「ティファニー」は、ニューヨークを拠点に活動する現代アーティストのダニエル・アーシャムとのコラボレーションを発表した。
コラボレーションでは、「Bronze Eroded Tiffany Blue Box(腐食したブロンズ製のティファニーブルーボックス)」と名付けた彫刻作品を制作。同作品は、ダニエル・アーシャムが現代のものの未来の姿を想像して再構築するアートワークシリーズ「Future Archeological(未来の考古学)」の最新作で、「ティファニー」を象徴するプレゼントボックスが長い年月を経て朽ちたようなデザインになっている。またコラボでは、ホワイトゴールドをベースに、ダイヤモンドとツァボライトをあしらった“ティファニー ノット × アーシャム スタジオ バングル”も発表した。
ダニエル・アーシャムは1980年にアメリカ・オハイオ州で生まれ。“フィクションとしての考古学”をコンセプトに、彫刻やペインティング、インスタレーションなどさまざまな作品を制作している。また、彼は生まれつきの色覚異常があるため、作品は白や黒のものが多い。今回の彫刻作品については、「私は常に、一目見ただけで文化的に認識できるアイテムに引かれます。ティファニーブルーボックスにはその力があります。今回私は、まるでダメージを受けたようなアンティーク風の仕上げを通して、ブルーボックスが誕生した当初の意図とは異なる方法でアプローチしたいと考えました。この作品は、ブルーボックスの歴史、私たちが生きる今日の世界においてブルーボックスがしっかりと定着しているということ、そして、今後何十年、あるいは何世紀にもわたって、ブルーボックスが私たちにとって意義のある存在であり続けるということが表現されています」と制作背景を振り返った。