『トップガン マーヴェリック』により「アヴィレックス」のフライトジャケット“G-1”と“CWU”が注目を集める

映画『トップガン マーヴェリック』が公開されて、「アヴィレックス(AVIREX)」による“G-1 TOP GUN”ジャケットと“CWU”ジャケットが再び注目を集めている。

「アヴィレックス」は1986年公開の前作 『トップガン』で衣装を監修、“G-1 TOP GUN”と“CWU36-P”は劇中で着用されていたことで、人気となった。さらに『トップガン』の大ヒットにより、一大フライトジャケットブームがメンズファッションにおいて旋風を巻き起こし、“A-2ジャケット“、“N-3B”、“B-3ジャケット”、そして“MA-1”は代表的ファッションアイコンとして、白のTシャツとデニムを組み合わせたスタイリングでミリタリーファッションブームの火付け役となった。

現在注目されている“G-1”(¥107,800)はアメリカ海軍を代表するフライトジャケットで、原型は1920年代に開発、1939年に正式採用された。同アイテムは、-10~10℃の気温(インターメディエイトゾーン)用に設計されており、衿のムートンボアとチンストラップベルト、腕回りのアクションプリーツ、ボタン留めのフラップポケットが特徴。

“CWU 36-P”(¥28,380)は、耐熱アラミドと呼ばれるデュポン社の難燃素材“ノーメックス”を用いて、10~30℃(ライトゾーン)用のフライトジャケットとして1978年に登場した。現在、アメリカの陸・海・空・海兵隊の4軍が使用している。初期型はアクションプリーツを備えていたが、航空機の進化とともに複雑になったコックピットの電子機器に引っかかる事態が多発したため、1982年にアクションプリーツは廃止された。現行モデルのバックはフラットになっているが、背中の布地を大きめに裁断することで動きやすくしている。

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有