King Gnu常田大希と新井和輝初のシグネチャーモデルが「フェンダー」から発売 「チューニングの安定感と歪みのノリが抜群なギター」

フェンダーミュージックは、King Gnuのギター・ボーカルの常田大希と、ベースの新井和輝の初となるシグネチャーモデル“Daiki Tsuneta Swinger”と“Deluxe Jazz Bass V, Kazuki Arai Edition”を発表した。両モデルは今年限りの生産で、8月17日から「フェンダー」取り扱い店舗で予約を受け付けを開始し、10月下旬から販売する。常田と新井はかねて「フェンダー」を愛用している。

常田のシグネチャーモデルは、日本製の“Swinger”に大幅なアレンジを加えたもので、小ぶりな24インチスケールとバスウッドの軽量なボディーの組み合わせにより、演奏のしやすさとメタルカバーのソープバータイプピックアップによる太くコシのあるサウンドが特徴だ。ブリッジには、専用のシンンクロナイズドトレモロと、激しくアーミングしてもチューニングが保つようロック式チューナーを搭載。完成以来、常田はほぼ全てのレコーディングとステージで同モデルを使用している。価格は¥165,000。

常田は、「まさか『フェンダー』から自分の楽器が出るとは思ってもいなかったので、めちゃくちゃうれしいです。子どもの頃の常田少年に教えてあげても信じないでしょう(笑)。小ぶりだけどハイパワーでチューニングの安定感と歪みのノリが抜群なギターに仕上がってます。珍しい“Swinger”のボディーとオリジナルのピックガード、それにシンプルかつ小洒落たカラーにもこだわりました。サイズ感が小ぶりだから、男女ともに似合うと思うし、カッティングを楽しんだり、ギャンギャンに歪ませたり、ぶん投げたり、部屋に飾ったり。この子は何をどうしてもかっこいいでしょう」とシグネチャーモデル完成の喜びを語った。

新井のシグネチャーモデルは、今年復刻した日本製の5弦ベース“Made In Japan Deluxe Jazz Bass V”をもとに、アクティブ回路をメインに使用しながらもパッシブのナチュラルな響きを追求した。ローステッドメイプルネックにローズ指板を合わせたほか、ニトロセルロースラッカーが高級感と音の鳴りの良さを演出。オリジナルシェイプのグリップと小ぶりなボディーは、演奏しやすさを高めている。カラーは、ヴィンテージの風合いを再現したサンバーストとナチュラルの2色をラインアップし、それぞれに限定のピックガードを搭載している。また、ネックプレートは、全てのベースプレイヤーに届けたいという新井の思いのもと、サインを刻印したものとプレーンなものを2つ付属。価格は各¥275,000。

新井は、「僕にとって『フェンダー』は、すべての音楽の基盤となっているサウンドで、ルーツそのものです。今回『フェンダー』で自分のモデルが作れるなんて、ミュージシャン冥利に尽きる最高な時間でした。今まで使っている“Fender American Deluxe”をもとに、わがままを全て詰め込んだ1本に仕上げることができました。初めて5弦を弾く人からプロフェッショナルまでいろんな人にぜひ弾いてみてほしいです」と制作を振り返った。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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