「グッチ」がブランド創設100周年を祝し、京都で体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」を開催

「グッチ」はブランド創設100周年を祝して、ブランド発祥の地イタリア・フィレンツェの姉妹都市である京都で、体験型エキシビション「グッチ バンブーハウス」を、7月22日から8月15日まで開催する。事前予約制で、特設サイトで予約ができる。

エキシビションの会場となるのは、「グッチ」が創設された1920年代に建造され、京都市の有形文化財に指定されている旧川崎家住宅。茶室や坪庭を備えた伝統的な町家の様式とヨーロッパの建築様式や意匠が共存しているその空間を舞台に、多様な体験を楽しめる。

エキシビション全体を貫くテーマはバンブー(竹)。バンブーは、「グッチ」を象徴するハンドバッグの素材であり、またその節を持ちながら天に向かって伸びていく姿に「グッチ」の100周年という節目への思いを重ね合わせている。竹林のある庭に面した部屋では、バンブーハンドルのバッグをはじめとした「グッチ」の職人技を象徴する貴重なアーカイブのインスタレーションを展開。数寄屋の名工が手がけた茶室は、日本の茶道の伝統と「グッチ」の美の世界観が融合した空間へと再生され、新たに「竹節庵」と名付けられた。

さらに特別にキュレーションされた書籍を集めたライブラリーや、「グッチ」の「アリア」コレクションにまつわるショートムービーを上映するシネマルーム、「グッチ」が1990年代に発表したバンブーハンドルのトートバッグを現代的に再解釈した最新スタイル「グッチ ダイアナ」をフィーチャーしたサロンなどを用意している。

今回のエキシビションは、フィレンツェと京都に受け継がれる卓越したクラフツマンシップと豊かなクリエイティビティにスポットライトをあてながら、旧川崎家住宅に新たな息吹を吹き込み再生する。それは、「グッチ」のクリエイティブ・ディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレが最新コレクション「アリア」のスペシャルムービーで提示した「生命再生」の息吹と通じ合うものだという。

■グッチ バンブーハウス
会期:2021年7月22日〜8月15日
会場:旧川崎家住宅
住所:京都府京都市中京区新町通六角上ル三条町340 
時間:11:00 〜20:00(最終入場は19:00まで)
休日:水曜日
入場:無料、予約制
https://guccibamboohouse.gucci.com

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有