ハードコアパンクを愛する画家・ドラマーの添田陽と画家・高木耕一郎の二人展が5年ぶりに開催

「マーク ジェイコブス」が手掛けるブックストア「ブックマーク(BOOKMARC)」が、画家・ドラマーの添田陽と画家・高木耕一郎の二人展「Abyss」を3月3〜12日に開催する。ハードコアパンクを愛する添田と高木による二人展は実に5年ぶりとなる。

同展ではモノクロのインクやチャコールで描く躍動的で混沌とした添田の作品と、動物をカラフルなタッチで描いた高木の鮮やかな刺繍作品とのコントラストを堪能することができる。さらに、2人で共同制作した作品も多数展示する。展示作品の販売価格は、¥150,000~600,000(予価)となっている。また、初日の3月3日18:00からはレセプションとサイン会が行われる。

展示に際して、それぞれの図録を3月3日から会場と電話、メールで販売する。電話、メールでの販売は3月3日12:00に始まる。会場で販売する高木の図録は、バッグ付き限定100部のBOXセットとなっている。

添田はOAC、breakfast、STRUGGLE FOR PRIDEなどのハードコアパンクバンドのドラマーとして知られる他、主に「ウィールマガジン」でライターをしながら写真家の平野太呂と共にZineを制作するなど、その活動は多岐にわたる。初期は主にアクリル画がメインだったが、ブラック・フラッグ、ソニック・ユースなどのアートワークを手掛けるレイモンド・ペティボンに使い古しの筆と墨汁をもらい、モノクロやチャコールで描く現在の画風となる。その後、アーティストの中村譲治と黒緑lessというアートユニットを結成し、全国で展示企画やZineの発行等を行なっている。絵を描くことと並行してSTRUGGLE FOR PRIDEやfugueといったバンドとしても活動している。

高木はサンフランシスコのアートスクールを卒業後、NYでの活動を経て日本に帰国した。手法はペインティングから刺繍までと幅広く、子どもの頃からの影響を反映した、親近感と違和感が混在する作品を制作する。動物や擬人化された動物をモチーフにすることが多く、高木の作品には匿名性と神秘性が内包されている。

■添田陽 高木耕一郎 二人展『Abyss』
会期:3月3〜12日
場所:BOOKMARC
住所 : 東京都渋谷区神宮前4-26-14
時間 : 12:00〜19:30

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TOKION EDITORIAL TEAM

2020年7月東京都生まれ。“日本のカッティングエッジなカルチャーを世界へ発信する”をテーマに音楽やアート、写真、ファッション、ビューティ、フードなどあらゆるジャンルのカルチャーに加え、社会性を持ったスタンスで読者とのコミュニケーションを拡張する。そして、デジタルメディア「TOKION」、雑誌、E-STOREで、カルチャーの中心地である東京から世界へ向けてメッセージを発信する。

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