才能がないからこそ成功できた 『オールナイトニッポン』元ディレクター石井玄インタビュー前編

深夜の人気ラジオ番組『オールナイトニッポン』(以下、『ANN』)の元ディレクターで、現在ニッポン放送の社員として番組のイベントなどのプロデュースを担当する石井玄(ひかる)。オードリーや星野源、佐久間宣行、アルコ&ピースなどの番組では、パーソナリティから「石井ちゃん」「ひかるちゃん」「石井君」と呼ばれ、リスナーからも愛される存在だ。

昨年7月に制作会社ミックスゾーンを退社し、ニッポン放送に入社。ラジオディレクターからコンテンツプロデューサーに肩書きを変えつつ、現在でも『ANN』に大きく関わっている。今年9月には自身の過去を振り返りつつ、約10年間務めたラジオディレクターの仕事についての想いを綴ったエッセイ集『アフタートーク』(KADOKAWA)を出版。ラジオディレクターの仕事を深く知れる貴重な1冊となっている。

今回、出版のタイミングで、石井にエッセイ集を出版するまでの経緯からラジオディレクターに必要なこと、パーソナリティとの関係性、ラジオ業界の今後についてなど、幅広く聞いた。インタビューは前編と後編に分けて掲載。前編では、出版の経緯からラジオディレクターに必要なことを語ってもらった。

――ラジオでパーソナリティがよく「本を出した時はたくさん取材を受けて大変だ」とか、「インタビューで写真撮影するときのポーズが面倒だ」とか言いますけど、実際に自分でやってみるとどうですか?

石井玄(以下、石井):まさにそれに陥ってます。写真は本当に何回やってもわからないですね。ただ、佐久間(宣行)さんみたいな真顔はやめて、笑顔をなんとか入れ込もうと(笑)。すべての取材で笑顔のカットは入れています。

――今日は取材日として複数の媒体のインタビューを受けたそうですが、連続して答えていると、お笑い芸人さんがよく言うように、話がどんどん過剰になるものですか?

石井:本の内容に沿った話なんで、それは大丈夫でしたね。佐久間さんが番組本(『普通のサラリーマン、ラジオパーソナリティになる~佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)2019-2021~』)を出した時に取材に立ち合っていて、よくこんなにトークがパッケージ化されていくもんだなと思ったんですけど。4回取材を受けたとしたら、1回目にしたエピソードが徐々に肉付けされて4回目には完成されていたんですよ。「そんなこと、さっき言ってなかったのになあ」みたいな(笑)。そういうことは僕も多少ありますけど、インタビュアーの方も、ラジオ大好きな人もいれば、エッセイとして興味を持って来てくれた人もいて、質問の角度がちょっと違ったりするので、聞き方で答えも変わる感じがありましたね。連続で取材を受けたことがなかったので、経験としておもしろかったです。

――本を読ませていただいたんですが、ラジオのディレクターさんがこういう本を書いたことって今までなかったんじゃないでしょうか?

石井:僕は読んだことないです。探せばありそうですけども、変わった企画ですよね(笑)。

――『ANN』といった括りがあっての本は過去にもあるんですが、ディレクターという仕事について細かく書いたものはないので、ラジオ好きとしては「こんな本を待っていた」という気持ちになりました。

石井:最初にKADOKAWAの松尾さんという編集者からお話をいただいた時は、まさに『ANN』の企画本みたいなイメージかなと思ったんです。パーソナリティと対談して、写真も入れて本にしていくみたいなことかなと思ったら、「いや、エッセイを書いてほしい」と言われて、「普通の会社員に対し、なかなかのことを言いだしたな」と感じたんですけど(笑)。松尾さんが昔からラジオ大好きなヘビーリスナーなのかなと思ったら、そうじゃなかったんで、「じゃあ、書いてみようかな」って気持ちになったんです。なぜかというと、編集者がものすごくラジオ好きだったら、そう上手くいかないと思っていて。

