スタイルの差し色は、配色に惹かれるサングラスで――連載「Tokyo Wish List」

サングラスは、寒くなる季節も欠かせない。日差しから目を守るアイテムとしても、そしてファッションアイテムとしても活躍する。定番の黒フレーム黒レンズのサングラスも良いけれど、ファッションとしてサングラスを楽しむなら、フレームやレンズの配色に惹かれるサングラスをアクセントとして取り入れたい。
TOKION視点で紹介する連載「Tokyo Wish List」では、秋冬のスタイルにハマる、カラフルなサングラスをピックアップした。

ayame

丸みのある六角形レンズシェイプとカラーレンズが印象的

自身のブランドだけでなく、国内外のさまざまなブランドでアイウェアデザインやディレクションを行うデザイナー、今泉悠が2010年にスタートさせた「アヤメ(ayame)」。“温故知新”をコンセプトに掲げ、長く愛される上質なアイウェアを提供する。これまでにアパレルブランドとのコラボレーションも複数展開し、愛用する著名人も多いブランドだ。

今回紹介する「アヤメ」のサングラス“HEX RW”は、ブランドの定番モデルの1つ。六角形のレンズシェイプで、ほんのり丸みがあって角が立っていないラインを描いている。そして、顔の印象を変えず軽量化する目的で生まれたと言われるフチなしフレーム(リムレス)を、「アヤメ」独自の構造であるマンレイブリッジと組み合わせてフチなしフレームをより進化させたデザインを採用。淡いカラーのレンズは秋のスタイルでもアクセントになる。

アヤメ 03-6455-1103

THE BEDFORD HOTEL

スタイルに変化を与えるクリアフレームのウェリントンモデル

舞台はブルックリン。架空のホテルに滞在する9人のゲストのストーリーからインスピレーションを得てサングラスをデザイン、製造しているアイウェアブランド「ザベッドフォードホテル(THE BEDFORD HOTEL)」。福井県鯖江の工場で制作されたサングラスは、アンティークなものからトレンドを意識したものまで、9人のゲストのライフスタイルに合わせて幅広くラインアップしている。

紹介するのは、コレクションの中でもリムの太さに存在感があるウェリントン型の“BFH-09”のクリアフレームモデル。クリアフレームのサングラスは定番の黒レンズはもちろん、暖色系のカラーレンズとも好相性で、重たくなりがちなこれからの季節のスタイルに変化を与えてくれるアイテム。テンプルに落とし込まれた模様も印象的だ。
「ザベッドフォードホテル」では、レンズ交換も可能で、偏光レンズや調光レンズ、好みのカラーレンズなど、自分だけの1着にカスタマイズすることもできる。

エムケーラボ https://www.meganeichiba.jp/brand/mklab

BLANC

パステルカラーと厚めのフレームがスタイルをPOPに飾る

日本のアイウェアブランド「ブラン(BLANC)」は、あらゆるファッションやスタイルにフィットするシンプルさをベースに、さりげない遊び心を落とし込んだアイテムを展開している。今回は、パステルカラーのフレームが特徴のポップなサングラスを紹介。

写真の上と下のラウンド型サングラスは、厚め(8mm)の特注生地を使い、テレビジョンカットで立体感を出したモデル。一見、個性が強いデザインに見えるものの、オーバル気味に調整したラウンド型のレンズシェイプ、大きすぎないサイズ感に仕上げることで、日常使いできるファッション性の高いデザインに。イエローはグリーン系のカラーレンズ、パープルは薄めのスモークレンズを採用。

中央にあるウェリントン型サングラスも同じく、厚め(8mm)の特注生地を使い、テレビジョンカットで立体感を演出。縦幅を抑えたことでさまざまなスタイルに合わせやすいモデルに仕上がっている。ポップだけどクセが強過ぎないデイリーユースのデザインが絶妙。

ライト 03-5843-0100

Photography Erina Takahashi
Styling Norie Kurakata
Text Kango Shimoda

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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