総合格闘家の宇野薫がプロ25年目を迎えイベントを開催 「リーバイス」の柔術着や五木田智央らによるオリジナル作品も

今年でプロデビュー25年目を迎える総合格闘家の宇野薫は、自身がアートなどをキュレーションするイベント「Caol Uno Jiu-Jitsu Gi Art Exhibition」を10月20日〜11月3日に中目黒の「BRICK & MORTAR 中目黒店」と特設オンラインサイト、サテライト会場の「HOLY SHIT」でそれぞれ開催する。

宇野はレスリングをバックボーンに総合格闘技団体「修斗」や「UFC」を始め、輝かしい戦績を残してきた一方で、プライベートブランドの「UCS」やスポーツアパレルブランド「ワンハンドレッドアスレチック」のディレクターも務めている。

同展では、日本の柔道をルーツとし、寝技を主体とした格闘技「ブラジリアン柔術」で着用する柔術着に着目。宇野がファッションに興味を持ったきっかけでもある「リーバイス」の協力を得て、リサイクルデニムを使用したオリジナル柔術着を展示するほか、刺繍作家の小菅くみやアーティストの村上周が手掛けた柔術着をべースにしたアート作品も展示、販売する。会場では「ワンハンドレッドアスレチック」の特設コーナーを設け新作の特別先行予約販売も予定している。

また、同展の開催を記念し、現代美術家の五木田智央が描き下ろした宇野のポートレイトTシャツも販売する。1999年の「プロフェッショナル修斗」以来、20年以上ぶりの顔合わせが格闘技雑誌『KAMINOGE』の協力で実現した。さらに写真家のノルベルト・ルーベンが撮り下ろした宇野のポートレイトを記念フレームにして販売する。

宇野は同展の開催に当たり「格闘技と同じくらい好きなファッション。そのきっかけになった1つが、『リーバイス』のデニム。今でも『リーバイス』のヴィンテージデニムを集めるのが大好きで、いつかデニムを使った柔術着を作りたい、それも自分が大好きな『リーバイス』のデニムでできたら……と20代の頃からずっと思っていました」と念願だった「リーバイス」との協業に思いを込めた。

オリジナル柔術着の制作については「さまざまな表情を持つデニム柔術着は、『リーバイス』のデニムでなければ表せないものだとあらためて感じました。この柔術着をきっかけに柔術やMMA(総合格闘技)などにも興味を持っていただきたい」と語った。 参加アーティストによるオリジナル作品については「リサイクルデニム柔術着、小菅くみさんの手刺繍柔術着、村上周さんによる柔術着のコラージュアート、ノルベルトさん×富士フイルムのポートレートフォト、そして1999年に『修斗』でチャンピオンになった時以来の五木田智央さんによる描き下ろしTシャツとみなさまのご協力で、また夢を叶えていただきました。新型コロナウイルスで、いろいろと変化をしなくてはいけない状況ではありますが、1つひとつのアート作品で、みなさんが楽しく、元気になれる力を少しでも感じていただけたら嬉しい」と締めくくった。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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