ラジオが好き過ぎて作る本って、たぶん好きな人にしか届かないじゃないですか。ただでさえラジオが持っているパイが少ないし、その少ないパイをさらに削りにいったコンテンツを作ろうとすると、だいたい上手くいかないんです。でも、今回はそうじゃなく、僕という人間に、「仕事としての向き合い方などを書いてほしいです」というオーダーをされて。制作過程でも「ラジオを普段聴いてない人にも共感してもらえるようにする」という方向で作っていきました。

今日、取材していただいたライターさんの中には、ラジオをそんなに聴いてない方もいましたが、この本の2章で書いた、大学に行かなくなった話や仕事で思い悩んだことのほうが質問の主題になっていて、「そういう人にも届いているんだ」と。そこは編集の方が優秀だったんだなと改めて思いました。

「もし次に本を出すなら口述筆記にするって決めてます(笑)」

――文章もとても読みやすかったです。

石井:ありがとうございます。読みやすいって言われるんですよね。なんでなんだろうと考えるんですけど、自分の言葉にして書こうと決めたのがよかったのかなと。あと、僕は「ディレクターとして1文字も書きたくない」とよく構成作家さんに言ってて、「作家が全部書いてくれ」と。でも、その文章を直すのはディレクターの仕事なんで、その作業は10年間ずっとやってたんです。

人の書いた文章をわかりやすくするとか、伝えやすくするとか、パーソナリティの言葉に対して「こうやって喋ったほうがいいですよ」と指摘するとか、そういう作業はずっとやっていたので、自分が書いたものを読み返した時に「これはわかりづらいな」ってわりと気づいて、書くよりも編集のほうが上手いかもしれない(笑)。さらに本職の編集の人が手を加えているので、それがよかったんじゃないかなって思います。僕に文才があるわけじゃないんで。

——それでも一生に1冊はもったいないです。第2弾、第3弾に今のうちから動き出したほうがいいですよ。

石井:藤井青銅さん(放送作家)にも言われましたけど、もう書きたくないですし、次は口述筆記にするって決めてますから(笑)。佐久間さんの番組本も佐久間さんは書いてないですからね。喋ったものをまとめただけなんですから。この『アフタートーク』の解説も書いてないですからね(笑)。喋ったやつですから。それだけ喋れるのもすごいんですけど。でも、その方法もあるんだって知って、今でも騙されたと思ってます(笑)。

――僕がこれまで石井さんに直接会った時の印象は、飄々としていて、いい意味でノリが軽いイメージだったんです。つぶやきなどでは過去にもありましたけど、本を読んでみて、こんな熱い方だったんだなと感じて。過去につらい経験をしていたのも意外でした。

石井:すごくそれは言われますね。仕事をするために、外向きに人格形成を自分で少ししているんだと思います。僕の根っこにある学生時代のままだったら、およそ社会人として働ける状況じゃなく、痛々しいぐらいに尖っている感じですから(笑)。そのままだと絶対に仕事にならないし、人と仕事をする時に不快な思いをさせちゃダメだなと、社会人になる前の専門学校時代に気づいて、そこで変わったんだと思います。自分の本性を出すのは仕事をする上で必要ないことですし、相手と必要以上に仲良くならなくてもいいので、それは対応できるようになりました。たまに隠し切れないで、相手を怒らせることもありますけど。

才能がなくてもラジオディレクターとして成功した理由

――紆余曲折あってラジオのディレクターになったわけですが、本にあった「僕には才能がない」という言葉がとても印象的でした。本の中ではタイプ別に分けて解説されていましたが、番組を聴いているだけでは、ラジオディレクターの才能という部分はわからないものだなと感じましたね。

石井:例えば、本の中で対談した宗岡(芳樹、ラジオディレクターで石井の師匠的存在)さんって、まず喋りが上手でトークがおもしろいんです。打ち合わせでもおもしろくて、みんなが好きになるというか。それはパーソナリティに対してもそうで、盛り上げて放送に臨むし、放送中も積極的にやりとりして、宗岡さんの言葉がおもしろいから、パーソナリティも盛り上がるんですよ。センスを活かして、その場のアドリブでいろんな音を使う姿をADとして後ろで見ていた。そもそもディレクター1年目、2年目でそんなことができるわけがないんですけど、完成形を見ちゃっているから、全然できない自分に対して落ち込みました。

