「バーバリー」のリカルド・ティッシが退任 新たにダニエル・リーがチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任

「バーバリー」はリカルド・ティッシがチーフ・クリエイティブ・オフィサーを辞任し、今月末でブランドを去ることを発表。10月3日からは新たにダニエル・リーが「バーバリー」のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任する。

ダニエル・リーは英国のブラッドフォードで生まれ育ち、いくつもの受賞歴を持つデザイナー。2018年から2021年まで、「ボッテガ・ヴェネタ」のクリエイティブ・ディレクターを務め、イタリアのラグジュアリーブランドの再活性化に 貢献。それ以前は2012年に入社した「セリーヌ」でプレタポルテデザインのディレクターを務め、「メゾン マルジェラ」「バレンシアガ」「ダナ キャラン」でも経験を積んできた。

ダニエルは「バーバリー」のすべてのコレクションを監督し、 2023年2月のロンドン・ファッション ウィークで デビューとなるランウェイショーを発表する予定だ。

退任するリカルドは「バーバリー」におけるクリエイティブ変革の先頭に立って約5年を過ごした。彼のクリエイティブなリーダーシップのもと、「バーバリー」はブランドイメージを刷新し、新しいビジュアルアイデンティティを導入、トーマス・バーバリー モノグラムを復活させた。また「バーバリー」は、モダンにアップデートした商品をラインナップすることで、若い世代や多様でトレンドに敏感な顧客層を獲得し、顧客体験をラグジュアリーのポジションへと押し上げた。先日ロンドンで発表された 2023年春夏コレクションが、リカルドにとって「バーバリー」で最後のコレクションとなる。

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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