「アクネ ストゥディオズ」が雑誌「アクネ ペーパー」全15号の総集編を発売

「アクネ ストゥディオズ」は、2005〜2014年に年2回発行していた雑誌「アクネ ペーパー」の総集本を7月9日に発売する。価格は¥15,400で、国内流通はtwelvebooksが担当する。「アクネ ペーパー」は今までに全15号が発行されており、毎号異なるテーマを設けて、ファッションや写真、芸術、文学、ジャーナリズムといったさまざまな分野を取り上げていた。

568ページで構成される総集編は、デヴィッド・ベイリーやソール・ライター、アーヴィング・ペンら伝説的な写真家や、ロー・アスリッジ、ジェイミー・ホークワース、ヴィヴィアン・サッセンといった現在第一線で活躍している写真家の作品を多数収録する。また過去の号で発表したファッションデザイナーのアズディン・アライアやキム・ジョーンズ、映画監督のデヴィッド・リンチやアレハンドロ・ホドルフスキー、ダンサーのアーサー・ミッチェル、エディター・作家のグレン・オブライエン、アートキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト、俳優のティルダ・スウィントンといったさまざまな業界の著名人のインタビューやエッセイも掲載。そのほか、ファッションジャーナリストのサラ・モーア、写真批評家のヴィンス・アレッティ、ライター・キュレーターのロビン・ミュアーの新しいエッセイも載せている。表紙と巻頭には、アーティストのクリストファー・スミスが「アクネ ペーパー」全15号の各テーマを再解釈したセルフポートレートを採用している。

「アクネ ペーパー」について、「アクネ ストゥディオズ」クリエイティヴ・ディレクターのジョニー・ヨハンソンは「こんな素晴らしい雑誌になるなら、こんな素晴らしい出会いと体験があるなら、そして、こんなにも終わりが寂しいなら……きっと、雑誌など始めなかったでしょう」とコメント。編集長とクリエイティブ・ディレクターを務めたトーマス・パーソンは「『アクネペーパー』は、素晴らしい才能を持った人達が力を合わせて、愛情を込めて制作した雑誌です。これほど文化的に多様な人達と、その表現と知識とが、1つの雑誌に集められたことは、これまで恐らくなかったことでしょう」と創刊から総集編までを振り返り総括した。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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