人望のあるディレクターもいるし、音のセンスが抜群でいい選曲をするとか、音の素材を加工するのが上手とか、そうやって一芸に秀でたディレクターがニッポン放送にたくさんいました。皆さん何か能力があるからディレクターをやっているんですけど、僕は得意なことが見つからなくて。どれをやってもそこそこみたいな感じだったんで、才能がないんだなと。1つもできたことがないんで。

――リスナー側のイメージとしては、宗岡さんが天才と言われてもピンと来なくて、反対に石井さんのほうがセンスを持っているタイプに感じていました。たたずまいや雰囲気で判断しているところがあるのかもしれないですが。

石井:今でこそ違いますけど、僕はそんなにいじられなかったんですよ。愛されキャラでもなかったんで。オードリーさんに今のようにいじられるようになったのも、番組のディレクターになってしばらく経ってからでしたし。とっつきにくいし、見た目もでかいですから。これが小さくて可愛らしかったら、みんなに愛されて、象徴的なディレクターになれたのかもしれないですけど、そういう風にもなれないし。じゃあ、コツコツ技術を磨いて、仕事をちゃんとするディレクターになるしかないなと考えて。

だから、センスがあると言われたことはないですね(笑)。たとえ言われたとしても、その前にものすごく準備しているだけなので。宗岡さんなんてほぼ準備しないで放送に臨んで、パッとやって帰るから、めちゃくちゃ天才っぽいんです。本当は準備していたのかもしれないんですけど。僕の場合はかなり早い時間に入って、たくさん準備して、考えて考えて、度胸があるタイプじゃないから保険もかけておいてやるタイプですから。センス抜群だったらもっと楽に仕事ができるんだろうなってことをずっと考えてましたね。だから、「ディレクターには向いてない」と今でも思ってます。

――逆に言えば、センスがなかったとしても努力を重ねていけば、ラジオディレクターとしては成立するんでしょうか?

石井:そうですね。あとは人の助けをちゃんと借りられればおもしろいものに携わることはできるけれど、「作っている」感覚はあまりなかったですね。手伝わせてもらっている、参加させてもらっているという感覚のほうが強かったです。じゃあ、どうやったら、みんなが気持ちよく楽しくできて、才能を持っている人達がそれを発揮できるのかといったら、仕事をスムーズに進めさせるためにコミュニケーションを取り、連絡もちゃんとすると。当たり前のことなんですけど、それができていれば、ラジオディレクターとしては成立すると思います。社会人全般に言える話ですけど。

――ディレクターという仕事をしていく中で、快感を覚える瞬間はどんな時でした?

石井:生放送中ですね。聴いていておもしろいトークがあるし、その時はリスナーになれるので。フリートークにジングルを打つ時は緊張するからあまり好きじゃないんですけどね。打ったところで、「ここだったな!」って感じるのは年間で1回か2回しかなくて、「ちょっと遅かったな」「ちょっと早かったな」と考えながら、帰りのタクシーに乗る日々でした。基本的には楽しく放送しているんですけど、終わったあとは落ち込むんで。反省のほうが多いですから。

忙しくなってくると、次の日にまた放送があるので、気持ちを切り換えなきゃいけなくて。アスリートみたいな生活だなと思っていました。コロナ禍でそれはより強くなりましたけど、風邪も引けないし、体調悪い状態で放送には臨めないので。別に僕がお腹を壊していても放送に影響はないんですけど、リアクションが悪かったりすると、パーソナリティに「おもしろくないのかな?」と思われちゃうし、眠そうな顔をしてたら、やっぱり「つまらないのかな」と思われちゃうので。

でも、番組イベントをやらせてもらった時は楽しいなって素直に感じました。自分が演出として、『オードリーのANN』のイベントをやったんですが、北九州で開催した時(2018年12月22日開催)に、ここだと思って、若林さんのトークでジングルを打ったら、ドカーン!とウケて。もちろん僕の手柄ではないんですけど、若林さんのトークが跳ねたところに合わさったから、それはものすごく気持ち良かったし、嬉しかったんですね。日本武道館でも近いことができたんですけど、北九州のほうが僕的には満足のいくタイミングで、ここしかないってところで打てたんで(笑)。

あとは、リスナーからの反応があった時ですね。Twitterでもそうですし、直接言われることもあるし、手紙をもらう時もあって、嬉しいなって思います。

これからの『ANN』は野上ディレクターに期待

――『ANN』の後輩ディレクターで、特にこの人は才能があるなと感じるのは誰でしょう?

