梅雨も終わり暑さが増していく近頃。この時季でスタイルに取り入れたいのが、シャツ。Tシャツやシンプルなシャツだけでは物足りない、そんな変化を求める時は、デザインシャツがおすすめ。総柄デザインや刺しゅうものと、着る人の個性を演出するにはもってこい。そこで今の気分にフィットし、手に入れたいアイテムをTOKION視点でピックアップする「Tokyo Wish List」では、インパクトあるデザインシャツを集めてみた。この夏のコーディネートのアクセントにぜひとも選んでみてほしい。
DAIRIKU
同色で落とし込まれた総柄メッセージがアクセント
TOKIONでは過去に映画連載に登場いただいた、今や東京を代表するデザイナーとして活躍する岡本大陸によるブランド「ダイリク(DAIRIKU)」。“ルーツやストーリーを感じさせる”テーマの下、コレクションを発表している。今シーズンは“Boy meets Girl”をタイトルに展開しており、本作はそのメッセージを総柄で落とし込んだオープンカラーシャツだ。透け感のある爽やかな生地を使い、これからの季節にさらっと羽織れるアイテムではないだろうか。総柄もブラックで統一された大人らしい仕上がりなのも嬉しいところ。ワイドパンツやショーツなどとも相性も良いので、ゆたっりめをセレクトしてラフに着こなしてほしい。
TOGA VIRILIS
スタイルを華やかに仕上げてくれる半袖シャツ
独創的なアイデアをファッションで表現し続けるデザイナーの古田泰子による「トーガ(TOGA)」。サイズや体形によって、「トーガ ビリリース(TOGA VIRILIS)」「トーガ プルラ(TOGA PULLA)」と複数のコレクションラインを設けているが、コンセプトとしては性別ではなく、シチュエーションで決まるファッションを提案している東京ブランドだ。その「トーガ ビリリース」からリリースされている半袖シャツは、ユニセックスで着られるデザインが魅力的。コットンとポリエステルの混合生地を透け感のある華やかなデザインに仕立て上げている。肌寒い時は、ロンTを合わせたり、カラフルな半袖Tシャツを合わせたりして下地を見せるなど、デザインを生かしたレイヤードを楽しめるのもいい。
FUMITO GANRYU
素材とディテールワークにもこだわったデザインシャツ
TOKIONでインタビューを行ったデザイナー、丸龍文人によるブランド「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」。毎シーズン、コンセプチュアルなアイテムを提案する同ブランドから定番でリリースされているのは、上品に仕立て上げられたシャツだ。今シーズンは、随所に柄とカラーでアクセントを持たせており、素材はボディにリサイクルポリエステル、スリーブには弱撥水性のあるナイロンを採用しているのが特徴だ。シャツでありながらも、まるでウィンドブレーカーのようなデザインがユニークで個性的でもある。後ろ身頃に生地をたっぷりと使用しているため、動きやすく、そしてゆったりとしたシルエットなのにも注目してほしい。夏はショーツに合わせるのがおすすめだ。