糸から開発するオリジナルのテキスタイルと時代の空気感をとらえた絶妙なシルエットが「オーラリー」の代名詞で、生地問屋からのスピンアウトの経験をもとにした素材開発への追求がコンセプトでもある。そのこだわりは、より良い原料を求めて、自身が国内外の産地を飛び回るほど。ブランドに意味深なスローガンはないが、ミニマルなデザインと知的なイメージや穏やかなムードがファンの心をつかんできた。
今回、岩井と「TOKION」のキュレーター源馬大輔の対談から誕生したスキーニットを9月4日に発売する。価格は¥59,400で渋谷にあるMIYASHITA PARKの「TOKiON the STORE」と「TOKION」オフィシャルECで販売する。
素材には、厳しい環境の外モンゴルで育った⽣後6ヵ⽉以内のカシミヤ⼭⽺の⽑のみを使⽤している。世界中で限られたメーカーでしか使用できない希少素材でなので、加工では表現できない、上質な柔らかさや光沢感が特徴だ。カラーはトップ ライト ピンク、トップ ブラックの2色で、素材への負荷を軽減するために原毛を低音かつ時間を掛けて染めた後、自然乾燥で仕上げ、素材そのままの風合いを生かしている。
また、通常「捨て編み」と呼ばれるニットの裾の編みはじめの部分をデザインとして残し、ゆったりとしたシルエットのプルオーバーニットに仕上げた。