アーティストのSoh Souenとサラ・ミリオによる遠隔パフォーマンス 福岡とオランダをつなぎ、“隔たり”と“共有”を考察

福岡県在住のアーティストSoh Souen(ソー・ソウエン)とオランダ・アムステルダム在住のアーティストのサラ・ミリオは、遠隔パフォーマンス『We will sea』を福岡県のアートギャラリー「虚屯」で開催する。日時は11月26~28日の各日19:00からで、チケットはイベント公式サイトで取り扱っている。価格は前売りが¥2500、当日が¥3,000、オンライン配信が¥1,000。

両者が今年5月に始めた『We will sea』は、ZoomやSkypeなどのサービスを用いて通信し、遅延などの現象も踏まえながら、2人の間にある“隔たり”と“共有”を考察するパフォーマンスプロジェクト。2人が同時に同じように動くシンクロのパートでは、オンライン上で発生する遅延によって“隔たり”を可視化する。プロジェクションされた身体像をトレースするパートや、お互いのペン先を合わせて行うドローイングのパートでは、実空間では共存していないものの、2人の描いた線が痕跡として残るため、仮想空間と実空間の“共有”の可能性と限界を表現する。パンデミック収束後には、両者は同じ空間でのパフォーマンスも予定しており、一連のプロジェクトを通して、「他者と通じ合うことはいかにして可能か」という問いを投げかける。

また「虚屯」では、今回のパフォーマンスのアーカイブ展示を12月1~5日に行う。入場は無料。

■We will sea
会期:2021年11月26~28日
会場:虚屯
住所:福岡市中央区平尾3-17-13
時間:19:00開演
入場料:前売り ¥2500/当日 ¥3,000/ オンライン ¥1,000

■アーカイブ展示
会期:2021年12月1~5日
時間:12:00~19:00
入場料:無料

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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