「ティファニー」が第56回NFLスーパーボウルのトロフィーを制作 “ティファニーメーカー”と呼ばれる熟練の職人達の手作業

「ティファニー」は、第56回スーパーボウルでチャンピオンに輝いたロサンゼルスの「ロサンゼルス・ラムズ」に贈られた「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー」を制作した。

「ティファニー」が「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー」を制作するのは、今年で55年目となる。「ティファニー」が誇る卓越したクラフトマンシップと芸術性を証明する「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー」は、職人により手作業で作り上げられてきたすべてのスポーツトロフィーと同様に、スポーツにおける最高の功績を讃える象徴であるだけでなく、「ティファニー」の創造性と伝説的な技術が映し出された芸術品。

トロフィーデザインの原案者は、ティファニーの元ヴァイス プレジデントであるオスカー・リーデナー。1966年、リーデナーが当時のNFLコミッショナーであったピート・ロゼールと会談した際に、ナプキンに描いたスケッチ画がベースとなっていて、デザインには、キックポジションに配置されたレギュラーサイズのフットボールが表現されている。

「ティファニー」はこのデザインを最も熟練した職人達に託し、4ヵ月(合計72時間)の月日をかけてトロフィーを完成させた。職人は、スピニングから銀細工、彫金浮彫り、手作業によるエングレービングから研磨作業まで、伝統的なテクニックと最先端技術を融合させ、重さ約3.2キログラム、高さ約56センチのスターリングシルバー製のトロフィーを制作した。ロードアイランド州にあるティファニーのホローウェア工房では、毎年この「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー」をはじめ、“ティファニーメーカー”と呼ばれる熟練の職人達によって65個のトロフィーが手作業で制作されている。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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