「オニツカタイガー」がロンドンの旗艦店でDavid “Mr.StarCity” Whiteによる『I Love Me Some Life』展を開催

「オニツカタイガー」は8月にロンドンの旗艦店に立ち上げたアートギャラリープロジェクト「Tiger Gallery™」で、10月12日から11月26日までアーティストのDavid “Mr.StarCity” White(デイビッド・ミスタースターシティー・ホワイト)の新作絵画8点を展示する『I Love Me Some Life』展を開催する。

Mr.StarCityは、絵画、彫刻、詩、音楽、パフォーマンス、映像、写真など、多彩な媒体を駆使して創作活動を行うマルチタレントアーティストで、本展はイギリス最大規模の現代アートフェア Frieze London(フリーズ・ロンドン)の開催に合わせて行われる。

展示ではうねるような植物の茎から帽子が花開く様子を描いた新シリーズ『Blooms』を発表。同シリーズは、アクリル絵の具、土、木炭などを混ぜ合わせ、まるで風にそっと揺られ、今にも作品から飛び出しそうな、気まぐれな植物の動きを表現。古典的な肖像画の構図を用い、生命の循環を表現した作品となっている
「帽子は私達が毎日かぶる冠であり、花は生命の生態系を表しています。死によって私達は表土となり、その表土が新たな生命を生み出すのです」(Mr.StarCity)。

また、この『Blooms』と並んで、Mr.StarCityが現在取り組んでいるポートレートシリーズの続編となる2作品も展示。『Yellow of the Sun』は、燃えるようなソーラーゴールドを背景色に使う一方、『When it Rains it’s Blue』は、エレクトリックシアンから謎めいた深みのあるインディゴへと色調が変化していく。『Blooms』の植物と同様、こうしたポートレートに描かれた人物も、太陽と雨の両方から私達を守る冠である「帽子」をかぶっている。

本展は、人間のありように対する肯定、信頼、希望が混在する想いを反映させた一連の作品を通してMr.StarCityが探求しているテーマを受け継いでいる。喜びと浮揚感に満ちたキャンバスは、癒しと成長のために互いを必要とし合う人間を象徴し、作品を通じて、Mr.StarCityは、明るく元気な未来への可能性を自信たっぷりに伝えている。

リアルなテーマだけでなく、空想的な題材の作品も色彩豊かに表現し、日常生活の美しさ、情熱、葛藤が一体化した別世界の光景を見事に描き出すことでその評価も高まっている。

author:

TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

この記事を共有