石井:みんなあると思いますよ。それぞれいいところがあって。才能を感じるという意味では野上(大貴、菅田将暉や星野源、霜降り明星の『ANN』、ぺこぱの『ANNX』を担当)君ですかね。彼を見ていると羨ましく思います。本人は僕みたいなタイプになりたいと悩んでますけど。人ってないものねだりなんですよね。僕は宗岡さんに憧れて、そうなりたいと思っていたけどなれなくて。野上も僕の後ろについてやっていたから、僕みたいな感じでやりたいけど、タイプ的にはセンスでやるタイプだから。野上の独特なセンスが世の中に伝わったらおもしろいんですけどね。人間的にもおもしろいところが多いし、人と違うことを発想するタイプなんで、「そんなことを思いつくの?」って感じます。そういうところはすごいなって思いますね。

――野上さんは“ザ・『ANN』のディレクター”みたいな印象ですよね(笑)。

石井:これからの『ANN』を背負って立つ男じゃないですか(笑)。経験はまだ足りないけど、伸び代は一番あると思います。

ディレクターを辞めて、気持ちが楽になった

――石井さんの中には、『ANN』を担当していた時に、近い未来、ここを離れるという意識はあったんでしょうか?

石井:ありましたよ。『オードリーのANN』の番組本の中でも喋っています(『オードリーとオールナイトニッポン 死んでもやめんじゃねーぞ編』のスタッフ座談会において、「まだ先の話ですけど、どこかのタイミングで抜けざるを得なくなるかもしれないですね」と発言)。新しいものをおもしろいと思えるところは若い人のほうが敏感なので。僕が気づかないところもおもしろがれているから、そういう風になっていくものだと思ってました。40歳、50歳になってまで、『ANN』をやるんだっていう気持ちはなかったです。だからこそ、20~30代の若いうちにやりたいなと。

――ディレクターとしてずっと現場にいたいとは考えなかったんでしょうか? 石井さんはそういうタイプなんじゃないかと思っていたんですが。

石井:僕も自分がそういうタイプだと思っていて、そのために制作会社に入ったんですけど、意外と深夜放送でやれることは全部やったなという感覚があって。あらゆるタイプのパーソナリティとやらせていただいたし、番組イベントもやったし、大きな特番もやったし、番組という単位でやりたいことがもうないなって。

あと、もう1つあったのは、ディレクターとして、さすらいラビーという芸人さんと単発の『ANN0』をやったんですよ(2018年8月28日放送)。さすらいラビーの2人は20代なんですけど、打ち合わせをした時に、明らかに萎縮してたんです。対等じゃなくなっていて、ラジオのディレクターはその関係性でやるのってあんまりおもしろくないなと。だったら、僕じゃない若い人がやったほうがいいと思って。作家さんは台本がおもしろければ、人間的な部分で上下関係はないからいいんですけど、ディレクターは立場が上になるから、そこに年齢差があると、あんまりおもしろくならないんです。これはもう僕がやらないほうがいいなと、若い芸人さんやアーティストとやる時に明確に感じたので、その時に深夜は無理だなって。

実際、やらなくなって、変な感覚になるかなと思ったら、気持ちが逆にすごく楽になったので、自分にかなりの負荷がかかっていたんだなっていう。自分としてはディレクターが向いていると思ったことはなくて、プロデューサーになった時は、「俺、プロデューサーって向いてるな」って感じたんです。調整は上手だし、それまでやっていた仕事もプロデューサーに近くて、「こっちのほうが全然向いている」って今は思います。気が楽です。

――ディレクターとして「現場でキュー振りたいなあ」「生放送を仕切りたいなあ」なんて禁断症状はないんですか?

