「H&M」と「トーガ」のコラボコレクションの全アイテムが公開 「トーガ」の過去のアイテムを現代風に再解釈

「H&M」は、「トーガ」とのコラボコレクション「トーガ アーカイブス×H&M」の発売に先駆け、これまでの全アイテムとルックビジュアルを公開した。コレクションは9月2日から「H&M」の一部店舗および、公式オンラインストアで販売する。価格は¥1,299〜29,999。ルックヴィジュアルの舞台はロンドンにあるブルータル建築の住宅団地「バービカン・エステート」で、スタイリングはジェーン・ハウ、撮影はジョニー・デュフォートが担当した。

今回のコラボコレクションでは、「トーガ」の過去のヒット商品に現代的なアレンジを加えたアイテムを展開する。ウィメンズは、シルエットを自在に変化できるウールツイルのトレンチコートや、胸ポケットにビーズを散りばめたオーバーサイズのグレーのブレザー、カットアウトや装飾を施したネイビーのノースリーブドレスなどがそろう。他にもチュールドレスやプリーツスカート、スカーフをあしらったパンツなど「トーガ」が得意とするアイテムが登場。また、ビーズのイヤリングやネックレス、ブローチの他、バッグやサイハイブーツ、日本限定商品のウエスタンヒールとスタッズが印象的なパンプスなどアクセサリーも豊富にラインアップする。

メンズは、後ろ身頃をリゾート柄に切り替えたトレンチコートや、ヴィンテージスカーフの柄を裏地に使用したリバーシブルのボンバージャケット、ショートパンツとセットアップで着用可能なジャケットなどをキーアイテムとして展開。また、肩まわりを再構築したブルーのストライプシャツや、複数の柄や色を組み合わせたニット、トレンチコートにも使用したリゾート柄のシャツやパンツなどもラインアップする。小物は三角のポーチ付きベルトやネックレス、ブーツなどで、アッパーの一部をカットアウトしたラバーソールのレザーシューズは日本限定商品となる。

今回の発表にともない、「トーガ」のファウンダー兼クリエイティブ・ディレクター、古田泰子は「ファッションは、アイデアや興味をすぐに、そして非言語的に伝えることができます。『トーガ』では、お客様が自分の着るものに権限を持ち、自分の個性を即座に伝える決断をするというコンセプトを追求しました。今回の『H&M』のコレクションでは、このコンセプトを世界中の人々に紹介したいと思っています」と制作にかける思いを明かした。

「H&M」のクリエイティブ・アドバイザーのアン=ソフィー・ヨハンソンは、「古田泰子さんの手掛ける『トーガ』の独創的な作品が非常に魅力的なのは、『H&M』が汎用性の高いデザインの大ファンだからです。例えば、彼女の特徴であるカットアウトは、素肌に合わせても、スパンコールのアンダーレイヤーと合わせても、グラマラスな効果を発揮します。遊び心がありながらも知的な彼女のスタイルをお客様にお届けできることに感激していますし、お客様が生み出すスタイリッシュな洋服の組み合わせを楽しみにしています」と、今回のコラボを多くの人が自由に楽しめることへの喜びを語った。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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