Tokyo Wish List ―気分を上げるニューイットバッグ―

今の気分にフィットする、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」。ホットな夏もひと息つきそうな今日この頃、新しい季節のムードをクイックにまとえる新作イットバッグをピックアップ。アートからインスパイアされたコラボラインや定番アイテムの再解釈など、ミニマルなシルエットにひとクセ効かせた個性派から目が離せない。

LOUIS VUITTON

クラシカルなアートを小脇に抱えて

芸術の秋をいち早く感じたいなら、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」から登場したこんなアーティなバッグはいかが? イタリアのアーティスティック・デザイン・アトリエ、「フォルナセッティ」とのコラボレーションラインより、古代ローマ時代をほうふつとさせるようなアートを刻んだコイン型のバッグが登場。
イラストは、カメオブローチの彫刻を思わせるような凹凸感をもって描かれ、スムースなカーフスキンに精巧な型押しで、その絶妙なニュアンスが表現されている。ボディはアンティークな雰囲気のある赤と白のコンビネーション、インナーとストラップはモノグラム仕様に。クラシカルなムードにモダンさを漂わせたデザインは、2021年の秋にローマ時代の絢爛さを運んでくれる。

ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854

GUCCI

レディな手元にネオンを効かせて

1947年、ブランドの品質を守るために(フィレンツェの)職人達によって考案され、長年にわたり愛され続けた「グッチ(GUCCI)」のアイコン的意匠の1つとなったバンブーハンドル。そして今年、1990年代に生まれたバンブーハンドルのトートバッグを現代的に再解釈した、新しいハンドバッグライン「グッチ ダイアナ」がローンチした。
クラシカルなレディのスタイルをほうふつとさせる品行方正なシルエット、ダブルG ハードウェアをセンターに。マットに艶めく滑らかなレザーの質感も、間違いなくレディの嗜みを携える。
そんな中、ひと際アクセントを加えるのが、ネオンカラーのレザーベルト。その昔、バンブーハンドルの形状を保つために機能的に取り付けられていたものが、デザインとしてアップデートしてカムバック。3色がラインアップするベルトは単体でも購入でき、付け替えも可能。ベルトの内側には好きなアルファベットの文字を刻印することもできる。チラリとのぞけばドキドキしそうな、自分の中に秘めておきたいメッセージを忍ばせてみては。

グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177

BOTTEGA VENETA

膨らませただけでこんなにかわいいなんて

「ボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のアイコニックなモチーフ、イントレチャートが立体的に生まれ変わったクロスボディバッグ、パデット カセットに新色が登場。“レーズン”の名を冠する明るめのパープルは、エナメルの光沢感も相まってより明るくポップな印象に。ダニエル・リーによる新生「ボッテガ ヴェネタ」の象徴とも言える、モダンなゴールドのモチーフとのコンビネーションが、どこかレイト80sのような空気も漂わせる。
おなじみイントレチャートの整然と編み込まれたレザーのモチーフはそのままに、ぷくぷくして、コロンとしたフォルムに生まれ変わった瞬間、スマートなジェントルマンのような佇まいから、ちゃめっ気のある女性のような愛らしさを醸し出すから不思議だ。ミニマルなフォルムの中に、最大限の遊び心を閉じ込めて。

ボッテガ・ヴェネタ ジャパン 0120-60-1966

Photography Erina Takahashi
Styling Norie Kurakata
Text Eri Imamura

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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