今の気分にフィットし、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする連載「Tokyo Wish List」。今回は、これからの季節のスタイリングのアクセントになるアイテムにフォーカス。ブランドを象徴するネームやロゴがあしらわれたアイテムは、どこか1990年代の雰囲気もあって、ウイットに富んでいる。シンプルなコーディネートの外しのアイテムとしてもおすすめだ。
MIU MIU

ストリートにもトラッドにも。スタイルを選ばないベースボールキャップ
「プラダ(PRADA)」を手掛けるデザイナーのミウッチャ・プラダの自由な想像力を、ファッションアイテムとして描き出している「ミュウミュウ(MIU MIU)」からリリースされているベースボールキャップに注目したい。こちらのキャップはブランドロゴを大胆かつストレートに表現したアイテムで、スタイルを問わずにかぶることができる一品だ。インパクト抜群なスパンコールボディのブラックと、シックに見せることができるホワイト、どちらもその潔さが心地よい。スポーティなスタイルに合わせるもよし、ストリートスタイルにさらっとかぶるのもよし、その応用力は無数にあるはず。今の気分なら、トラッドなスタイルの外しとして合わせるのがおもしろそう。
ミュウミュウ クライアントサービス 0120-45-1993
GIVENCHY

サイズは、H20cm × W38cm × D5cm
鮮やかなブルーボディに映えるホワイトの刺しゅうがポイント
ストリートのエッセンスも取り入れながら、歴史あるメゾンに新たな表現を見せてくれているマシュー・M・ウィリアムズによる「ジバンシィ(GIVENCHY)」。その新作となるウエストバッグは、アーティストのジョシュ・スミスとのコラボレーションが実現。鮮やかなブルーのボディの上部にはシグネチャーが大きく刺しゅうで表現され、フロントはネームのゴスプリントが鎮座する。そして、4Gバックルがさりげなくアクセントとしても機能している。サイズは、スマホや財布などが収まるくらいの程よい大きさと容量で、ちょっとした外出や小旅行のサイドバッグとしてもおすすめだ。
ジバンシィ表参道店 03-3404-0360
Courrèges

季節を問わず着回せるアイコニックなジャージ
さまざまなメゾンで経験を積んだベルギー出身のニコラス・デ・フェリーチェが、アーティスティックディレクターを務める「クレージュ(Courrèges)」。その新作であるジップジャージジャケットがクールな装いでリリース中だ。注目したいのは、ジップをまたいであしらわれているアイコン。大き過ぎず、程よいサイズ感が魅力的だ。まさに歴史あるメゾンを現代的に再解釈した1着ではないだろうか。シルエットはややタイトな設計なので、ルーズなデニムなどで上下のバランスをうまく調整したいところ。何よりシンプルなデザインなので、季節を問わずに長く愛用できるのは嬉しい。今の季節なら、Tシャツやタンクトップでさらりと着るのをおすすめしたい。
エドストローム オフィス 03-6427-5901
Photography Erina Takahashi
Styling Norie Kurakata