石井:あるかなと思っていたんですけど、全然なかったです(笑)。野上君を見ていても大変そうだなーって思ってます。

――ディレクターとして現場から離れて、制作会社であるミックスゾーン所属からニッポン放送の社員になりましたが、そういうケースって普通にあることなんですか?

石井:僕が初めてだと思います。もともと今後どうしようか悩んでいる時期に、1回フリーになろうと考えたんですけど、その時にニッポン放送の社員の方に「ニッポン放送に入って仕事をする方法もあるんじゃない?」と提案されて、なるほどなと。放送局の人間になるのはあんまり想像してなかったんですけど、それで考え始めて。「TBSラジオとかTOKYO FMにも入りたいけどなあ」なんて思ったりもしながら(笑)。

そうしたら、ニッポン放送の中途採用試験がちょうどあって、「これを受けたらいいんじゃない?」ということになり、正式に面接を経て、中途採用として社員になった感じですね。きちんと順序を踏んで、辞めてから入社しただけなんです。中途採用試験をやってなかったら入ってなかったと思うんで、そこはタイミングと縁ですね。

――ラジオのスタッフになりたい人はたくさんいると思うんですが、ディレクターを目指している学生さんにアドバイスするとして、何が一番必要な能力だと思いますか?

石井:一番必要なのはコミュニケーション能力だと思います。それは、ディレクターに限らないですけど。本当はセンスがあったほうがいいんですけど、それがなくても、人ときちんと会話ができることが必要です。パーソナリティと仕事して、スタッフと仕事して、リスナーに対しても仕事をしていくので、人と関わりを持てる人じゃないと。人の気持ちがわからないと、リスナーの気持ちもわからないし、パーソナリティの気持ちもスタッフの気持ちもわからないので。

そういうことが必要になるので、学生時代からちゃんと人と喋ったり、社会活動をしたりしたほうがいいと思いますけど、そこが苦手でも、あとで何とかなると言ったら何とかなるとは伝えてあげたいですね。僕も全くできなかったので。学生の時にダメでも、そのあとに頑張れば慣れますから、「私は人と喋れないから無理だ」なんて自分で決めないほうがいい気がします。

――そういう人達にこそ今回の『アフタートーク』を読んでもらいたいですね。

石井:そういう人に向けて書いた側面はすごくあります。だからといって、若手の後輩社員に5冊買ったというクレイジーな子がいたので、それは「何のために?」って(笑)。ありがたいですけど。

後編へ続く

石井玄(いしい・ひかる)
1986年埼玉県春日部生まれ。2011年ラジオ制作会社サウンドマン(現ミックスゾーン)入社。『オードリーのオールナイトニッポン』『星野源のオールナイトニッポン』『三四郎のオールナイトニッポン』『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』やTBSラジオ『アルコ&ピースD.C.GARAGE』などのラジオ番組にディレクターとして携わる。2018年オールナイトニッポンのチーフディレクターに就任。2020年7月にミックスゾーン退社後、ニッポン放送へ入社。エンターテインメント開発部のプロデューサーとして、番組関連のイベント開催やグッズ制作などに携わる。
Twitter:@HikaruIshii

石井玄による初のエッセイ集。「ラジオにまつわる仕事論」「ラジオに救われて業界を目指すまで」「ラジオを共に作ってきたパーソナリティ・放送作家・リスナーとのエピソード」の3パートで構成。番組を語るコラム、放送作家の福田卓也、寺坂直毅、ラジオディレクター宗岡芳樹らとの対談、TVプロデューサー・佐久間宣行の解説「元会社員パーソナリティが語るラジオマン石井玄」などを収録。

■『アフタートーク』
著者:石井玄
価格:¥1,650
ページ数:304ページ
出版日:2021年9月15日
出版社:KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/322103001633/

Photography Hironori Sakunaga

author:

村上謙三久

1978年生まれ、東京都出身。プロレス、ラジオを中心にライター・編集者として活動。『芸人ラジオ』『声優ラジオの時間』シリーズ編集長。著書に『深夜のラジオっ子』(筑摩書房)、『声優ラジオ“愛”史』(辰巳出版)がある。 Twitter:@kensaku999

この記事を共有