぐ重要ギタリスト、ファビアーノ・ド・ナシメントの5年ぶりの来日ソロ公演が開催

7月から南青山のBAROOMにてスタートした、“ジャズを核としたその周辺のグッドミュージック”を取り上げるライブシリーズ「JAZZ at BAROOM」。これまでマーク・ド・クライヴ・ロウ × 真鍋大度、笹久保伸、菊地成孔5、BIGYUKI、4Acesなど多彩な面々がパフォーマンスを披露してきた同イベントに、ファビアーノ・ド・ナシメントが出演することが決定した。

ファビアーノ・ド・ナシメントはリオデジャネイロ出身のギタリスト、作曲家、プロデューサーで、現在の拠点はLA。 サム・ゲンデルらとともに多様な音楽が交錯するLAシーンの中核を担う重要人物であり、この8月にはマシューデイヴィッド主宰の〈Leaving Records〉からアルバム『Das Nuvens』をリリースしている。今回のライブでは、6弦・7弦・10弦・ミニギターなど様々なタイプのギターを駆使し、伝統曲のアレンジカバーから未発表の新曲などが演奏予定だ。

本公演の企画者の一人である音楽評論家/〈rings〉プロデューサーの原雅明は以下のコメントを寄せている。

ファビアーノ・ド・ナシメントのソロ・ギターを聴けるのは、喜び以外の何物でもない。リオデジャネイロでギターを習得し、ロサンゼルスでギタリストとしてデビューした彼は、ブラジル音楽の豊かなレガシーと、LAのシーンのオープンマインドな音楽性を併せ持つ稀有な存在だ。エルメート・パスコアールやイチベレ・ズヴァルギの音楽を愛し、朋友サム・ゲンデルにブラジル音楽を教えて演奏を共にしてきた。そして、近年は瞑想的なサウンドスケープやリズミカルでモダンなグルーヴを生み出してもいる。ギター・ミュージックの可能性を拡げる演奏を堪能できるまたとない機会だ。ぜひ、お見逃しのないように!
原 雅明

■JAZZ at BAROOM — ファビアーノ・ド・ナシメント —
日程:10月13日
時間: 18:00OPEN、19;30START
料金:¥5,000 (自由席)※ワンドリンク別
会場:BAROOM
住所:東京都港区南青山6-10-12 フェイス南青山1F
会場webサイト: https://baroom.tokyo/
イベント情報詳細:https://jab231013.peatix.com/

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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